2024.12.19
システムの穴を運用でカバーしようとしてミス多発… バグが大量発生、決算が合わない状態から業務効率化を実現するまで
マイキャリ『仕事でのプレッシャーを克服するための3つの方法』(全1記事)
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鈴木麻希氏(以下、鈴木):おはようございます。グロービス経営大学院の鈴木です。毎週土曜日は、『グロービスキャリアノート』というメディアから、キャリアを考える際のヒントとなる記事をピックアップして紹介します。
今日は「仕事でのプレッシャーを克服するための3つの方法」について、お話しします。毎日働く中で、プレッシャーを感じる場面もあると思います。適度なプレッシャーは仕事に対するモチベーションにつながることもありますが、大きすぎるとストレスのもとになる可能性があります。
今日は、仕事でのプレッシャーを感じやすい人がそれを克服するためにはどうすればよいかについて、お話ししたいと思います。
そもそもプレッシャーが大きい仕事は4種類あります。未経験の仕事、チャレンジングな仕事、期待されている仕事、そして、ミスが許されない仕事です。
未経験の仕事は、不安を感じやすい人にとっては最悪のケースを思い浮かべてしまう要因となり、大きなストレスがかかります。また、自分と周囲との間にスキルの差があることに対する焦りがプレッシャーに変わる場合もあります。
チャレンジングな仕事とは、未経験ではないまでも、現状の能力以上のことを求められる仕事です。この類の仕事も、「自分の手に負えるだろうか」という不安な気持ちがプレッシャーとなります。
周囲から期待されている仕事は、社運をかけたプロジェクトなど、多くの人に注目されるような仕事です。「結果を出せるだろうか」「失敗して失望されないだろうか」といった恐れがプレッシャーになります。
ミスが許されない仕事は、ちょっとしたミスが大きな事故につながったり、納期が厳しくリカバリーが難しかったりします。そうすると、「失敗できない」という緊張感が常に付きまとうことになります。
このように、仕事からプレッシャーを感じやすい人とはどのような人でしょうか?
まずは、心配性の人。「もし失敗したら」と、起こってもいない未来のことに対して、悲観的に考えてしまう人です。
次に、完璧主義の人。プライドが高く、完璧主義の人もプレッシャーを感じやすい人が多いです。完璧主義の人には、自分に厳しすぎるストイックな人と、「周囲からダメな人と思われたくない」という思いが強い人がいます。
最後は、責任感が強すぎる人。「失敗して周りに迷惑を掛けたくない」といった、真面目で責任感が強い人もプレッシャーを感じすぎてしまう傾向があります。
では、プレッシャーを克服して心地よい緊張感にするために、何をすればよいか? 3つの方法をご紹介します。
1つ目の方法は、紙に書き出すことです。プレッシャーに強い人は、そのプレッシャーの正体を自分でよく理解しています。プレッシャーを感じたら、「何がプレッシャーなのか?」「自分はいったい何に不安を感じているのか?」を言語化して、紙に書き出してみるのがおすすめです。
例えば、「周りからの期待」や「失敗することへの恐怖」「周囲から仕事ができない人と思われてしまうこと」など、人によって様々なプレッシャーの要因があると思います。
そういった自分を不安にさせるものを、どんどん書き出してみてください。書き出し終わったら、再度それを見返して、「これって本当?」とか、「自分勝手な妄想なんじゃない?」などと自問してみると、プレッシャーの要因に対する見方が変わるかもしれません。
2つ目の方法は、他者に相談することです。信頼できる同僚や上司、友人やメンバーなど、誰かに話すことも非常に大事です。
話す行為自体がある種のストレス発散となり、楽になることもあります。客観的なアドバイスをもらうことで、「なんだ、こういうふうにすればいいのか」と、プレッシャーを克服するヒントが得られることも多いです。
3つ目の方法は、成功までのプロセスを具体化することです。人は漠然としているものに対して、不安を感じてしまいます。なので、まずは成功しているイメージを明確にして、そこに至るまでのプロセスと、やるべきことを具体的に整理するのがおすすめです。
その過程で、「あ、これならできそうかも」という感覚がつかめると、プレッシャーが少しずつ緩和されていくかもしれません。
今日は、「仕事でのプレッシャーを克服するための3つの方法」について、お話ししました。
大きなプレッシャーは、精神的にも体力的にも避けたほうがよい場面が多いですが、適度なプレッシャーにはメリットがあります。自分なりにプレッシャーとの上手な付き合い方を見つけて、ぜひ成長の糧にしていってください。では、今日はここまでとします。
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