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第32回:英語嫌いの解消方法とは!?<ラジオ「西澤ロイの頑張らない英語」>(全1記事)

“売り切れ”を意味するSold out よく考えたら何が「out」なの?

西澤ロイの頑張らない英語。このラジオは、英語が上達しない原因を根本から治療するイングリッシュ・ドクターの西澤ロイ氏が、英語の効果的な上達法・学習ノウハウ、英語を使って活躍している方のインタビューなどを伝える番組です。TOEIC満点を獲得し、「頑張らない」をキーワードに英語勉強法をレクチャーするロイ氏が、リスナーからの疑問に答えます。今回は、日本人に英語が嫌いな人が多いと言われる理由を考えます。

上村氏が進歩を感じたエピソード

上村潤氏(以下、上村):最近、このコーナーを続けさせていただいてるおかげで、街で海外の方をすごく見る気がするんですよ。

西澤ロイ氏(以下、ロイ):ほうほう。

上村:今までは気にも留めていなかったんですけど。それは「話しかけられたりとか、そういうことになったらどうしよう」みたいな苦手意識があったから、あえて視界に入れていなかった。

ロイ:無意識に避けていたのが、今はアンテナがピーンと立って。

上村:そうなんですよ。

ロイ:「どっかに困ってる外国人さんいないかな」みたいな。

上村:ええ。まあ、たいてい看板の前でガイドブックと見比べながら、「ここはこうで、ああで……」みたいな方がいるとね、「お困りですか?」って思うんですよね。まだ話しかけるにはなかなかいってないんですけど(笑)。

ロイ:えー! そこでちゃんと「Can I help you?」。はい、言ってみましょう。

上村:Can I help you?

ロイ:そうそう。

上村:そこまではいけるんですよ(笑)。

ロイ:あ、本当に?(笑)。

上村:その後、なにかを投げかけられて、答えられる自信がないんですよ(笑)。

ロイ:自信なんていらなくないですか?

上村:自信……、まあ、いらない……っちゃいらないんですかね(笑)。

ロイ:そう、体当たりですよ。

上村:はい。まだその勇気が足りないのかもしれないですけど。でも、昔から比べたら、進歩というか。それで海外の方たちが、レストランにいたりとか、お店にいたりして会話しているのが、やっぱり自然に耳に入ってくるようになってきましたね。

ロイ:じゃあ、かなり苦手意識が取れてきたと。

上村:取れてきてると思います。本当に体で実感してますね、そこは。あとはそれが、技術が伴って会話になれば、もう怖いものはないみたいな。

ロイ:じゃあ、これからは本格的に英語講座を(笑)。

上村:(笑)。……まあまあ、はい。

ロイ:逃げた(笑)。まあ、このラジオの中で講座をやるわけにはたぶんいかないので、ちょっと。

上村:はい。でもやっぱり講座とかもそうですし、いろんなところに自分から進んで行かないと、ダメかなっていうのはよく思いますね。

英語力とは筋力である

ロイ:あとは、筋肉なんです、結局英語って。英語の力は筋肉なんで、トレーニングしないと伸びないです。

上村:はい。

ロイ:これからは英語ムキムキマンになる、みたいな(笑)。

上村:スクワットと同時に単語を1つ覚えて、みたいなね(笑)。

ロイ:(笑)。実際、筋トレやるんだ、みたいな(笑)。

上村:そうです、そうです(笑)。それぐらい習慣化しないと。

ロイ:うん。

上村:でも、やっぱりそれぐらい身近にしていくっていうことが、英語がしゃべれるっていうのはなんら特別なことじゃないぐらいに。ね、日本語をしゃべることが特別じゃないのと同じように。まあ、僕らからすればですけど。それぐらいの位置に、やっぱり持っていきたいですね。

ロイ:うんうん。

上村:うんうん。「嫌い」という感情を切り替えて、スイッチして。例えば、ワケがわからないとか、漠然とした「わからない」を、一つひとつ何がわかんないのかつぶしていけば、気がつけば「嫌い」はなくなっているんじゃないかな、と思いますね。

