CLOSE

第5回:辞書に意味は載っていない?<ラジオ「西澤ロイの頑張らない英語」>(全1記事)

TOEIC満点を獲得した男が語る、英単語を覚えるコツ 「覚えよう、覚えようとすると記憶に残りづらい」

西澤ロイの頑張らない英語。このラジオは、英語が上達しない原因を根本から治療するイングリッシュ・ドクターの西澤ロイ氏が、英語の効果的な上達法・学習ノウハウ、英語を使って活躍している方のインタビューなどを伝える番組です。TOEIC満点を獲得し、「頑張らない」をキーワードに英語勉強法をレクチャーするロイ氏が、リスナーからの疑問に答えます。今回は、英単語を覚えるコツを徹底解説します。

英単語を覚えるコツ

上村潤氏(以下、上村):なるほど。英単語をイメージするという部分にも気付けましたし、ロイさん流の単語を覚えるテクニックというのがいくつか載っていたんですけど、ロイさんの口からちょっとテクニックを伝授してもらってもいいですか。

西澤ロイ氏(以下、ロイ):僕はテクニックだと思っていないんですね。僕流っていうのもちょっとおこがましいかなと思うんですけど、脳科学的に言うと、誰でも覚えられるんですよ。脳の使い方みたいなものをちょっと知るだけでいいんですね。人間の脳って、聞いたり見たりしたことをまず記憶に入れる。つまり覚えてるんです。

ただすぐに忘れてしまうという話なので、忘れないようにすることが必要です。でもみんな覚えよう、覚えようとしてしまうのでちょっとやることがずれてしまって、それで記憶に残りづらい、ということがあるんですね。だから思い出そうとする、ということをやればけっこうすぐに単語とかが覚えられるんですよね。

上村:自分の身近なものに置き換えるとすごくすんなり入ってきたんですけど、自宅の住所だとか電話番号だとかって絶対忘れないじゃないですか。

ロイ:(住所や電話番号を)何回も言いますよね。何回も思い出すから、そうすると記憶に残るんです。

英語の勉強も一歩一歩

上村:やっぱり、今僕が単語を勉強しているというのがあって、身近にあるものをまず(英)単語にして色々覚えていこう、というのをやっているんですけど。

ロイ:例えば、メガネは?

上村:glass。

ロイ:素晴らしい。glasses複数形にするとパーフェクトですね。時計は?

上村:watch?

ロイ:watchは腕時計ですね。置き時計とか掛け時計はclock。

上村:あ、clockか! ……はい、もう小学生以下に下りてきましたけど(笑)。

(一同笑)

上村:これ、、たぶんディレクターの娘さんより英語力ないかもしれないですけど(笑)。英才教育ですからね、うちのディレクターの娘さんは。まあそんなわけで、英単語をまずは、語彙を増やしていって、そして英語に対する理解力を深め、さらに『頑張らない英文法』を読み込み、会話として成立するようにしていきたいと思います。

ロイ:それが潤さんの計画、ですね。

上村:そうです!

ロイ:楽しみですね。

上村:まだまだよちよち歩きな状態ですからね。りんご見たら appleて言うくらいの(笑)。まずはそこから始めていきたいと思います。

ロイ:転びながら、立ち上がっていってください。

上村:がんばらないで、転びながら、それでも立ち上がって(笑)。

ロイ:そうそうそう。例えば、歩くときに挫折する子どもっていないんですよ。「俺もう歩くの無理だ……」って挫折する子どもはいないですよね。

上村:はい。そんな遅々とした歩みではございますが、どうぞこれからも上達していきますので、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。

ロイ:はい。応援しています。

今日の一曲

上村:ありがとうございます。そして、かかってきた曲ですね。こちらが今日の一曲になります。初めから『頑張らない英語』を聞いていた方にはなじみある曲かもしれませんが。こちらが……。

ロイ:こちらは、日本語でいうと『線路は続くよどこまでも』。英語版のタイトルが「I’ve Been Working on the Railroad「という曲で、がんばらないつながりで選んでみました。日本語だとすごい勤勉な感じの歌なんですよね。

上村:そうですよね。

ロイ:どこまでも運んでくれそうな、頑張って走らせている感じ。でも英語の歌だとサボってるんですよ。

上村:ぜんぜん意味が違うじゃないですか(笑)。

ロイ:そうなんです。そもそも「働いてるのは暇つぶしだよ」とか、そんな感じで始まります(笑)。

上村:けっこうぶっちゃけますね(笑)。

ロイ:そうなんですよ。それで、汽笛って言うんですか、「ポーッ」て鳴らす。あれを鳴らさないんですよ。だから「早く鳴らせ!」って言ってる歌なんです(笑)。サボってんじゃねえ、みたいな(笑)。

上村:ちょっと急かしてる感じの。ちゃんと働け! お前と。

ロイ:そうです。だから日本語だと汽笛が鳴って汽車が走ってるイメージじゃないですか。英語版は汽笛鳴らない感じなんです。鳴らせ鳴らせ、なんで。

上村:おもしろいですね。事前に日本語訳は読んだんですけど、日本語の歌詞と英語を訳した歌詞というのを見比べてみると、新しい気付きがいっぱいあると思います。

ロイ:まったく違いますもんね。

上村:僕と同じ、英語が苦手な方はぜひ、そこから始めてみるのもいいかもしれないですね。というわけでそろそろお別れのお時間がやってまいりました。

「西澤ロイの頑張らない英語」。このコーナーでは、納得!!英語学習カウンセラー西澤ロイへの疑問・質問、英語に関するあんなこと・こんなことを取り上げて欲しい、などなど幅広くリスナーのみなさまからメッセージを募集しています。宛先はinfo@kotom.net、件名に「江東モーニング 頑張らない英語」と明記の上お送りください。みなさまからのたくさんのメッセージ、お待ちしております。それでは「西澤ロイの頑張らない英語」、お届けしましたのは?

ロイ:西澤ロイと。

上村:ナビゲーター上村潤でした。

ロイ:Thanks for listening. See you on March 29th. Bye-bye.

続きを読むには会員登録
(無料)が必要です。

会員登録していただくと、すべての記事が制限なく閲覧でき、
著者フォローや記事の保存機能など、便利な機能がご利用いただけます。

無料会員登録

会員の方はこちら

関連タグ:

この記事のスピーカー

同じログの記事

コミュニティ情報

Brand Topics

Brand Topics

  • 「資格のかけ算」で切り開くキャリア戦略 4パターンの資格の組み合わせで自分の強みを最大化するヒント

人気の記事

新着イベント

ログミーBusinessに
記事掲載しませんか?

イベント・インタビュー・対談 etc.

“編集しない編集”で、
スピーカーの「意図をそのまま」お届け!