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“ぬるい”じゃない挑戦を生む職場づくりの新常識(全3記事)

部下に「発言してもムダだ」と思わせる上司のNG行動 否定でも馴れ合いでもない、心理的安全性の高いチームの作り方 [1/2]

【3行要約】
・「心理的安全性が高いチームはヌルい」というよくある誤解に対し、Unipos株式会社の仲里成央氏が解説します。
・Unipos株式会社の仲里成央氏は、管理職の7割が「意見を採用している」と答える一方で、一般社員の8割以上が「そう思わない」と思っている認識のズレを指摘します。
・組織の学習効率を最大化するには、部下への称賛をクローズドで終わらせず、オープンな場で共有する「仕組み」が不可欠。その具体的な実践方法を提示します。

前回の記事はこちら

心理的安全性の欠如が招く、事業活動への大きな損失

仲里成央氏:心理的安全性という考え方なんですけれども、例えば人事のみなさまが何かを進めていくために取り扱うテーマだったり、「そこはもう人事がやってよ」みたいなかたちで捉えられやすいテーマだったりもするかなと思っています。

(スライドを示して)実はこの心理的安全性がなぜ重要であるかということを別の角度から表現している図解が、こちらのスライドになっています。


ちょっとした疑問や、「こうしたほうがいいんじゃないか?」というような提案を、現場が上げにくい状態が組織に定着してしまうと、言ってもムダとか、やってもムダというモチベーションや挑戦意欲の低下を生んでしまったり、「ちょっとこれ、危ないな」と思っていても、それが言えない状態が続いていることによって、気づかぬうちに大きなミス、トラブルにつながってしまったり。

はたまた、上下間や部門間でのコミュニケーションとか協力意識が希薄化していく。こういった現場レベルで起き得る問題につながってくるかなと思っています。

これらの問題が積み重なっていくと、例えば若手の離脱が多くなってしまったり、サービス品質がこれまでのクオリティ、スピードを維持できなくなってしまったり、大きなインシデントが発生してしまったり。というかたちで、本当に事業の活動を脅かすような大きな問題につながりかねない。これが実は、心理的安全性が重要である理由の一つです。

みなさまの組織でも、「そんなこともわからないのか」「こんなこともできないのか」「勝手に余計な仕事を増やすな」「いちいち意見をするな」といった心理的安全性を損なってしまうような発言やフィードバック、それに近いコミュニケーションが起こってしまっていないかということを少し振り返ってみていただきたいなと思っています。

昨今のハラスメントに関するトレンドもあって、こういったコミュニケーション自体は組織の中で減ってきている会社さんが多いのではないかなと思っております。

10年前とは様変わりした「従業員が求めるもの」

一方で、一番初めのこのアジェンダの最後で伝えたかったのは、実は10年前と今で、従業員のみなさまが求めていることも同時に大きく変わってきているということです。例えば、チームで協力して成果を上げたいと考えている従業員のみなさまは、10年前は29.9パーセントしかいらっしゃらなかったのに対して、実は現在は74パーセントの一般社員の方々が、チームで協力して成果を上げることを仕事に求めていらっしゃいます。

そしてさらに、「組織の中で現場が発信した意見を採用されていますか?」とお聞きした際に、管理職の方は70パーセントの方が「採用していますよ」と答えるんですが、一般社員の方は16パーセントしか「はい」と答えていません。

つまり、この2つのスライドを使ってお伝えしたかったのは、実は管理職とメンバーの間でも、この心理的安全性や物の言いやすさには大きな認識のズレが生まれやすい構造があるということです。過去に比べてより一層コミュニケーションやチームでの協力・結束を大事にされる方が増えてきているということも、組織の中で起こっているもう1つの大きな変化になっています。

ですので、今日の2番目、3番目のアジェンダでは、実際にコミュニケーションの方法論や、よくある落とし穴のお話をさせていただきます。もちろんうまくワークされている会社さんや組織もあるとは思いますけれども、今日のウェビナーが「自分たちはどうだろうか?」とあらためて振り返るきっかけになっていると、すごくうれしいなと思います。

心理的安全性は部下との対話に橋を架けるための概念

情報量も多くなってしまいましたので、最後にセクション1のまとめをさせていただきます。まずは労働人口減少という非常に大きなトレンドの中で、個人が力を発揮する土台づくりの重要性がどんどん高まっているのは、事実としてお伝えできるポイントだと思っています。

そして、昨今話題になっている人的資本経営も、その土台を再構築して組織的人的資本を創出する活動を指していますので、本質的には個人が力を発揮する土台づくりと非常に親和性の高い考え方であり、テーマだと捉えています。

そして、心理的安全性が高い状態というのは、感じた違和感を年齢や立場にかかわらず、誰しもが発言できるチーム状態のことを指します。ただ、そういった意見のしやすさや提案のしやすさという観点では、管理職のみなさまとメンバーのみなさまの間で、実は大きな体感の差が生まれやすく、意識的にメンバーの意見を取り入れる、歓迎するコミュニケーションが非常に必要になっていきます。

ですので、これらを実践するために重要な概念であり、コミュニケーションに橋を架けていくための概念が心理的安全性であると整理いただくと少しわかりやすいかなと思います。

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