2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
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島名祐紀氏(以下、島名):こんばんは。
古川武士氏(以下、古川):こんばんは。よろしくお願いします。今回は「できる人はうまく力を抜いている」ということで、力の抜きどころの思考習慣について、紹介していきたいと思います。
まずは自己紹介と、このセミナーの趣旨を少しお話しさせてください。私は習慣化コンサルティングという会社をやっております。習慣化コンサルタントとして、今まで24冊100万部の本を書いてきました。
人が変わっていくためには、新しい知識を取り入れることも重要なんですが、やはり気づきを得て行動変容していくことが、ものすごく重要なのではないかなと思いまして。習慣化について研究し、実際に人の行動や思考の変容に関わっていく。人生を変えていくサポートを、ずっとやっております。
本が24冊100万部ということで、みなさんと出会わせていただいたきっかけも、おそらく本じゃないかなと思います。もしかしたら『30日で人生を変える 「続ける」習慣』かもしれないですし、『新しい自分に生まれる変わる 「やめる」習慣』や『人生の主導権を取り戻す 「早起き」の技術』、『書く瞑想 紙に書き出すと頭と心が整理される』かもしれないですね。
これらすべての主題は、「習慣化で人は変わっていける」ということです。自分の生活や人生をより良くしていくために、書いたものです。
古川:今日は「完璧主義から最善主義」というテーマについて話していこうと思います。さて、今回参加いただいている方の中には、完璧主義で自分を追い込んでしまうとか、全部100点を目指して、時間の余裕がなくなってしまう方も多いんじゃないかなと思います。祐さんは「人から嫌われたくない」と思われていた。
島名:そうなんです。僕の場合はそれが強かったですね。
古川:私も、もともと完璧主義出身です(笑)。本を書いている時も、ものすごく細かくこだわりすぎるがゆえに、過剰なストレスやプレッシャーから難聴になったり。ガチガチの、ゼロヒャクの考え方でやりすぎて、体調を壊したことが何度もあります。
完璧主義って悪いことじゃないんですよね。当然のことながら、任せられた仕事をちゃんとやれるとか、特定のことをやる時はすごくいいんですけど。柔軟性がなかったりするので、ガーっといろんなものが固まってくると、オーバーストレスになってしまって、体調に出てきてしまうことがあるんじゃないかなと思います。
その時に重要なのは、やはり柔軟なものの考え方。力を入れるところには入れるんだけど、抜くところは抜く。おそらく育児や介護、仕事の繫忙期や体調不良とか、いろんなことが起きた時でも、完璧主義の人はなかなか強弱をつけられないので。今日はその強弱思考について話したいと思います。
これは性格というよりは、やはり思考の習慣なので、ものの考え方・とらえ方を変えればできます。今日はそんなことを、みなさんと一緒に考えていければなと思います。よろしくお願いします。
島名:古川さん、ありがとうございます。みなさん気づいたこと、明日からやってみようって思ったことは、ぜひチャットに投稿いただければうれしいです。どんどんチャット欄を盛り上げてください。
それではアイスブレイクに入っていきたいと思います。「今日はどこから参加されていますか?」ということで、チャットに投稿をお願いします。「大阪」「名古屋」「千葉」「大阪」「横浜」「東京」「秋田」「宮城」「仙台」「福井」「長野」「札幌」……。本当にたくさん来ていただいてますね。
島名:ではもう1つ、最初に共有したいことがあります。今投票機能で5つの選択肢が出ているので、現在のお悩みに最も近いものを1つ選んでください。あとで全体向けに回答結果をオープンにします。
「常に完璧を目指してプレッシャーに悩んでいる」「一生懸命働いているのに、なかなか評価されない」「自分の時間(を持ちたい)、ストレスコントロールをしたい」「仕事、プライベートを充実させたい」「家庭とのバランスをとりながら、タスクを効率的にしたい」。いかがでしょうか。
ありがとうございます、すでに60パーセントの方が回答していただいております。ではいったんここまでにして、結果を共有させていただきます。1位は「自分の時間の管理やストレスのコントロールをしたい」というのが44パーセントでした。
続いて「仕事と家庭のバランス」が21パーセント、「仕事とプライベートも充実させたい」が19パーセントと接戦ですね。古川さん、いかがでしょうか。
古川:今日の昼の部でやった時も、ダントツで1位だったのは3番、「時間管理とストレスのコントロールをしたい」ということ。完璧主義によって時間がオーバーフローしてしまうとか、オーバーストレスとか、過剰に不安になってしまうとかが多くて。
結果的にプライベートの時間がなくなるとか、バランスがとれなくなるという因果関係があるんじゃないかなと思います。これらの問題は、完璧主義の思考を変えていくと良くなる感じがしました。
島名:ありがとうございます。では今日は時間管理やストレスのコントロールにも触れながら、古川さんとトークライブしていきたいと思います。みなさん、どうぞ最後まで楽しんでいってください。
島名:ではさっそく本題に入っていきたいと思います。「力の抜きどころ」トークライブということで、今日は1つケーススタディをお持ちしました。その前に古川さんから、この「完璧主義」「最善主義」の定義について、解説をお願いいたします。
古川:はい。この悪しき完璧主義は、「自分のこだわりや理想を目指し、プロセスにおける完璧を追求する」と定義しています。本来の仕事の目的というよりは、自分が1から10までやらないと気が済まなくて、安心できないからやってしまうんですね。
自分のこだわりからなかなか抜け出せないことを、ここでは完璧主義と呼びたいと思います。一方で最善主義は、限られた時間の中で本来の目的や相手のニーズに向けて最善の結果を追求する。
つまり3日間あれば3日間なりの提供もできるし、1時間しかなかったら1時間なりに、一番求められていることの本質を考えて提供する。力の入れどころと抜きどころに強弱をつけるのが最善主義です。
大切なことは、完璧主義の人に「力を抜け」とか「もっと不真面目でいいんだよ」とか「いい加減が良い加減」って言っても、絶対受け入れられないんですよ(笑)。
島名:そうですよね。
古川:だからそうじゃなくて、力の強弱をつけるのが、限られた24時間の中で最大限効率化するコツです。
受験勉強でも同じだったじゃないですか。テキストを1ページ目からやっていくのではなくて、苦手なところからやっていくとか。それは仕事も同じだと思うので。今日は「最善主義になるためにはどうすればいいのか」を考えていきたいと思います。
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