2024.12.19
システムの穴を運用でカバーしようとしてミス多発… バグが大量発生、決算が合わない状態から業務効率化を実現するまで
【#046】VLOOKUP Part1 - はじめてVLOOKUP関数の使い方を学ぶ人のための入門編(全1記事)
リンクをコピー
記事をブックマーク
おさ氏:はい、どうもみなさんこんにちは。「おさとエクセル」のおさです。今日は、検索と参照の関数のなかから、VLOOKUPという関数を勉強していきます。VLOOKUP関数、どんな関数かと言うと、Vertical Lookup、縦に調べる関数ですね。
「縦に調べるってどんなシュチュエーションだよ」と思う方もいるかもしれません。みなさん、あるリストを受け取ったと思ってください。リストのなかには、名簿みたいにデータがたくさん連なっているとしましょう。例えば、その場合に、みなさんは自分の名前を見つける時どうするでしょうか。
上から順番に自分の名前を探していきますよね。仮に自分の名前が見つかったならば、それに関連する、ほかの情報、電話番号とか、住所とか、LINEIDとかも今は書いてあるのかもしれません。同窓会とかね。
そういったデータを探していきますよね。縦に調べて見つかったならば、横のデータからあるデータも抽出してくる。こういった作業をしてくれるのが、VLOOKUP関数です。
具体的な作業に関してはワークシートのほうで見ていくことになりますが、今日1日だけではすべてを説明することはできません。なぜかと言うと、この関数、とっても奥が深い関数だからです。いろんな業務のシュチュエーションで、いろんな違う使い方になっていくんです。
ですので、今後、このVLOOKUP関数に関した情報を細切れに、何回か、あるいは何十回かにわけて動画でお伝えしていくことになります。みなさん、VLOOKUP関数地獄みたいになると思うんですが、これをマスターすると、とっても業務に役立ってくると思うので、お付き合いください!
どうぞよろしくお願いします。では、移っていきましょう!
では、こちらのワークシートご覧ください。今こちらに寿司ネタのデータベースをご用意しました。B列には、商品名が書かれています。ぶり、はまち、えび、ずわいがに……。こんなネタご用意しています。
僕は小さい頃、寿司職人になりたかったんですが、今日は、みなさんが寿司職人だとして、商品のネタを発注する役割を担うとしましょう。その時に、例えば「3月はこはだがよいですよ」と。「仕入れ値価格はいくらだ?」「毎日変わるんだよ、時価だからね」となるわけです。
これ一つひとつ、調べたら大変なことになるんですよね。例えば「お前、ちょっとこはだ調べてこい、仕入値としてはいくらだ? リスト渡すから探せよ」と。すると商品名を上から見ていって、こはだを見つけるわけです。
そのなかから、仕入値って、1,189円なんだとわかって、ここに1,189円と入力すると。これでもいいんですよ。ただ、めちゃめちゃ時間がかかるんです。このリストが大量にあったらどうするんだと。
例えば、購入量が3キログラム、費用合計は仕入値×購入量ですので、こういうふうに入力して3,567円と出てくるのですが、これ仕入れ値価格が自動的に算出できれば、自動的に費用合計も出ますよね。
ということで、仕入値のところにVLOOKUP関数を入れていきます。
=で初めて、VLOOKUPを選択すると、4つ引数が出てきました。検索値、範囲、列番号、検索方法。4つ目の検索方法に関してはまた別の動画でご紹介いたします。
今日は、最初の3つのうち、特に、2つ目の範囲と3つ目の列番号に注意して覚えるようにしていきます。では、先ほどの人力の場合とまったく同じ指定方法です。
まず最初に、何を調べたいかと言うと、こはだですね。検索値としては、こはだが含まれたH3のセルを指定することになります。
今、こはだが選択されたかを確認するために、検索値をクリックして、ファンクションキー、F9をクリックすると、なかに含まれているものを見ることができます。こはだになっています。
「Command+G」か、「Ctrl+G」で元に戻してください。次に、範囲選択をしてきましょう。範囲選択の注意点は、今、検索値がこはだというわけですけども。検索値のカテゴリって、商品名でした。商品名を範囲選択の一番左に持ってこないといけません。
どういうことかというと、こういうことですね(B3:E27を選択)。これで範囲選択は完了です。これについては後ほど詳しく説明します。
コンマ打って、3つ目の引数、列番号ですね。列番号とは、今、こはだっていう文字列がこの選択範囲のなかで含まれているかどうか探して来てねっていう指定を行いました。ただし、仮に、こはだが見つかったならば、仕入値を返してほしいんです。
