2024.12.19
システムの穴を運用でカバーしようとしてミス多発… バグが大量発生、決算が合わない状態から業務効率化を実現するまで
第1102回 仕事に役立つABC『成果を正しく伝えよう』(全1記事)
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熊谷翔大氏:今日は「成果を正しく伝えよう」がテーマです。会社・職場において、その人があげた成果を周りの上司とか同僚が正しく知ることは、とても大切ですよね。なにより上司が正しく成果を知って、正しく評価をすることは、健全な職場運営にとって必要不可欠なことです。
でも、みなさんが評価される立場に立った時に、例えば「私の成果は正しく評価されていないんじゃないか」とか「これだけがんばっているのに上司はちゃんと見てくれない」とか。自分の成果や努力が十分に知られていない、認められていないなと感じた場面、1度は経験があるのではないでしょうか。
特にコロナ禍以降はリモートワークが増えた会社もあるかと思います。それによって、以前よりも伝わりにくくなったと感じている方も少なくないかと思います。もちろん上司が部下・メンバーの成果、がんばりを正しく知る・評価するのは、マネジメントの任務であることは間違いありません。
日々のコミュニケーションや直接見ることができない活躍などは、隣のマネジメントからヒアリングするといった上司の工夫は欠かせないかと思います。
一方で、評価される立場の方が「うちの上司はわかってないな」という感じで終わってしまうのは、ちょっともったいないんじゃないかなと私は考えています。というのも、せっかく成果をあげていたり、見えづらいんだけれどもしっかり周りに貢献しているのであれば、それを知ってもらってしっかりと評価してもらう。
会社にもよるかと思うんですけれども、それを人事評価や報酬にちゃんと反映してもらうことは、ビジネスパーソンとしてはとても大切なことです。だからこそ、仕事の成果を上司や周囲の人に知ってもらう努力をするのは、ある意味で大切な仕事の1つなんじゃないかなと考えています。
難しいのが「どうやって成果を知ってもらうのか」ということです。今日は私・熊谷が思う、仕事の成果を正しく伝える方法を3つお話しいたします。
まず1つ目、ストレートに文字にして伝えましょう。本当に当たり前のことなんですけれども、日々のコミュニケーションや1on1の機会。あと例えば期に1回、MBOみたいな面談の場があるかと思いますので、そういった場面ではっきりと伝えましょう。
遠慮したくなる気持ちもわかるんですけれども、もちろん話を盛るのは避けたほうがいいかと思いますが、自分の成果・がんばりを100パーセント等身大ではっきり伝えるのは、なにも問題がないはずです。
あと上司が成果を把握していないケースは、悪気がなくて知らないだけのパターンが多いんじゃないかなと思います。上司の立場からすると、はっきり言ってもらえるとすごくありがたいんですよね。
可能であればぜひ文字にして書いた上で、ストレートに伝えるのが一番良い方法かと思います。
とはいえ「なかなかストレートには言えないよ」というあなたのために、2つ目の方法をお伝えします。それは「第三者から伝えてもらう」という方法です。どういうことかというと、例えば上司以外に仕事を一緒にやっている先輩や他部署の方から、「何々さん、こんな活躍してくれてるよ」と伝えてもらうということです。
できれば自分の上司と同じくらいの役職の方から言ってもらうとベストかと思います。例えば自分の上司が課長のポジションだったら、隣の課長さんから言ってもらうとかができるのであれば、ベストかなと思います。
この第三者から伝えてもらう方法は、やはり自分自身がしっかりと仕事をして成果をあげていないと、なかなか難しいかと思います。だからこそ、しっかりと仕事をして成果をあげて、第三者から伝えてもらうようにする。そんな良いサイクルを回すのが欠かせません。
そして最後、3つ目ですが、活躍が自然と伝わるような仕事を、自分で取りにいきましょう。この3つ目の方法は、仕事をアサインされる時からの話になります。例えば何か大きなプロジェクトで、成果を出せば自然と上司の耳に届くような仕事を自分で取りにいきましょうというお話です。
もちろん「大きな仕事を任せよう」と周りから思ってもらうためには、日々小さな信頼を積み重ねていくしかないですよね。自分で仕事を取りにいくのも大事ですし、周りから任せてもらえるようにするのも大事です。両面からチャンスが回ってくるように、自分で工夫する必要があるかと思います。
ということで「成果を正しく伝える方法」を3つお伝えしました。1つ目、ストレートに文字にして伝える。2つ目、第三者から伝えてもらう。そして3つ目、活躍が自然と伝わるような仕事を自分で取りにいく、です。
仕事の成果を正しく伝えるのは、そう簡単なことではありません。でもせっかく日々大変な思いもしながら仕事をして、成果を出しているのであれば、ご自身で成果を正しく伝える努力・工夫をしてもいいんじゃないかなと思います。少しでも参考になったポイントがあれば、ぜひ意識してもらえるとうれしいです。
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