2024.12.19
システムの穴を運用でカバーしようとしてミス多発… バグが大量発生、決算が合わない状態から業務効率化を実現するまで
第52回:文章力が雌雄を決する…なら、どうやってスキルアップすべきか?(全1記事)
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中山陽平氏:今回のテーマは文章力です。文章力が雌雄を決するという内容をお伝えします。
最近ありがたいことに、以前より幅広いお客さまのコンサルをさせてもらう中で思うのですが、自社の情報を自社で発信できないということは企業にとって致命的な時代になっています。
インターネットは、昔は一部の人間しか使わないものでしたが、一番使わないと思われていたシニア層の人にも浸透していき、若い人はそのまま使っており、一部の使わなくても生きていけるような人だけが使わないという状況になっています。
ターゲットが使わない人の場合は良いのですが、そうでない場合、リアルとネットの両方において自社の情報を発信できるようにしなければなりません。
ただ、自社の情報や、お客さんにどういったことを言えば響くのかということについて、生の一次情報というのは皆さんが持っているので、それを制作会社が伝書鳩のようになってコンテンツを作るのではなく、皆さんがコアの部分は自社で作って、そのお化粧を制作会社にしてもらう、あるいはもっとこうすればお客様に伝わりますよということアドバイスをしてもらう、そのようなイメージを持ってネット上でメッセージを発信していく必要があります。
その時に最も重要になってくるのは文章なんです。
デザイン、挿絵は完全にではないですが、代替が出来ます。例えばそれらしいテーマにしたければ有料の海外のWordPressのもので良いものがありますし、バナーを作るのも簡単にできるようになってきました。そのようなツールも増えています。
うちのサイトでも紹介していますが、ウェブライダーの松尾茂起さんのところで作っているバナープラスというものは、月々1万5千円ほどのソフトで作ることが出来ます。
ただ、文章は誰かに自動的に書いてもらうことはできません。もし書いてもらうとしたら、新聞記者のような方と綿密に打ち合わせをして事前に向こうに勉強をしてきていただき、その上でインタビューを行ってもらいます。そうすることで企業のことをよくわかった上で正しい情報をアウトプットすることができるようになります。
それくらい第三者が皆さんの事業を理解し、それを文字にし、それを人に伝えてもらうのは大変なことです。
そうでなければ取材というものが消えて無くなってもおかしくないはずです。しかし今、取材の大切さや聞く力が着目されているということは、それだけ人間から人間への情報伝達というのは難しいということです。
だとすると情報の元ネタというのは皆さん自身で作れないといけない。そうしないとお客様に響かないんです。
なぜお客様に響かないかというと、お客様に通用する言葉でコンテンツを作れないといけないから。お客様は様々な言葉遣いをしますから。
お客様に合った言葉遣いをしないとなかなか合わないんですよね。他にもありますが、自社で作ることが重要です。
だからと言って文章がすぐ作れるかというと大体の方はすぐには作れないです。なぜならそういう習慣がなかったわけですから。
文筆という職業があるくらいですから、文章を書くということは決して本来、生来与えられた能力ではなく皆さんで鍛え上げなければならないものです。
私も様々なところでブログを書いたり、記事を書いたり、コンテンツ作成というものを生業にしていますが、今も決して褒められたものではないですが昔は本当にひどかったですね。
昔のブログ記事なんて消したりしています。恥ずかしいので。
そのようにして数をこなすことで上手くなったのかなと思うのですが、だからと言って書いていれば文章力が上がるというものでもありません。
「上手くなりたいのでたくさん書いています」という方にお会いすることもありますが、書くと同じだけのインプットがなければ良いものは書けないです。
もともと自分の中にあるわけではないスキルですから元ネタというのは外から手に入れなければならない。
だとすれば、文学や文章表現が巧みなもの、スラスラと読めるようなものをどんどんインプットして、最初はアウトプットの倍くらいインプットした方がいいですね。
文章をうまくなろうと思えば、とにかく文章を読むことです。読めば自然とどのような言葉遣いをすれば分かりやすいのか、どのようなテンポ感、リズム感を持ったらいいのか、どこでどのような言葉遣いをすればいいのか、一体何をこの場面ですればいいのか、そういったことが自然と覚えられます。
文法の本を読んで、ここで接続詞を使ってとか、起承転結が何たらとか、これももちろん大切ですが、それはあまり面白くないというのが正直なところかなと思います。
それよりも、自分が読みやすいな、面白いなと思えるもの。そういったものをたくさん読んで、その上で文章を自分なりに書いてみてください。
最初は文体をコピーしてもいいです。ただ読んで読んで、そして書くということを繰り返していると、自然と自分の中に、少なくとも自分が読みやすい文章が染み付いてきます。
そうすれば、第三者に読んでもらい、そして万人が読みやすい文章にしたてあげればいいわけです。
最初からたくさん書いても、誰にも教わらないまま書いてもうまくいかないです。ひたすら素振りをしてもバットのヘッドスピードが上がらないのと同じことでやはり誰かから教わらないといけない。
その時一番てっとり早いことは、本を読むことなんですよね。中古の本屋に行けば1冊100円で山のように売ってますよね。特に昔の文豪の本とか。
昔の文豪が書いているのは宝の山なので、これから文章を書こうという人は、ブログなどでアウトプットするということは大切ですが、それ以上に日々本を読み、空き時間でも良いので、媒体はKindleでも何でも良いので、インプットをするということ。
必ずインプットをした上でアウトプットを行なうと、文章が書けるようになっていきます。ぜひともWEBマーケティングで成功をするための大切な文章力を鍛えていただきたい。
それを鍛えるための大切なのはインプットをすること。アウトプットの倍はすること。
それをぜひ心がけていただき、半年後にはスラスラと書けるようになるという目標を立てていただき、邁進していただければと思います。
文章が書ける人はすぐに成功しやすいです。私がコンサルをやっても成功しやすいです。ただ、文章というものがあまり好きではなかったり、あまり書き慣れていなかったりする方は、まずはそこからなので、成果をあげるのにどうしても時間がかかります。
うちも表面的なコンサルを行ない売り上げを上げるというのはやりたくないので、根本的なことをやっているのですが、そうすると、こういうところになってくるんですよね。
ぜひ皆さん、今日からで良いので本を1冊買って始めていただければと思います。
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