2024.12.03
企業の情報漏えいで最も多いのは「中途退職者」による持ち出し 内部不正が発生しやすい3つの要素
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木村和貴氏(以下、木村):本日のプログラムなんですが、最初お三方に自己紹介とサービス紹介をしていただいて、そのあとにトークセッションを進めていきます。
ぜひ「こういうことを聞いてみたい」と考えながらセッションを聞いていただいて、最後の質疑応答では積極的に手を挙げて、いろいろご質問いただければなと思います。それでは、大賀さんから自己紹介・サービス紹介をお願いします。
大賀康史氏(以下、大賀):こんばんは、「flier(フライヤー)」の大賀と申します。よろしくお願いいたします。flierは、ビジネス書や孫子、武士道みたいなリベラルアーツの本を中心に、1冊10分で読めるように要約をまとめて、それをWebやアプリを通じて配信するというサービスを運営しています。
私はもともと大学時代は理工系というか、内燃機関、自動車用のエンジンを研究していました。そのときに、科学技術の論文を大量に読むじゃないですか。
理系の人はなんとなくわかるかもしれないんですけど、論文には最初にアブストラクトやサマリーといった概要のセクションがあって、20ページくらいの論文でも、1ページでだいたいの内容がわかるんですね。例えば海外の論文だと、要約で読むか読まないかを判断して、自分の研究に合っていたら読むようにしていたんです。
それで、自分にとってなにか大きなものにチャレンジしていくときに要約があると、それ自体を読むべきか読まないべきかが判断できますし、要約自体でも学べるということがずっと染み付いているんですね。それで、なんとなく学生のときから「要約って便利だな」と頭の中にあったんだと思います。
大賀:それからコンサルティング会社に10年ほど勤めて、そのとき言われたのが「コンサルタントたるもの、まず日経新聞と全国紙をなにか1つ選んで新聞は毎日読みなさい」と。「ハーバードビジネスレビューとか東洋経済とかダイヤモンドとか、そういった経済誌はすべて読みなさい。話題のビジネス書は全部読みなさい。それでやっと半人前だ」と。
そして、勤務時間は毎日夜中の3時(まで)みたいな。「これでいつ読むんだ!?」という感じで(笑)、これは大変だなぁと思って。
私がやっていた仕事は、3ヶ月に1回とか1年に1回、1週間とか2週間まとめて休みが取れるんです。プロジェクトは忙しいんですけれども、まとめて休みが取れる。そのときに本屋に行って10冊20冊の本を買って、図書館に全部持っていってまとめて読むということをやっていたんです。
でも、1日の隙間時間などで本の要約が把握できて、「あとでどの本を読もうかな」というシミュレーションもできたらなんて素晴らしいんだろうと思って。その自分が一番欲しかったサービスが、今から紹介するflierなんですね。
(スライドを指して)あちら、2つ映っていますかね。いろんな統計があるんですけれども、1年間で発売されるビジネス書はだいたい6,000冊と言われています。
本全体だと8万何千タイトルと言われているんですけれども、ビジネス書だけ取り出しても6,000タイトル。これを1人のビジネスパーソンが全部読むのはちょっと現実的じゃないですよね。
flierでは、その中でも選りすぐりの本というか、話題の本や我々がビジネスパーソンにとって価値が高いと思った本を選ばせていただいて。事前に出版社の許諾をいただいて、毎日1冊10分で読めるような要約を配信しています。
年間で言うと365タイトルで、非常にシンプルなサービスです。ほかにもいろんな記事を作っているんですけど、基本的にはこの要約がflierのサービスの柱になっております。
大賀:会員数は、直近でちょうど45万人を超えてきたところです。(スライドを指して)当時40万人と書いてありますが、ちょっと資料が追いついていないですね。多くは個人の会員なんですけれども、法人でも使えます。例えば「本を読みなさい」とおっしゃる社長さんや上司の方も多いじゃないですか。
でも、実際にその人にとって価値のある本を渡さないと読んでくれないんですよね。全社員に同じ本を渡しても、社史でもない限りなかなか読んでもらえない。そこで、自発的に従業員が学ぶツールとして本の要約を活用していただける。
要約自体からも学べるし、日頃から要約に触れていただくことによって、自分にとって最適な本も見つかる。そんなメリットを感じて法人でも使っていただいています。
あとちょっと変わり種では、図書館とか漫画喫茶とか。例えば快活CLUBという日本で最大手のネットカフェがあるんですけれども、あちらでは中に入れば、快活CLUBからお金をいただいているので、ユーザーの方は無料で本の要約が読み放題になるサービスも提供しております。
端的に言えば、1冊10分で読める本の要約のサービスです。ということで、今日はよろしくお願いいたします。
(会場拍手)
木村:ありがとうございます。
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