2024.10.21
お互い疑心暗鬼になりがちな、経営企画と事業部の壁 組織に「分断」が生まれる要因と打開策
第1回:英語を「頑張らない」とは?<ラジオ「西澤ロイの頑張らない英語」>(全1記事)
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上村:そんな学生時代の英語の経験を活かして、現在『頑張らない英語学習法』という本まで出版されているということなんですが、そもそも「頑張らない」というのはどういうことなんですか?
ロイ:英語を学ぶ時に「とにかくやれ!」とか、「英語は覚えるものだ」とか、けっこう根性論的に言われることが多いと僕は思っています。そう言われて英語を沢山聞く。「沢山とにかく聞け」と言われてリスニングをがんばってやって、1つも上達しないみたいに、せっかくがんばってやったのに結果が出ないのは、非常にもったいないと思っているんです。それで、僕が今まで英語をやってきて、教え方も学んで確信しているのは、正しいやり方でやれば絶対に上達するんですよ。
だからもし上達しないとしたら、なにかよくないことをやっていたり、自分に合っていないことをやっていたりするからなんです。だからがんばる前にまず正しい方法をとりましょうよ、という所はけっこう大きなポイントかなと思います。
上村:たしかにそうですね。けっこう僕らの世代だと、「とりあえずやってみよう!」「がむしゃらにやれば何とかなる!」という、方法がどうあれがんばればなんとかなる、という人たちはけっこう多いので、そこから見直したほうが効率よくというか。
ロイ:やる気は素晴らしいですけど、せっかくがんばってやって上手くいかなかった時に、みなさん勘違いしてしまうんです。例えば「自分には英語の才能はない」とか、「覚えられないのは自分が悪いんだ」みたいに思っちゃう方が多いんですね。そうじゃなくて、「やり方がちょっとずれていただけなんですよ」と。「正しい方法をちゃんととれば誰でも上達するんですよ」ということをお伝えしたいですね。
上村:なるほどね。それが今までロイさんが経験したところで辿り着いた答えというか、正しいやり方で学べば上達する。誰でも上達するということなんですね。
ロイ:そうですね。
上村:なるほど。そしてこの「がんばらない英語」というコーナーを立ち上げるに至ったその狙いを聞かせていただいてよろしいですか?
ロイ:やっぱり「がんばらない」といっても続けことって大切ですよね。やっぱりピアノだったらいっぱい弾くとか。日常的にやることが必要ですし、何でもそうだと思うんですね。英語もそうやって続ける時に、楽しむことってまず大事だと思うんですね。いきなり張り切って「この教材やろう!」とか、歯を食いしばって「がんばるんだ!」というではなくて、それだと続かないので、まずは楽しく、気楽に始めて、続けることからやりましょう、というところで、なにか楽しく学べるお手伝いができたらなと思っております。
上村:今ピアノという例が出てきましが、たしかに楽器って弾き方がわからなくても音を出しているだけでおもしろいですよね。
ロイ:うん。
上村:そしてその音を楽しんでいるうちにいつの間にか時間が経ってる。それってがんばっているっていう意識ないですよね。本当にただ楽しんでるだけ。でも体の中には蓄積されたものが、だんだん経験として積み上がっいくので、気がついたら弾けるようになっていたというのがあるわけですよね。
ロイ:そうですね。だから英語もまずは楽しく使えたらいいと思うんですよ。でも、最初から「私英語喋れません。英語苦手なんですよ」と言って使いもしない方が多いですよね。それで使いもしない方が非常に多いんです。でもそこで、まずは使ってみるとか、英語でテレビを見てみるとか、何でもいいんですけども、まずは楽しく何かをやっていただきたいなと。
上村:なるほど。テレビでもたしかにそうですよね。
ロイ:はい。
上村:僕は映画を観るのが趣味なんですけど、やっぱり洋画は基本的に英語で喋っているわけじゃないですか。下に字幕も出ているんですけど、常に字幕を見ていると画面が見れてないという(笑)。
ロイ:そうなんですよね。
上村:ただ、画面に集中していると英語だからよくわからない、だいたい雰囲気でこんな感じかな? みたいなかんじで見ちゃうんですけど、そういう楽しみで続けていけば、自然とその耳に入ってくるものは蓄積されていくんですか?
ロイ:そのままのやり方ではなくて、例えば好きな映画だったら、その音声を真剣に聞いてくださいって言われたらたぶんできると思うんですよ。
上村:うん。
ロイ:そうしたらそこでトレーニングができるというか、まあ英語を楽しむのと上達するのはちょっとわけたほうがいいと思うんですけども、好きな題材を使えば上達ってしやすいと思うんですね。
上村:ほう。なるほどね。英語というだけでけっこうシャットアウトしちゃう方が多いですよね。
ロイ:こう、みなさん身構えてしまったりとか。
上村:僕も仕事柄、外国の方とお話しする機会というのがあって、けっこう日本語を喋れる方って多いですけど、中には喋れない方っていらっしゃるんですよ。でもすごく気さくな方が多いので、ドンドン話し掛けてくるんですよ。それで、僕としても「僕喋れませんから」って止めてしまうのはちょっともったいないなと思うので、なんとがんばって自分の中にある単語で話し掛けはするんですけどね。こういう時にもっと喋れればよかった、もっと勉強しておけばと思います。
ロイ:そうですね。そこの悔しい思いをバネにしたりとか、あとは通じて嬉しかったとか、そういう気持はけっこう大事ですよね。
上村:なにか1つ嬉しかった経験、楽しかった経験があると、さらに次のステップに進めそうですね。
ロイ:はい。
上村:ちなみに、コーナーの狙いとちょっと話は違うんですが、現在いろんなところで西澤ロイ流の勉強法を教えていらっしゃるということなんですが、少しだけでいいのでどういったことをやっているのか教えていただいてもよろしいですか?
