
2025.02.19
アルペンの“店舗の現場”までデータドリブンを浸透させる試み 生成AI×kintone活用の3つのポイント
第55回:ジャグリング世界チャンピオン智士(サトシ)さんインタビュー – YouTube(全1記事)
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西澤ロイ氏(以下、ロイ):でもやっぱり……努力って、やったら報われるっていうわけでもないと思うんですよね。
智士氏(以下、智士):はい。
ロイ:でも短期間で(ジャグリングの)世界チャンピオンになったり。その辺、努力するためのコツがあったら、ぜひ聞きたいと思っています。
智士:なんだろうな……まず、目標をしっかり持つ。当たり前かもしれないんですけど。そこがけっこうズレちゃってると、なかなかうまく結果が出ないことは多いですね。
例えば僕の話になるんですけど、世界チャンピオンは取りたいとすごく思ってたんです。なぜ取りたいか、その「なぜ」が若干曖昧だったんですよね。でもすごく取りたかったんですよ。
それで、取れたんですけど、取ったあとどうするかが決まってなくて。そこがすごく難しかったりして。「なんのために取るか」というところまでちゃんと目標がしっかりしていれば、もっとうまくいったかな、とか思ったりもします。
ロイ:僕も「英語ができるようになる!」っていうところが目標だったので、最初(笑)。
智士:なるほど(笑)。
ロイ:ちょっと共通したものを感じますね。
智士:そのあとそれを、手に入れた武器をどう振り回すか、みたいなところが決まってなかったり。例えば「英語を喋れるようになりたい」として、じゃあそれで「TOEICで満点取ろう」ってがんばったときに、TOEICが満点だからと言ってネイティブと流暢にコミュニケーション取れますか、って言うとまた別の話だと思うんですよね。
ロイ:ズレますよね。
智士:そうですね。例えばTOEIC600点までいって、それでネイティブと話そうとしたときに、「話せなくてショックだ」「私には向いてない」みたいな(笑)。そうなりがちですから。「なぜやりたいか」みたいなところを、かなり突き詰めて。
ロイ:そこは智士さんから見て、世の中で、目的が明確じゃないとか、ちょっとズレちゃってるんじゃないかな、みたいに思われるということなんですか?
智士:そうですね、そういうこともありましたし。うーん……難しくて、なんか「見えないライン」があるんですよ。努力のラインみたいなのが。ここに達するかどうか、みたいなところがすごい大事で。それより以下の努力っていうのは、なかなか実を結ばないことが多いんですよね。
ロイ:なるほど。
智士:そのラインを超えるかどうかが大事で、超えていれば努力は少なくても済むんですよ。それをすぐ超えるための方法っていうのがいろいろあって、英語の本に戻るんですけど。それを英語で言うとこの『英会話フレーズ』とかのロイ先生の本は、近道の1つですね。
ロイ:(笑)。
智士:僕はいろいろ見て感じます。上達の方法として、頭の使い方が賢いと思います、すごく。助かります、これは。
ロイ:その「見えないライン」の話が非常に気になったんですけど、そのラインに行く前にやめちゃう人ってけっこう多いと思うんですよね。「報われなかった」みたいに思って。
智士:なるほど。これは僕の個人的感想なんですけど、まず努力をして、努力を評価されるとやっぱりモチベーションって続くんですよ。でも、「評価してくれ」ってなると、けっこうされないんですよね。
ロイ:あぁ。
智士:「俺すごいだろ!?」ってなると、やっぱりちょっと、アレじゃないですか(笑)。
ロイ:(笑)。
上村:うーん(笑)。
智士:なので、さりげなく、評価してくれるような努力をする。なんて言うのかな……わかりやすく「すごい」って見せる。エンターテインメントみたいなもんなんですけど、自分の努力を認めてもらいやすいかたちに、なるべく出す。そうすると向こうが自分の思ってる以上に褒めてくれたりして、それでまたモチベーション続いたりするんです。
ロイ:ふーむ。
智士:それが例えば人によっては……ネイティブと会話できる能力があったとして、ふつうに喋ってて「英語けっこうイケるよ」だと、「あ、そうなんだ」くらいの友達がいるとして。例えばその人がTOEICとかにすごく固執してる人で、じゃあ自分が「TOEIC900点いったよ」とか言ったら思った以上に、「ネイティブと会話できる」とか以上に、評価してくれたりすることがあるんですよね。
ロイ:うんうん。
智士:そういう、人に評価されやすくする努力、みたいなところがけっこうポイントだなと思ってます。
ロイ:確かに英語だと、発音がうまいとそれだけですごく評価されます。
智士:あぁー、なるほど。
ロイ:そうすると、周りからもうまく見られるし、ネイティブも「あっ、この人できる人だ」って扱いをしてくれるんですよね。
智士:それ、わかります。日本人はなんか、「リアリー」って言っちゃうんですよね。それをがんばって"Really?"とか言うと、「おっ、コイツ喋れる人じゃない?」みたいに思ってくれるんですよ(笑)。
上村:ほぉー。
智士:僕、今の発音が合ってるかわかんないんですけど。
ロイ:いやでも、ちゃんと"r"の発音です。
智士:"Thanks."の"th"をがんばるとか。それだけなんですけど。
ロイ:"th"、日本語にない音ですからね。
上村:まだまだいろいろお話聞いていきたいところではあるんですが、そろそろお時間が近づいて参りました。最後に告知、なにかございますか?
智士:一応、ホームページがありますので。良かったらインターネットで、「ジャグリング 世界チャンピオン 智士」とかで。ひらがなでもカタカナでも、英語でもいいんですけど、調べてもらえればホームページが出てきます。
ロイ:「世界チャンピオン」入れなくても、もう「ジャグリング 智士」とかで出てきますよね。
智士:あっ、そうですか。良かった良かった(笑)。
ロイ:大丈夫ですよ(笑)。
(一同笑)
どのくらい人口いるのかわかんないですけど、そんなに「智士」さんっていないんじゃないですか?
智士:そうですね。たぶん同じ名前はいないかな、と思います。
ロイ:ぶつけてもこないですよね、みなさんも(笑)。
智士:そうですね、はい(笑)。
上村:ぜひともみなさん、検索していただきたいと思います。では最後に、リスナーのみなさまにメッセージをひと言、いただいてもよろしいですか?
智士:なんだろうな、とにかく楽しみながらやることが、1番大事だと思います。苦しかったら思い切ってそのままやめちゃったほうが、モチベーションが復活したときにもっと、そのうち伸びるので。気楽にやっていけば続くと思います。それで、続くと気づいたら、けっこうすごいところまで来てることが多いです。
上村:ぜひともみなさん、今後の勉学の励みにしていただきたいと思います。というわけで今週ゲストにお迎えしましたのは、ジャグリング世界チャンピオン、シルク・ドゥ・ソレイユ登録パフォーマーの、智士さんにお越しいただきました。どうもありがとうございました!
(会場拍手)
ロイ:ありがとうございました。
智士:ありがとうございます。
上村:以上、『西澤ロイの頑張らない英語』、お送りしましたのはナビゲーター・上村潤と。
ロイ:西澤ロイでした。Thanks a lot for listening. See you on April 16th. Bye-bye!
上村:Bye-bye!
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