2024.10.10
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第59回:TOEIC界の大御所、ヒロ前田先生インタビュー(全1記事)
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西澤ロイ氏(以下、ロイ):Someone from a famous publisher told me a shocking fact.「西澤ロイの頑張らない英語」。
上村潤氏(以下、上村):このコーナーはイングリッシュドクター西澤ロイが、英語に関するさまざまな話題を取り上げたり、英語を使って活躍している方にインタビューするコーナーです。このコーナーは社会貢献型レストラン予約アプリ「テーブルクロス」の提供でお送りします。ロイさん、xx factって言いましたっけ? shocking factだ。
ロイ:はい。Someone「誰か」、from a famous publisher「有名な出版社の方に」told me a shocking fact「衝撃的な事実を言われた」んですけども。その出版社で雑誌とかを出しているんですけども、僕、今まで、そこからオファーきたことがないんですよ。取材のオファーとか。何か、僕が「大御所」ということになっていて。
上村:いつの間に(笑)。
ロイ:僕にオファーしても、どうせ断られるからって言って出さなかったということを聞いて「えっ? いつから大御所になったんですか?」みたいな。まだまだ、取材は大歓迎ですので、よろしくお願いします。ということで、今日は本物の大御所の先生に来ていただきました。
上村:お越しいただきました。さっそくご紹介致しましょう。TOEIC指導者養成トレーナーのヒロ前田先生にお越しいただきました。おはようございます。
ヒロ前田 氏(以下、ヒロ):おはようございます。
ロイ:おはようございます。
(一同拍手)
上村:まずは簡単な自己紹介からお願い致します。
ヒロ:TOEICの対策書籍を書いたり、セミナーをやったり。あとはTOEICを教えている人を育成する、養成するという仕事を主にやっています。この10年ぐらいですね。ですので、すごくわかりやすくいえば、著者、講師ということになります。名前は因みに偽名ですね。
上村:偽名?(笑)。
ヒロ:ニックネームとかペンネームとか、他人によって付けられたペンネームです。
上村:ああ、そうなんですね。自分で名乗った覚えはないと。
ヒロ:まったくないですね(笑)。
上村:でも浸透しているわけですね。ヒロ前田先生。
ヒロ:うーん、まあ、いつの間にか。はい。
ロイ:今、本って何冊ぐらい出されてますか?
ヒロ:本の数、実は知らないんですよ。多分25冊くらいだと思いますけど。
ロイ:もう数えてもいないみたいな。
上村:把握しきれない(笑)。
ロイ:今月からTOEICが新しくなりますので、TOEICの有名な先生方をお呼びしているわけですが、そのラストとしてヒロ前田さんに来ていただきまして、今日はTOEICのお話をうかがいたいと思います。今までにTOEICを受けられた数が106回。
ヒロ:たぶん。
ロイ:通算106回で、しかも、43都道府県で受験されているとうかがったんですけども。
ヒロ:それは間違いないです。
ロイ:あと、どこが残っているんですか?
ヒロ:受けてない県ですよね?
ロイ:はい。
ヒロ:佐賀県、熊本県、鳥取県、島根県。この4つです。
ロイ:というか、何でそんなことをされているんですか?
ヒロ:何で? やはり唯一の男になりたいからですね。
ロイ:えーっ!(笑)。
ヒロ:誰も真似しない、ばかなやつだと(笑)。
ロイ:聞いたことないですよね。47都道府県制覇で僕もセミナーやりたいとか思ってますけど、TOEIC受けるはないですよね。
ヒロ:いやあ、楽しいですよ(笑)。
上村:地域によって特色が……そこはないですよね(笑)。
ヒロ:いや、あります、あります。
上村:あ、あるんですか?(笑)。
ヒロ:多分2時間ぐらいこの話でもっちゃうので、別の機会に譲ったほうがいいと思いますけども。
ロイ:しかも、TOEICを講師の方とかで、何回も受ける方って、TOEIC満点を何回もとっている人とかが多いわけですよ。10回連続で満点をとりますとか。でも、ヒロさんはちょっと違う受け方をされているというふうに。
ヒロ:そうですね。受験の目的は調査活動みたいなものですけど、例えば点数も990点を目指すというのは、かつて目指したことはありましたけども、それをやったところで、唯一の人間にはなれないんですよね。周りにどんどん増えていきますから。なので受ける時には、例えばわざと5点をとってみるとかですね。
ロイ:これは持ってきていただいたスコアシートなんですけど、リスニング5点、リーディング70点。トータル75点。
上村:なるほど。
ヒロ:ですね。それはもう、毎回、毎回テーマは違うんですけど、1つの目的を持って受験する。この時はたまたま、リスニングセクションであれば2問だけ正解しようと決めてある調査をしたわけですね。ところが、出てきた結果シートを見ると、1問しか正解したことになってないと。「何でだろう。不思議だな、謎だな」ってワクワクするじゃないですか。
上村:はい。
ヒロ:しないですか? するんですよ(笑)。
上村:いやあ、楽しみ方が上級者になってきて。
ヒロ:そういう受け方をしてますね。この数年間。
ロイ:因みに、もう1つ持ってきていただいた1,000円。これはなんですか?
ヒロ:これは某航空会社からもらった食事券なんです。これもTOEICを受けに宮崎県に行った時に、帰りの羽田に帰る飛行機が、1時間、2時間遅れたんですね。お詫びの印としてクーポン券が与えられたと。これ実はTOEICのPART4に出る頻出のネタなんですね。
上村:えーっ!
ヒロ:今までずっと試験の中の出来事として見ていたものが、自分が正にその瞬間に立ち会って、クーポン券をもらえたと。このクーポンがここのあるということは、当然、この1,000円は使わなかったということなんですけども、あまりにもうれし過ぎて、もったいなくて使えなかったんですよ、それでも、もうこれは家宝にすると。
ロイ:因みにその飛行機が遅れたら、うれしかったりするんですか?
ヒロ:いやあ、もちろんですよ(笑)。
ロイ:ああ、そうなんだ。TOEICのあるあるで飛行機は遅れるものみたいなものがあるので、遅れたら「よーし!」みたいな。
ヒロ:正にガッツポーズを(笑)。以前、TOEICの小説を出したんですけどもう、その中でそのネタを使ってます。空港で飛行機が遅れることを知ってガッツポーズをするという。それはもうフィクションではなくて、実際にやってますので。
ロイ:何のグプタでしたっけ? 『不思議の国のグプタ』という小説があります。
上村:その中にこのネタが登場するわけですね。
ロイ:いやあ、すごいおもしろい世界ですよね。
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