ロイ:英会話の講座で言うと、2時間で英語が話せることに気付いてもらう講座をやっています。それが「世界一聞きたい英会話の授業」という名前なんですけども、その中でやっているのは、中学英語はみなさん知ってますよねと。これを使ったら実は喋れるんですよ、というのを体験してもらっています。
上村:ほう。
ロイ:その講座の中でやっているのは100個の英単語を見せて、その中で何個知っているかチェックしてもらいます。それは中学校レベルの動詞が100個あるんですね。それで今まで2、300人の方にチェックしたんですけども、1番少なかった方で72個知ってるんですよ。
上村:72個! はい。
ロイ:それでほとんどの方が98個から100個知っているんですよ。それだけ知っているのってすごくないですか?
上村:そうですよね。実際に数えたことはないですけどすごいことですよね。
ロイ:多くの方が中学英語を習ってますし、日本語の中にもカタカナ語っていっぱい入ってますよね。だから800個とか1000個という単語は余裕で知っているんです。実は、それを使ったら喋れるんですよね。でもみなさん「私喋れないから」と言って喋ろうとしない。そこって非常にもったいないですよね。
上村:勉強法以前にその考え方から変えてこうということですね。
ロイ:そうですね。考え方って非常に大きいですよね。
上村:なるほどね。リスナーのみなさまにこの気持ちが届いて、かつ正しいやり方を、こうしてロイ先生自身から発言していただくと、リスナーのみなさまも「これはいいんだ」、「今までのあれは実は間違っていたんだ」というのがわかれば、より英語が身近になるというか、英語だからっていくんじゃなくて、生活の中に英語があるという状態にしてしまえば、より壁が無くなるということなんですかね。
ロイ:そうですね。
上村:ぜひともコーナーが進んでいくに従って、より実用的なものとかも試してみるとおもしろいかもしれないですね。ぜひとも今後いろんなコーナーが立ち上がっていくと思いますのでね。ぜひともこれからの「西澤ロイのがんばらない英語」こちらを楽しみにしていただきたいと思います。
(エンディング曲が流れる)
そろそろお時間が近づいて参りましたが、こちらの曲は?
ロイ:これは「ABCの歌」(ABC Song)ですね。
上村:よく耳にする曲ですよね。
ロイ:この曲は歌詞が「ABCDEFG」その続きは何でしたっけ?
上村:「HIJKLMN」じゃないですか。
ロイ:というふうに思っている方が多いですけど、実際には違うんですよ。
上村:違うんですか?!
ロイ:「LMN」っていうふうに区切るのは不自然なんですね。なので英語だと「LMNOP」(エレメノピー)。
上村:おっ!
ロイ:「LMNOP」がくっついて「LMNOP」(エレメノピー)って言うんです。
上村:あっ! 「LMNOP」(エレメノピー)。
ロイ:はい。
上村:もうそこまで言っちゃうんですね。
ロイ:言っちゃうんです。
上村:「LMNOP」。その先は僕はもう出てこないですけど(笑)。
ロイ:実際曲を聽いていただいて、というかんじで、そういう意識改革のために今日はこの曲をご用意してみました。
上村:なるほど。これは「ABC Song」ということで、気になる方はぜひチェックしていただきたいと思います。
上村:そしてロイさん、先ほどお話しにも少し出ましたが、書籍が販売されているということで、映るかなこちらです。ぐーっと寄ってきた。こちらですね『英語を「続ける」技術』、そして『頑張らない英語学習法』。こちらはどういった書籍になるんですか?
ロイ:『英語を「続ける」技術』は、英語は続かないという方に、楽に続いて、気付いたら上達する、そして英語嫌いも解消して英語好きになれる、そういうテーマで書いた本ですね。
『がんばらない英語学習法』は、世の中にたくさん英語の本ってありますよね。それでどう学んだらいいのか迷ってしまう方が非常に多いので、英語学習法のバイブルを作ろうと思って、書いた本がそちらですね。
上村:なるほど、なるほど、こちらは『英語を「続ける」技術』ですね。こちらかんき出版より1,200円と税ですね。と、こちら『頑張らない英語学習法』こちらはあさ出版さんから1,300円の税別で販売しております。こちら全国の書店さん、さらにネットショップなどでもお買上げいただけますので、気になる方はぜひともチェックしていただきたいと思います。それでは最後にリスナーの方々にメッセージを一言いただいてもよろしいですか?
ロイ:はい。英語をがんばるものだと思わないでください。本当にあの英語を楽しく、で、納得しながらぜひ学んでいただければなと思います。
上村:はい。ありがとうございます。それではね、これから素敵なコーナーにしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。
ロイ:よろしくお願い致します。
上村:それでは「西澤ロイの頑張らない英語」。お届けしましたのは。
ロイ:西澤ロイと。
上村:ナビゲーターの上村潤でした。
ロイ:Thanks for listening. See you next week.
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