【3行要約】
・「市場競争に勝つために長時間労働は不可欠」という根性論が、実は日本企業の成長を最も阻害し、優秀な才能を活かせない要因になっています。
・株式会社COTENの深井龍之介氏は「戦略なき長時間労働は、人材プールの半分を失う構造的欠陥であり、歴史的な敗北を繰り返す」と警鐘を鳴らします。
・AI時代に代替不可能な「熱量」や「意思決定力」を持つ人材を確保するために、組織はどのような戦略的転換を図るべきかが詳しく解説されています。
歴史の構造からみる、戦略的ハードワーク時代を生き抜く視点
小室淑恵氏(以下、小室):さっそくですけれども、私が20年前に起業した時からずっと一緒にやっております、弊社のパートナーコンサルタント・大塚万紀子が聞き手として、深井さんのお話を聞かせていただきます。では深井さん、大塚さん、どうぞよろしくお願いいたします。
深井龍之介氏(以下、深井):よろしくお願いします。
大塚万紀子氏(以下、大塚):深井さん、あらためまして今日はどうぞよろしくお願いいたします。始めていきます前に、みなさんが私を「誰?」と思っていらっしゃると思うので(笑)、まずは簡単に自己紹介をさせていただきます。

深井さんにもご自分で自己紹介いただいたほうが、おそらくみなさんが喜んでくださるかと思いますので、そのままバトンをお渡ししつつ、私からいろんなご質問をぶつけていきたいなと。そんな流れで進めていければと思っております。
あらためましてみなさん、大塚万紀子と申します。今日はどうぞよろしくお願いいたします。今、小室からも紹介がありましたけれども、2006年に株式会社ワーク・ライフバランスを立ち上げた時からのメンバーです。
小室とは実は大学も違って、一緒に働いたことも同じ会社でもなかったんですけれども、お姉さんと妹みたいな関係性の中で私たちの会社を創業するに至りました。
前職は楽天という会社に勤めておりました。もうみなさん楽天はさすがにご存知かなと思うんですが、二十数年前ですので、まだまだ200人程度のどベンチャーに入社をしました。24時間営業、「24時間戦えますか」という中で私自身も仕事をした経験があります。
ただ、30〜40代になって長く働き続けることを視野に入れた時に、「今はすっごくエキサイティングなんだけれど、この働き方は続けられないな」というふうにも、一方で思っていた時期がありました。
コテンラジオとの運命的な出会い
大塚:今回のテーマの「持続可能なハードワーク」というのは、いったいどうしたらいいんだろうか? と、20代の若かりし大塚万紀子さんはそんなことに悩んでおりまして、小室に相談に行きました。
その時に知ったのが「ワーク・ライフバランス」という言葉です。その考え方に出会って、「働き方を変えていくソリューションがあるのか」ということに気づいてから、けっこう雲が晴れるように今は楽しく仕事をしているところです。
今日は光栄にも深井さんと対談させていただくわけなんですけれども、実は私は『コテンラジオ』の大ファンでして。COTENさんはニュースレターを時折送ってくださるんですが、それを熟読していたら半年ぐらい前に、「実はCOTENでも短く働くことにチャレンジ中です」というような内容の発信が目に留まりました。
すぐさま小室に「ちょっとちょっと。COTENさんが、うちがやっているような働き方を導入しようとしていらっしゃるようなんだけれど、小室さんって深井さんと知り合いですよね。深井さんとちょっと話してみたほうがいいんじゃないですか?」ということでコンタクトを取らせていただいて、今日に至ります。
ですので、私もすごく勉強しながら今日はお話をうかがいたいな、なんて思っております。ということで深井さん、よろしければみなさんへのご紹介をお願いできますでしょうか。