CLOSE

minneが変えるモノづくりの未来~デジタルを活用してハンドメイドのある暮らしを楽しもう~(全4記事)

「粘土は自由すぎてスタンダードがない」ラーメンズ片桐氏が目指す“立体映え”する作品とは?

GMOペパボのハンドメイドマーケット「minne」が、テクノロジーとハンドメイドの新しい世界をテーマにしたトークイベント「minneが変えるモノづくりの未来~デジタルを活用してハンドメイドのある暮らしを楽しもう~」を開催。事業部長を務める阿部雅幸氏、アーティストとして数々の彫刻作品を作っているラーメンズ片桐仁氏、人気ハンドメイド作家 Fish Born Chipsが登壇しました。モデレーターは塩谷舞氏。最終パートでは、片桐氏が作りたい作品を語りました。

minneに登録している作家は関東近郊が一番多い

塩谷舞氏(以下、塩谷):お時間もまだございますので、なにか聞きたいこととかあれば。逆に「minneさんに教えてほしいんだけど?」とか。

片桐仁氏(以下、片桐):そうですね、minneさんへの質問とか。

Yoshiteru氏(以下、Yoshiteru):これからminneを使いたい人とか。

塩谷:Twitter経由で質問きてます。すごく手を挙げにくいなと思いますけども。

片桐:手を上げにくいですよね。じゃあ、左から順番に(笑)。

塩谷:Twitterに質問がありましたよ。

片桐:ああ、Twitterにね。

塩谷:「minneはどの地域に作り手、買い手が多いのかな?」という。

阿部雅幸氏(以下、阿部):作り手というと、関東近郊が一番多いですね。あとは関西、九州。

塩谷:やっぱり、人口が多いところ。

阿部:はい、比例しています。

購買ユーザーも関東近郊が多い

片桐:買う人もですか?

阿部:買う人もそうですね。

塩谷:なるほど。意外と普通の回答ですね。

片桐:なにを期待してたんですか。

阿部:ねじ曲げてもしかたないんでね(笑)。

片桐:和歌山が多いと言っときます? 一応。

阿部:えっと、じゃあ、和歌山が多いです。

塩谷:じゃあって(笑)。

片桐:秋田とか、島根とか、どうです?

阿部:じゃあ、多いです。

片桐:じゃあ、大分。

阿部:大分も多いです。

片桐:宮崎も?

阿部:多いです。

(会場笑)

片桐:あと、福井かな。

阿部:福井……。

片桐:でも、全国にいるんですよね? いない県はない?

阿部:いない県はないです。

片桐:31万人を握ってますからね(笑)。

阿部:握ってないです(笑)。

片桐:情報をね。握ってるというと、あれですけど。

カスタマーサービスのスタッフが目視で確認

塩谷:でも、今日いらっしゃってるみなさん、表参道店ですので表参道民ですか?

片桐:表参道店だから表参道民なんですか? 違うでしょ? みんな電車に乗ってきてるんですよ。

塩谷:私だって東京に行かないとか、本当は思ってたんです。大阪でもやっていける。

片桐:そうですね。全国どこでも売れますからね。

阿部:地方にいても買えますからね。

片桐:イベントに行かなくても?

阿部:極端な話。まあ、実物を見る良さはありますけどね。

片桐:そうですね。

塩谷:なにかほかにご質問がある方はいらっしゃいますか?

片桐:今言いたくなかったら、すぐTwitterにあげてもらっていいですから。

塩谷:「削除してますか?」。わりとガチな質問が……。

阿部:トラブルはあまりないんですけど、やっぱりこう侵害するような作品もあったりするので、そこは随時、削除対応はしてます。

塩谷:けっこうCtoCというか、お客さんにとっても変わってきそうですけど。

阿部:ちゃんとカスタマーサービスのスタッフが目視で確認してますので。

片桐:全部の品物、実物を見てるんですか?

阿部:実物じゃなくて、写真だけなんですけど。例えばミッキーマウスだったりとか。

片桐:ああ、パロディであったりね。

阿部:はい。「だめですよ」とお伝えしたり。あと、見てる方から連絡が入ったりするので。

片桐:(笑)。

阿部:「これ、いいんですか?」と。

片桐:言ってくるんですね。インターネットの正義で。

阿部:「だめですよ」と回答したりしてますね。

PCトップの作品はminneスタッフが選んで掲載

塩谷:ほかの質問なんですけど、「出店者が31万人いるんですが、その中で人目につかない物もあると思うんですけど、minneはどのようなサポートをしてるのですか?」。

阿部:そうですね、なかなか。

片桐:ホームページで一番上にくるにはどうしたらいいか、みたいなことですもんね。

阿部:そうです。今、パソコンのトップページはminneのスタッフが選んでるんですよ。一番大事なのは、写真です。ちゃんときれいに撮れてるかどうか。

塩谷:そうですよね。

阿部:ご自身で撮影されてるんですけど、ここはやっぱり目に止まるのがポイントなので、写真は重視してますね。あとは作品自体の質ももちろん見てます。オリジナリティがあるかってところも見たりしてます。

塩谷:別の質問いきます。「消しゴムハンコは売ってますか?」

阿部:消しゴムハンコは売ってます。

片桐:消しゴムハンコはすごい倍率なんじゃないですか?

阿部:けっこう多いですね。

塩谷:なるほど。イラストのほうが売れますか? 

