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第67回:中学生からの英語の質問にガチで答えました!(全1記事)

英語の不思議 同じ文字なのに違う発音をするのはなぜ?

西澤ロイの頑張らない英語。このラジオは、英語が上達しない原因を根本から治療するイングリッシュ・ドクターの西澤ロイ氏が、英語の効果的な上達法・学習ノウハウ、英語を使って活躍している方のインタビューなどを伝える番組です。TOEIC満点を獲得し、「頑張らない」をキーワードに英語勉強法をレクチャーするロイ氏が、リスナーからの疑問に答えます。今回は、中学生から寄せられた、英語にまつわる素朴な疑問に答えます。

同じ文字なのに発音が違うのはなぜ?

宮川:では、最後の質問に行きたいと思います。この最後の質問、私も中学のときに英語を習い始めた時、これが疑問ですごくつまづきました。

ロイ:なるほど。

宮川:行きますね。「同じ文字なのに、発音が違うのがわかりません。例えばアルファベットの『A』を『ア』と読んだり『エイ』と読んだりするのはどう区別すればいいのでしょうか? また、アクセントがどこに付くかがわかりません。

ロイ:なるほど。

宮川:これです。私も小学生の時はローマ字で「a, i, u, e, o」を書いていたのに、英語になったらどうして? 「o」が「ア」に読まれたりとか、そこでつまづきました。

ロイ:だからoutとか、「o u t」でなんで「アウト」?みたいな。読めないですよね。「オウト」って読みたいですよね。

宮川:そう思いました。

ロイ:ドイツ語とかスペイン語はそうなんですけど、英語はちょっと違うんですよ。日本語の感覚として、日本語は基本的に文字通り読む言語なんですね。ひらがな・カタカナ、感じは別で読み方はいっぱいありますけど。それで、英語はアルファベットを文字通り読む言語ではないんですよ。

さらに言うと言語の成り立ちってまずは音が最初なんですよね。文字って後なんですよ。だから学校に行って文字を習わないと、喋れるけど書けないという。昔そういう人が多かったじゃないですか。

宮川:そうですね。

ロイ:だから音から入っているものなので。日本語は文字と音を合わせてあるから学びやすいんですが、英語はスペルが関係ないんですよ。

宮川:そっか、関係ないと思っちゃえばいいんだ。もともと音の言語だからと思えばいいんですね。

ロイ:ただ、全く関係ないかと言うと、ある程度の法則性はあります。7割くらいの法則性はあると言われていて、それはフォニックスという手法があって、それで学ぶと7割をカバーすることはできます。ただ、どうしても7割程度になってしまうのであとは覚えるしかないような感じもあるかもしれないですね。

宮川:あとの3割は覚えるしかないと思ったほうがいいんですね。

ロイ:まあでも7割程度カバーできればそれはそれでけっこう楽にはなります。

宮川:ここは私もすごくつまづいたところです。

ロイ:本質的に、言語は音から入るものなので。「アクセントがわかりません」というご質問もあるんですけど、日本の英語教育だと文字から入っちゃうんですよ。いきなり読まされて。そうすると日本語の思い込みで文字通り読むんだと思って英語に触れてしまいます。その入り方が良くないかもしれませんね。もっと音から入るべきなんです。

宮川:そうですね、そうかもしれないです。日本語だってずっとヒヤリングで言語を獲得してきて、小学生に入ってはじめて文字ですからね。それまでの6年間はヒアリングだけで生活してきているわけですし。

ロイ:英語もアクセントの問題とかって、結局聞いたことのない単語のアクセントを知らないといけないという矛盾が起こっているんです。

宮川:そうですね(笑)。

ロイ:聞いたことさえあればわかるはずなんですよ。だからもっと音から学ぶべきなんじゃないかと思います。

宮川:音からですね。わかりました。拓海くん、最初は英語を聞こう。ロイさんのこの番組を聞こう!

ロイ:あはは(笑)。まあ日本語だらけですけどね。でも、こうやって疑問を持つことが大事なんですよ。やっぱり疑問を持たないと暗記になってしまうんですよ。

宮川:そうですよね。受験英語になっちゃう。

ロイ:そうなんですよ。

宮川:生きた英語としては、やっぱり言葉として使えるように。文字にあまり依存しないというか入り切らない。そうか、わかりました。拓海くん、いかがでしたでしょうか? ロイさんからのお返事、納得いただけましたか?

ロイ:いや、本当にありがとうございました。

宮川:また質問があったらぜひぜひお寄せください。

ヴォイスアップコーチとは?

ロイ:そろそろお時間です。

宮川:あっという間ですね。

ロイ:今日アシスタントしてくださったハルさん、告知を。

宮川:わかりました。私は声と話し方のレッスンをしています。今日もご紹介いただきましたけど、『どんな人でも好感度アップ! の声の魔法』という本や、『仕事&恋愛でモテる声になる方法』なども出しています。

どんな人でも好感度アップ! の声の魔法

仕事&恋愛でモテる声になる方法 声を変えるとこんなにモテる!

ロイ:今この放送をお聞きの方、ハルさんの声を聞いていてお気づきだと思いますが、すごく良い声をされていて、1/fのゆらぎが出ているんですよね。

宮川:一応聞いていただくと、脳波にα波が出る声だと分析していただきました。

ロイ:だから、このバックナンバーを何回も聞いてくださいという話ですよね。

宮川:はい(笑)ありがとうございます。

ロイ:ハルさんに話し方を習うとどんなことを学べるんですか? 

宮川:そうですね。私はリーダーの方の声や話し方のレッスンをしています。ですので話すことを学ぶことによって、人間力と信頼力と影響力が上がるという人を育てています。

ロイ:ということで、興味が出てきた方はお名前で検索すれば良いんですか?

宮川:そうですね。ヴォイスアップコーチで検索していただくとHPなどが出てきますので、ごらんください。

ロイ:ということで、今回のアシスタントはヴォイスアップコーチの宮川晴代さんでした。ハルさんありがとうございました!

宮川:ありがとうございました。

ロイ:以上、イングリッシュドクターの西澤ロイでした。Thanks for a lot for listening. See you on next week. Bye bye.

宮川:Bye bye.

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