2024.10.10
将来は卵1パックの価格が2倍に? 多くの日本人が知らない世界の新潮流、「動物福祉」とは
第21回:映画音楽作曲家の戸田信子さんインタビュー<ラジオ「西澤ロイの頑張らない英語」> - YouTube(全1記事)
リンクをコピー
記事をブックマーク
西澤ロイ氏(以下、ロイ):でも、そんなスタートだったにも関わらず、バークリー音楽大学。
上村潤氏(以下、上村):に進まれて、首席で卒業されたと?
戸田信子氏(以下、戸田):ねぇ。どうしたんでしょうね。
上村:どうしたんでしょうねって(笑)。
戸田:そうですねぇ。そんなこともありました(笑)。
上村:これは英語のところはクリアされたというか、何かやっぱりあったんですか?
戸田:はい、やはり海外の音楽大学といいますか、大学に入るのにはTOEFLの試験が必要ですし、それに向けての勉強もしたんですけど、大学に入ってから、もしくは卒業してから英語を勉強することのほうが多かったですね。
やっぱり大学に必要なものは大学に必要なものなんですけど、行ってみるとどれだけ必要なものか。今、実は日本語を勉強しているんですが。
ロイ:へぇ~。
戸田:いわゆる「自分の言葉でしゃべる」っていうのは日本語でも難しいことなので。それを英語に置き換えて話すっていう意味での勉強はまだ続けてますね。
上村:まさにね、生活の中に英語がやっぱりある、ということですよね。
戸田:そうですね。
ロイ:でもやっぱりTOEFLとかの勉強と、実際の英語となると、ぜんぜん違いますよね?
戸田:ぜんぜん違いますね。TOEFLはTOEFLのため、大学の一般教養を受けるためでもあるので、生物学とか、そういうところも網羅しなきゃいけない。特別な単語も出てきますし。長文読解も、そういったものが多いですね。
ただ、英会話っていう部分では、そこまで高度な、って言うと変なんですけども、文法が必要とは自分では全く思っていなかったので。
ロイ:けっこう中学英語で大丈夫ですよね?
戸田:はい。もう完全に英語を勉強しようと決めて、1年間、8時間毎日やったんですよ。1年間、8時間毎日やったらなにかできるんじゃないかっていう目標でもあったんですけど。その時にやろうと思ったのは、中学校英語を全部制覇するという。1年間で全部自分のものにできるようになれば、そこから応用かなって思っていたので。1年間そればっかり繰り返してやってましたね。
ロイ:それが良かったと?
戸田:はい、良かったと思います。自分の基本にはなっていると思いますし、そこが欠けてると、基本的な文法だったり単語だったり、使い方なので、やっぱり何か抜けるとちょっと大人が恥ずかしい会話をするみたいな(笑)。そういう文章になっていくのがよくわかるので、やっぱり何か困った時にはそこに戻るってことが多いですね。
ロイ:なるほど。中学英語でしゃべれるんですよ、じゅんじゅん。
上村:ねぇ。そう言われると、すごく勇気が湧いてきますね。あとは、むしろ「行っちゃったほうがいいかな」みたいな。こう、向こうに。
ロイ:あぁ、向こうに。でも……。
上村:僕も商店に行ってコーヒー出てこないとか、「Map」って言っても「エクスキューズミー?」って言われて追い返されるみたいな体験をしてきたほうが、きっといいだろうなと思っちゃう。
ロイ:映画館で映画を見ようと思ったら、ぜんぜん違うのに入っちゃったとか。
戸田:ははは(笑)。
ロイ:聞こえないとか(笑)。
戸田:確かに打ちのめされるのも大事だとは思うんですけど、私は、向こうに行きたいという学生の相談を受けることがあって、そういった学生には、「とりあえず行けばしゃべれる」のではなくて、今は日本語で考えたり情報を得たりするほうが早いので、得られるものと勉強できる時間を作る時間があるのであれば、日本でできる限りのことはやってから行ったほうがいいって勧めてますね。
やはりそのほうが向こうでの生活も楽しくなるし、得られるものも大きいと思いますし、伸びも違うと思うんです。やはり向こうで何をするかにもよるかとは思うんですけども、必ずみんな打ちのめされるし(笑)、死活問題になってくるので。
ボストンに住んでた時に、夜中にいきなりエアコンが外れて。窓についてたエアコンなんですよ。エアコンが「ドン!」ってなくなって。
ロイ&上村:えーっ?(笑)。
戸田:真冬なんですけど。それはクーラーなんですね。冬はクーラーいらないんですけど、窓が開いちゃった状態になっちゃって。その時に、なんて大家さんになんて連絡していいか、英語が出てこない(笑)。真夜中ですし。
そういう死活問題になる(笑)。「凍えて死んでしまうよ!」ってなると、やっぱり必死にどうしゃべったらいいかっていうのも、やっぱりそこで学んでくるんですけど。
そうなった時に……。やっぱり生活が順調にいってる時は普通に話せて、いちばん英語で困る時っていうのは、何かが起きた時ですよね。
ロイ:でも、そういうトラブルを乗り越えられると、自信になりますよね。
戸田:確かになりますね。違う意味でも、人生的にも(笑)。
ロイ&上村:(笑)。
戸田:自分の心臓に毛が生えていくので(笑)、打たれ強くなっていきますね。
上村:ねぇ。ぜひとも打ちのめされたいですね。
ロイ:えっ、M?
戸田:ははは(笑)。
上村:まぁ、悪くない気持ちですね(笑)。
関連タグ:
2024.11.13
週3日働いて年収2,000万稼ぐ元印刷屋のおじさん 好きなことだけして楽に稼ぐ3つのパターン
2024.11.11
自分の「本質的な才能」が見つかる一番簡単な質問 他者から「すごい」と思われても意外と気づかないのが才能
2024.11.13
“退職者が出た時の会社の対応”を従業員は見ている 離職防止策の前に見つめ直したい、部下との向き合い方
2024.11.12
自分の人生にプラスに働く「イライラ」は才能 自分の強みや才能につながる“良いイライラ”を見分けるポイント
2023.03.21
民間宇宙開発で高まる「飛行機とロケットの衝突」の危機...どうやって回避する?
2024.11.11
気づいたら借金、倒産して身ぐるみを剥がされる経営者 起業に「立派な動機」を求められる恐ろしさ
2024.11.11
「退職代行」を使われた管理職の本音と葛藤 メディアで話題、利用者が右肩上がり…企業が置かれている現状とは
2024.11.18
20名の会社でGoogleの採用を真似するのはもったいない 人手不足の時代における「脱能力主義」のヒント
2024.11.12
先週まで元気だったのに、突然辞める「びっくり退職」 退職代行サービスの影響も?上司と部下の“すれ違い”が起きる原因
2024.11.14
よってたかってハイリスクのビジネスモデルに仕立て上げるステークホルダー 「社会的理由」が求められる時代の起業戦略