仕入値がこの選択範囲のうち、何番目、何列目にあるのかを指定しないといけません。ここでは、4列目になります。
4つ目の引数(検索方法)については今回、0と入力してください。これは完全位置という方法です。
これで、Enterを押してあげると、1189という値が返ってきました。こはだの値段は1,189円ですので、オッケーです。
では、商品名のところをどんどん名前を変えてみましょう。例えば、ぶり。Ctrl+Enterを押すと、場所を変えずに、アクティブセルを固定したところで変えることができます。
今、商品名がぶりで仕入れ値も変わりましたね。どんどん変えていきます。うにだと901円になりました。例えば、ほかだとうなぎは891円。こういったかたちで、VLOOKUP関数がしっかり適用されていることがわかります。
先ほど、2つ目の引数を指定する時に、「一番左のところに必ず、検索値として指定したカテゴリ、今回ですと商品名、を持ってくるんだよ」と言いました。仮に、選択範囲を変えた場合を見てみましょう。今、一番左のところ(A列)ってなにも書かれていませんよね。
このままEnterを押すと、もちろん、エラーが返ってきます。
なぜなら、VLOOKUP関数の場合、指定する範囲内の一番左の列に検索値が含まれていないといけないからです。先ほどと同様に、Bのところから選択してあげると、いい感じで返ってきます。
こんな感じです。しっかりとVLOOKUPの機能と、引数の指定方法を覚えておくようにしましょう。以上です。
みなさんお疲れ様でした! 今日はVLOOKUP関数の基本的な使い方についてみてきました。VLOOKUPのおさらいをします。
1つ目の引数としては、検索値です。たとえば、長内考平という検索文字列、考えられます。
2つ目の引数としては、その検索値を探したい選択範囲を指定してあげます。ただし、注意点としては、検索値を必ず、選択範囲の一番左の列にもってくるということです。
3つ目の引数としては、実際に抽出したいデータが選択範囲の左から何列目に含まれているのかということをExcelに教えてあげるというものです。
4つ目も、引数がありましたが、今回は最初の3つをしっかり覚えていくようにしましょう。次回以降の動画では、4つ目の引数についても詳しく見ていきます。また、そのほか、いろんなかたちでVLOOKUP関数をどう使ってくのかをご説明していきます。
というわけで、次回以降もVLOOKUP関数を勉強していきます。今日はありがとうございました!
2024.12.20
日本の約10倍がん患者が殺到し、病院はキャパオーバー ジャパンハートが描く医療の未来と、カンボジアに新病院を作る理由
2024.12.19
12万通りの「資格の組み合わせ」の中で厳選された60の項目 532の資格を持つ林雄次氏の新刊『資格のかけ算』の見所
2024.12.16
32歳で成績最下位から1年でトップ営業になれた理由 売るテクニックよりも大事な「あり方」
2023.03.21
民間宇宙開発で高まる「飛行機とロケットの衝突」の危機...どうやって回避する?
PR | 2024.12.20
モンスター化したExcelが、ある日突然崩壊 昭和のガス工事会社を生まれ変わらせた、起死回生のノーコード活用術
2024.12.12
会議で発言しやすくなる「心理的安全性」を高めるには ファシリテーションがうまい人の3つの条件
2024.12.18
「社長以外みんな儲かる給与設計」にした理由 経営者たちが語る、優秀な人材集め・会社を発展させるためのヒント
2024.12.17
面接で「後輩を指導できなさそう」と思われる人の伝え方 歳を重ねるほど重視される経験の「ノウハウ化」
2024.12.13
ファシリテーターは「しゃべらないほうがいい」理由 入山章栄氏が語る、心理的安全性の高い場を作るポイント
2024.12.10
メールのラリー回数でわかる「評価されない人」の特徴 職場での評価を下げる行動5選
Climbers Startup JAPAN EXPO 2024 - 秋 -
2024.11.20 - 2024.11.21
『主体的なキャリア形成』を考える~資格のかけ算について〜
2024.12.07 - 2024.12.07
Startup CTO of the year 2024
2024.11.19 - 2024.11.19
社員の力を引き出す経営戦略〜ひとり一人が自ら成長する組織づくり〜
2024.11.20 - 2024.11.20
「確率思考」で未来を見通す 事業を成功に導く意思決定 ~エビデンス・ベースド・マーケティング思考の調査分析で事業に有効な予測手法とは~
2024.11.05 - 2024.11.05