ロイ:そのためにこのコーナーがあって、そのために僕もいろんな本出してますからね。

上村:そうなんですよね。『頑張らない基礎英語』は時制のお話だったり、いろいろありますし。あとは英文法の『頑張らない英文法』、そして、『頑張らない英語学習法』と。

それぞれ考え方も深く書かれている本なんでね、ただ英語を勉強するんじゃなくて、英語の考え方っていうのを知るっていう意味でも、すごくいい書籍になってますんでね、ぜひともみなさん、書店で手に取っていただきたいと思います。

売り切れは、なぜsold out?

上村:というわけで今日は「英語嫌いを解消するには?」というお話をね、テーマにお送りしました。最後にカタカナ英語、今日のカタカナ英語いってみましょう。

ロイ:はい。今日はですね、「売り切れ」。

上村:「売り切れ」。

ロイ:「売り切れ」。まあ、僕の本が書店で売り切れてたりすることもあるかと思うんで、じゃあ、「売り切れ」、英語で何と言うでしょう?

上村:sold out。

ロイ:正解。

上村:これはよく聞きますね。

ロイ:そうそう、sold out。で、soldはsellの過去分詞ですよね。out、どういう意味ですか?

上村:out、「外す」とか、そういうことですか?

ロイ:そうそう、「外」ですね。inが「中」で、outが「外」じゃないですか。なんで「外」で、「売り切れ」になるんですか?

上村:あー、sold out。……そう言われると、なんででしょうね(笑)。

ロイ:そうそう。

上村:「外」で「売り切れ」……。

ロイ:っていう疑問を持ってほしいんですよ、ぜひ。

上村:はい。

ロイ:ちょっとイメージしてほしいんですけども、箱があります。箱の中に5個、玉が入ってたとします。そうすると、5個inなわけですよ、状態として。

上村:うんうん。

ロイ:1個1個取り出していってみましょう。1個out、2個目out、3個目、4個目、5個目outしました。どうなるでしょう?

上村:売り物がない。

ロイ:なくなる。そうそう。outには「ない」っていう、なくなるイメージもあるんですよ。

上村:あー、それでsold outになるわけですね。

ロイ:そうそうそう。

上村:あー、確かに、商品が売れていけばoutしていくわけですからね。

ロイ:うんうん。で、全部、もうすっかりないとか、それがoutの状態なんですよ。

上村:いやー、けっこう身近にしゃべってるものでも、よくよく考えるとわかんないもんですね。

ロイ:そうそうそう。だから、ちゃんとそこを感覚で理解するっていうことを、意識するのが大事ですね。

上村:はい。ね、この『頑張らない』シリーズにもね、口酸っぱく載ってらっしゃいますもんね(笑)。

ロイ:(笑)。

上村:イメージする大事さっていうのが、やっぱり載ってますもんね。

ロイ:はい。

上村:そういう脳にチェンジできれば、より英語が楽しめるというか。

ロイ:はい。だし、本当子供でも理解できるぐらい、シンプルなものですからね。

上村:みなさん、イメージすることの大事さを知って、英語を楽しく学んでいきたいと思います。僕も、学んでいきたいと思います。というわけで、今日もあっという間でございましたが。

ロイ:はい。

上村:はい。先ほどからね、お話に出ているこのロイさんの著書、『頑張らない基礎英語』、そして、『頑張らない』シリーズの第1弾、第2弾である、『頑張らない英語学習法』、そして、『頑張らない英文法』、3冊すべてあさ出版より絶賛発売中となっていますので、みなさまぜひ書店でお買い求めください。

というわけで、本日もありがとうございました。以上、「西澤ロイの頑張らない英語」、お送りしましたのはナビゲーター上村潤と。

ロイ:西澤ロイでした。Thanks a lot for listening. See you on May 9th. Bye bye.

上村:バイバーイ!

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