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第56回:TOEICスコアが欲しいビジネスマンは必見!河野木綿子先生インタビュー(全1記事)

TOEICの点数が伸びない人は「言い訳をする」 英語を本気で身につけるために必要なマインドを説く

西澤ロイの頑張らない英語。このラジオは、英語が上達しない原因を根本から治療するイングリッシュ・ドクターの西澤ロイ氏が、英語の効果的な上達法・学習ノウハウ、英語を使って活躍している方のインタビューなどを伝える番組です。TOEIC満点を獲得し、「頑張らない」をキーワードに英語勉強法をレクチャーするロイ氏が、リスナーからの疑問に答えます。今回は、外資系企業出身の英語講師、河野木綿子氏をゲストに招き、ビジネスパーソン必見のTOEIC勉強法を語ります。

TOEICで伸びる人と伸びない人の違い

西澤ロイ氏(以下、ロイ):今はTOEICを教えたり、パーソナルトレーナーをやられているわけですけども、やっぱりTOEICが気になっている方が多いと思います。スコアが上がる人と、がんばっているのに上がらない人。その辺の違いについてぜひお聞きしたいです。

河野木綿子氏(以下、河野):そうですね。スコアが上がる人というのは、自分ができる楽な方法で、毎日ちょっとでもいいので続ける人なんですよ。10分でもいい。上がらない人というのは「ああ、2日やったから今日はお休みしちゃえ」とか、あと「2ヶ月がんばったから1ヶ月放っておこう」とか。それをやっちゃうとなくなっちゃうんですね。ある程度できる人は少し中断してもいいんですけど。

とくに基礎を固めている人は必ず3ヶ月やって欲しい。私の生徒さんのエステの経営者の人が言ってましたけど、痩せない人は言い訳をする。

(一同笑)

河野:それは英語もまったく同じだなと思っていて、「今週忙しくて」という人は伸びが止まっちゃいます。

ロイ:だから英語って本当に僕は筋肉だと思っているんですけど、やっぱり筋肉を1ヶ月放っておいたら鈍っちゃいますからね。やっぱりそこで3ヶ月という数字だけ聞くと大変そうに思っちゃいますけど、やっぱり楽しむことですよね。

河野:そうですね。楽しい方法でやることですね。

自分の興味のある「雑誌」を読もう

ロイ:楽しくやるためにどんなアドバイスをされているんですか?

河野:みなさん趣味をお持ちだと思うんですけど、大抵のものって英語の雑誌があるんです。紀伊国屋さんとか丸善さんに行くと。自分の趣味の雑誌を買ってきて読むと、長い文章でも苦もなく「あっ、この言葉知ってる!」っていうのが一杯あって楽しいんですね。まずは「英語ってそんなに怖いものではないんだ。楽しいじゃない」って思ってくださると、けっこう続けられます。

ロイ:仮に「私プロレス好きなんです」という人は、紀伊国屋さんに行ってプロレスの海外の雑誌を買ってくると(笑)。

河野:はい。

ロイ:なるほど。

河野:私も10何年読んでるイギリスの雑誌があって。

ロイ:何の雑誌ですか?

河野:「Good House Keeping」っていうんですけど、日本の『暮らしの手帳』と『婦人公論』を合わせたような雑誌なんですね。ファッションもあるし、ゴシップもあるし。

ロイ:なるほど。こう英字新聞を買ってがんばって読もうとして挫折する人が多いですけど、雑誌っていいかもしれないですね。

河野:雑誌いいですよ。広告も一杯載ってて。「こんなふうに省略して広告に書くんだ」とかね。広告問題ってTOEICのPart7にも出ますし。

ロイ:確かに。

上村潤氏(以下、上村):確かに、英字新聞って括られると自分に興味がないところってあまり見ないし、敬遠しちゃうと思うんですけど、自分の好きなジャンルの雑誌を買えば、そもそも興味があるから、がんばろうという気にもなりますよね。だいたいわかりそうな気もします。

ロイ:じゃあ、じゅんじゅんだったら映画雑誌?

上村:そうですね。映画雑誌もそうですし、あとはメガネの雑誌とかも見たいですね。

ロイ:メガネ雑誌。あるかな(笑)。

上村:ありますよ(笑)。

ロイ:海外のわざわざ置いてあるかな(笑)。

上村:ありますよ。海外のはあるかどうかわかりませんけど、日本にはちゃんとあります。メガネの雑誌。購読してますから(笑)。

(一同笑)

ロイ:そうなんだ。

上村:まあ、その話はいいとしまして。

ロイ:そうやって習慣にしていくみたいなことができると、TOEICにも役に立つということですね。

TOEICは社会人のほうが有利

河野:英語に抵抗感がなくなると、楽しくなってくるので「あっ、自分けっこうイケてるじゃん」って思うんですよ。

ロイ:そうですね。TOEICも受けていくと、TTOEICの問題って、結局ビジネスで使う英語ですよね。

河野:そうですね。大学生なんか「酷い。これ社会人のことばかり書いてある」って言ってます。

ロイ:ああ、確かに、確かに。

河野:大人のほうが絶対に有利です。

ロイ:だから、ご本を拝見していて思うのは、「人生経験を上手く活かしましょう」みたいなそういうメッセージを感じるんですよね。その辺が英語畑じゃなくて、実際に実務でやられていた感じがすごくするんです。

河野:その通りですよね。英語の問題だと思うので緊張しちゃうんですけど、それを日本語に置き換えて、こう聞かれたらこう返す。例えば「ジョンはどこにいるの?」と聞かれて、英語だと英語の選択肢を選ばなきゃと思うんですけど。日本語で考えると、知らないというよりは「ここじゃないですか?」と答えている感じが正解が多いですけども、もっと柔らかく、大人の常識で何て答えようかなというのでけっこう正解できちゃうんですよ。

ロイ:確かに日本語と英語の常識を切り離しちゃうと、その大人の常識が伝えづらくなっちゃいますよね。

河野:そうですね。

ロイ:何か思考が硬直化するかというか。

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