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第6回:haveの意味とイメージ<ラジオ「西澤ロイの頑張らない英語」> - YouTube (全1記事)

have=食べるになるのはどうして? 1つで複数の意味を持つ英単語の覚え方

西澤ロイの頑張らない英語。このラジオは、英語が上達しない原因を根本から治療するイングリッシュ・ドクターの西澤ロイ氏が、英語の効果的な上達法・学習ノウハウ、英語を使って活躍している方のインタビューなどを伝える番組です。TOEIC満点を獲得し、「頑張らない」をキーワードに英語勉強法をレクチャーするロイ氏が、リスナーからの疑問に答えます。今回は1つの単語でいろいろな訳し方ができる英単語の覚え方をレクチャーします。

haveはHAVE空間で理解せよ

上村潤氏(以下、上村):例えばいろいろな意味を持つ単語って結構あると思うんですけど、その中でもhaveなんていうのは、僕の中ではhaveっていう言葉が出てきたら、「あっ、持つだな」って勝手に思っちゃうようになっちゃってたんです。

西澤ロイ氏(以下、ロイ):なるほど、それは例えば「I have a family」みたいな、「家族がいます」みたいなのは、どんな風に捉えてました?

上村:まずは直訳で、「I、わたし、have、持つ、family、家族」、「私は家族を持っている」あ~、家族がいるのかな? みたいな感じなんですけどね。まぁ、それくらいの文だったら辿りつけるんですけど、長文になってくると絶対に辿りつけないじゃないですか、もう答えに。

ロイ:確かに。

上村:そこがやっぱり、イメージが足りなかったかなって。こちら、書籍に書いてあった部分なんですけど、haveっていうのが「持ってる」というよりも、その自分の領域に入っている状態っていうイメージっていうのが、その部分はかなりハッとしましたね。「あっ、そういう意味ね!」って初めて気づきました。いかに物事を一方向でしか見てないかっていう視野の狭さっていうのが、自分でかなり痛感しましたね。

ロイ:訳しちゃうと、どうしてもそうなっちゃうんですよね。だからそのhaveっていう概念が日本語には存在しない、そういう概念なんですよね。ちょっとリスナーさんのために具体的に言うと、こう手を周りに伸ばして頂いたりとか、手の届く範囲って自分の領域みたいな、パーソナルスペース的な、そういう自分のナワバリなんですよね。その中に入っていることをhaveって言うんですよね。だから専門的には、この空間のことを「HAVE空間」って言ったりするんですけど。

上村:お~、HAVE空間!

ロイ:だからこれテレビとかでも時々使われているんですね、講座とかで。だから最近は知っている方も多いかもしれないんですけど。

上村:お~、けっこう市民権を得ている言葉なんですね、HAVE空間。

ロイ:得始めている言葉ですね。そうやって自分の身近なところにあるとか、これも言葉では説明できないんですよ。自分の領域というかナワバリというか、とにかく自分のところにあるみたいな感覚。それがhaveなんですよ。

食べるのhaveを理解する

上村:それで、その後に例文がいくつかあるんですけど、やっぱりそのhave=持っているっていうイメージでずっといたんで、例えば、「何かを食べた」、例文の中には「I had a pizza for lunch today」って書いてあるんですけど、これを「食べた」に訳すことが最初は出来なかったんですよ。でも今回「HAVE空間」の話、自分の領域、あっ「ピザを今日のお昼に自分の領域に」っていうことを考えて、頭の中でイメージしたら、その自分の領域イコール身体の中、口から食べた、「あっ、食べただ!」ってなったんですよ!

ロイ:お~、いいっすね。

上村:もう小学生みたいな感じですけど(笑)。この気づきは大きかったなっていうのが。『頑張らない英語学習法』を持っている方は、その例文の次のページを見ると、イラストが載ってるんですよ。これ、非常に分かりやすくて助かりました。haveの持つ意味のイメージっていうんですかね、さっき僕が気づいた例文も載ってまして、見事にその「口の中にピザを入れて、お腹の中にピザが入っているイメージ」それが自分の領域の中。「あ~、こういうことね~」と思って。

ロイ:そこは一応2つ解釈が出来て、もうモグモグ食べちゃって胃に入ったとも言えるし、あとは日本語の「いただきます」っていう言葉に近いんですけど、「いただく」って「貰う」の謙譲語じゃないですか、「貰う」って自分のところに来るってことですよね。それって「食べる」っていう意味で、日本語でも使うんですよ。

だからhaveは自分のところに来るから、「じゃあ食べるんだ」みたいな。そういう捉え方もできるので、「厳密にこうだ」とは言わない方がたぶん良いところなんですけど、イメージとして「食べるのね、なるほど」と思えれば良いんですよ。大事なのはそこの実感なんですよね。その実感がないと、単なる暗記になってしまって応用がきかないし、新しいのが出てきたら分からなくなっちゃうので。

上村:やっぱり日本語に縛られているというか、あえて日本語に訳す必要がない。訳しちゃうと、その限定になっちゃうっていうのを痛感しましたね。

ロイ:だからその、日本語はあくまでも確認するための、これで良いのかなっていうのを確認するために、こう日本語と突き合わせてみるぐらいは良いんですけど、でも日本語が先に来ちゃうんですよね。訳して訳してってなると。そうするとまた英語の理解がしづらくなるので、ちゃんと感覚的に掴むっていうのが、ほんと大事ですね。

上村:ちょっとね、一歩一歩、確実な歩みではあるんですけど、そういう領域にどんどん持っていけたらと思ってます。

ロイ:いや~、じゅんじゅんが着実に進歩してるっていう、素晴らしいっすね!(笑)。

上村:いや~、1ヶ月だからね、どんなダメ出しされるかと思ってましたけどね(笑)。「おまえ、まだこんなとこなのか?(笑)」みたいなね。鬼軍曹なロイさんが、見れるかなと思って。

ロイ:いや、僕頑張らないっていう人ですから(笑)。

上村:そうですね、根本が間違ってましたね(笑)。いや~、でもね、こうして一歩一歩、僕が成長できるのは、ほんとに、この書籍のおかげでもありますので。この書籍を読みつつ、自分の中で理解をどんどん深めていっていきたいと思います。

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