阿部:イラストも売れますよ。イラストが売れますというか、物によります。買う人もけっこういますね。

片桐:レザーも多いですよね。

Yoshiteru:レザーも多いです。

片桐:増えてんじゃないですか? 2人のせいで……おかげでね(笑)。

Yuka氏(以下、Yuka):でもやっぱりレザーはレザーなので、多いんですよ。でも、レザーのデザインって決まったものばっかりなんです。

Yoshiteru:バイク乗りのやつか、柔らかいきれいめなやつか。

片桐:カスタムといえば。

Yuka:素材を生かすとか。うちは、素材を生かすとかがあまりないんで。

片桐:飴色みたいなやつとか。シルバーのネイティブアメリカンっぽいやつとか。バイクのフリンジついたやつとか。パターンはたしかに、決まったものが多いですね。今まで、保守的な分野だったんですよね。

片桐氏「立体映えするものを作りたい」

塩谷:粘土はどうですか?

片桐:粘土は自由すぎて、スタンダードがないという(笑)。なんとも言えないですね。どうしたらいいのかが、いまだにわからない。

塩谷:片桐さん、これから粘土でこんな物を作りたいとかありますか?

片桐:わからないですけど……パソコンはまだやってないですからね。やろうとしてずっとやってないんですよ。MacBook Airとかいいサイズですもんね。ただ「別にパソコンじゃなくていいのかな?」とずっと思っていて(笑)。

iPadとかiPhoneは、けっこう制約があるんですけど、パソコンは全部覆えるから。アダプターのところ以外はね。だから逆にやってないんですよね。

塩谷:どんなものを作りたいです?

片桐:もっとコロッとしたのがいいです。

塩谷:コロッとしたの?

片桐:立体映えするやつがいいですね。やっぱり平ぺったいやつとか棒みたいなやつって、立体にしてもね……あまりいい写真が撮れないという。

Yoshiteru:それ、悪口?

片桐:僕への悪口ですよ! 粘土を彫るのは難しいけど、(パソコンは)ケースがまずないので、ここに粘土をつけるのはなかなか勇気いりますね。

塩谷:携帯のデコレーションぽい?

片桐:そう、2つ折り時代がおもしろかったですよ。パカッとしなきゃいけないから。マーライオンにしたり。

塩谷:2つ折り時代を経験されてますよね。

片桐:そうです。その時はiPhoneを持ってなかったんで。

片桐:そんなころからやってますからね。

塩谷:確かに。パソコンをデコってる人ってあんまり見ないですしね。

片桐:そうなんですよ。だから、チャンスはチャンスなんです。

阿部:逆に新しい。

片桐:逆に新しいですか。

Mac Proはデコりやすい?

塩谷:Macbookだと、表にシールを貼りまくることがありますけど。

片桐:シールをね。

塩谷:あれは、どう思われますか?

片桐:なんとも思わないです。自分もやりますからね。自分の仕事のきっかけですよ。出会いをもらったりすることもありますから。

だって、楽しいじゃないですか、シールを貼るの。外国に行った時、スーツケースいいっぱいにシールを貼りまくるじゃないですか。やればいいじゃないですか(笑)。なぜ僕に意見を求めるんですか……。どっちなんだって(笑)。やりたいです。パソコンもやりたいですけど。

塩谷:「Mac Proだとデコりやすい」という意見がきてますけど。

片桐:そんな意見が? デスクトップのほう? Mac Proってどれですか?

阿部:一体型ではなく、本体のみのやつです。

片桐:ああ! 本体のみのやつですね! でも熱を外に出してあげないといけないですよね?

塩谷:そうですね。覆わない感じで、通気性をもたせて。

片桐:そうですね(笑)。それはちょっと思います。だから、アルミとかで作ればいいんですよね? パンチングみたいにいっぱい穴あけて、叩いて作っていくみたいに。

Yoshiteru:銅と同じ。

片桐:はい、やりません!

阿部:やりません。

塩谷:やらないということで……。

片桐:最後それで終わり!? 時間戻したい! やりたい気持ちはあります。

作って、ネットで広めて、売る

塩谷:今日はネットを活用したものづくりについて、作って、広めて、売るということで。世知辛いお金の話なんかもいただいて。

Yoshiteru:(笑)。

片桐:そう言うと、そういう印象しか残らない。塩谷さんの悪意を感じましたね。

塩谷:それではこれで終わろうかなと思います。minneのハッシュタグを付けてついぶやいていただければと思いますので、今日は本当にみなさんありがとうございました。

片桐:ありがとうございました。

阿部:ありがとうございます。みなさん、立ったままご覧いただいて、ありがとうございます。

片桐:足湯とか行ってくださいね。

塩谷:そこに温泉ありますから。

片桐:あるんですか? あら、いい情報ですね。

続きを読むには会員登録
(無料)が必要です。

会員登録していただくと、すべての記事が制限なく閲覧でき、
著者フォローや記事の保存機能など、便利な機能がご利用いただけます。

無料会員登録

会員の方はこちら

関連タグ:

この記事のスピーカー

同じログの記事

コミュニティ情報

Brand Topics

Brand Topics

  • 「資格のかけ算」で切り開くキャリア戦略 4パターンの資格の組み合わせで自分の強みを最大化するヒント

人気の記事

新着イベント

ログミーBusinessに
記事掲載しませんか?

イベント・インタビュー・対談 etc.

“編集しない編集”で、
スピーカーの「意図をそのまま」お届け!