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トークセッション2・組織と人とAI(全6記事)

条件でつなぎとめる組織ほど人は離れる AI時代に必要な「理念」と「言葉」 [1/2]

【3行要約】
・組織の熱量を高めたいと思いながら、管理や効率優先で活気を失う会社は少なくありません。
・門拓馬氏は、AI台頭により就職・管理・労働の概念が変わりつつある今、組織の「文化祭化」が鍵だと指摘します。
・失敗を笑い合える雰囲気と哲学の言語化こそが、次の時代を生き抜く組織と個人の両方に求められるアクションです。

前回の記事はこちら

組織を文化祭のような熱量に変えられるかが鍵になる

門拓馬氏(以下、門):それで、次のページにいくと……あぁ、そう! 「フェスティバルにしてほしい」って(笑)。



小櫃翔真氏(以下、小櫃):フェスティバルにね(笑)。

門:だから組織や会社も、文化祭、部活動みたいな感じにたぶんなってくるんですよ。スタートアップは、そんな感じだと思うんですけど。

小櫃:そうですね。

門:文化祭って意味わからないですよね。だってみんな「授業ヤダ」「学校ヤダ」「帰りたい!」って言っているのに、文化祭の時だけ夜遅くまで残って一緒にやる。

小櫃:いろんなものが生まれますからね。

門:いろんなものが生まれて、めちゃくちゃテンションが上がる。あの状態を組織が作れるかどうかなんですね。だから演出力が必要。

演出するには自分の哲学が必要。哲学を回収するには自分の言語を持たないといけない。最終的に発信しないといけない。だから、哲学を発信する言語が必要という意味で、言語化って大事だなと思っています。

もちろん、それ以外の意味合いの言語化でも別に問題ないと思います。ただ、言語化しすぎると、自分のイメージが膠着化して小さくなるという弊害もある。それもメタ認知ですよね。

小櫃:そうですね。

試して失敗して笑える組織ほど次の時代に強い

門:なので組織形態もマジでフェスティバルですよ。

小櫃:そうですね。

門:(スライドの絵を見て)このペンキの塗り方、めちゃくちゃ下手やな。こいつら。

(会場笑)

死ぬほど下手だけど、死ぬほど楽しそう。でも、スタートアップは本当にこんな感じですからね。ワチャワチャしながら「いいか、もう、やるか!」みたいな(笑)。「とりあえずやってみるか」「ぜんぜん違った!」みたいな。

小櫃:その繰り返しですからね。やってみて、失敗してみて、というのが大事ですよね。

門:文化祭もそうだと思うんですけど、それが怖いんですよね。

小櫃:「〇〇係の人が看板を作りました」って。

門:「1回作ってみたんだけど、見てよ!」って言われて見たら、「ぜんぜん違うじゃねえかよ!」みたいな。あれがおもしろい。「えー!」みたいな。

小櫃:現代の文化祭って、めちゃくちゃシビアなんですかね。「そこ、間違っているよ」みたいになるんですかね。

門:やだー(笑)。

小櫃:イヤですね。息苦しい(笑)。

門:僕、参加できないな(笑)。

小櫃:逃げちゃうなぁ(笑)。

門:買い物に行って、余計なものを買ってくるとか。「おい、何やってんだよー!」みたいなのがおもろい、みたいな。

小櫃:ですよね。そういうのが楽しめなくなると、けっこうツライですよね。

門:でも今の会社組織ってそんな感じですからね。「何、余計なものを買ってきてるんだよ!」「発注ミスじゃないかよ!」みたいな。

そういうシビアなところはAIに任せればいいでしょ、みたいな突破口ができてきちゃっている。そうなると、組織形態って変わりますよね。次のページは何でしたっけ?

小櫃:おぉ、かっこいい。

門:そう。そういうことなんです。みなさん、メモって帰ってくださいね。就職という概念がぶっ壊れますから。

小櫃:終始、男ウケしかない感じが(笑)。

門:これは、もうちょっと早く小櫃さんに見せておけばよかったな。宇宙人の最初のやつは良かったんだけどな。「自分のテンションを上げる方向でいいや」って思っちゃった。僕はめちゃくちゃ好きですけどね。

小櫃:(笑)。

門:女性もいるので、「(このスライドにしたのは)頭悪いなぁ」って思いますよね。

小櫃:かっこいいなぁ。かっこよすぎて入ってこないですもんね。

門:(笑)。なので、本当に就職、管理、労働という概念が変わっちゃう。というか、変わり始めているの、わかっていますよね。なんとなく雰囲気を感じていると思います。

小櫃:おそらくそうですね。


AI時代の言語化は誰の船に乗るかを選ぶ力でもある

門:この3つは「ギルド化」みたいなイメージで持ってもらえると、キーワードとしてわかりやすいし、「これに向けて自分はどうしたらいいのか?」と考えたほうが絶対にいい。

次のページ、ありましたっけ? あ、そうですね。AIが何でもやってくれるので、マジでレッツゴーなんですよね。社会に対して自分が「これ、めちゃくちゃワクワクするな」と思うことをすでにやっている人がいたら、その人に乗っかるに決まっているじゃないですか。

小櫃:うん。

門:今後の言語化の重要性って、まさにそこだと思いますね。

小櫃:そうなんですよね。船に乗った時点では、自分の哲学というか、「自分はこうだ」という軸がまだ固まりきっていない人もいる。そういう状態で船に乗ると、最初は勢いよく進めるんですけど、あとで「あれ? 私は乗せられているのかな?」って思うこともある。

でも、それは「乗せられている」って話じゃなくて、体現している人の影響を受けると、自分もそういうふうに考えたくなるんですよね。

そこで大事なのは、それを自分の意思で選べるかどうか。先ほどの「脱」じゃないですけど、必要ならそこから出られるか。自分でまた自分の船を作って、走らせられるか、というところなんです。

今の社会って、何かが芽生えた時に「いや、でもちょっと……」ってなりがちじゃないですか。「この人についていくってほどでもない」というか、「あ……あ……」みたいな。

でも、ぜんぜんいいんです。芽生えたものがあるなら、それに従って「出てもいい」という前提を持つ。その上で、ついていくところにはついていけばいい。応援したい人を応援すればいい。

何も考えずに、ただ楽しくて応援しているからって、「自分がない」わけじゃない。見えている世界も、自分が見ている世界も、鏡なので、そこを通した時に、いつか絶対に気づくことがある。だから「直感的に自分を信じて動けているか?」ことに全力を振ったほうがいい。中途半端に追わないほうがいい。今、これを見ていて思いましたね。


得か損かを外して考えると本当に残るものが見える

門:本当に、資本主義的なメリット・デメリットを、いったんぶっ飛ばしたほうがいいんですよね。ぶっ飛ばして考えるのは自由です。ぶっ飛ばした時に、自分に何が残るかな? ということを考える。

お金とか能力とか、「この人といると得する」というものをいったん全部ぶっ飛ばして考えた時に、何が残るか。いろんな問いの仕方をすると、めちゃくちゃいいと思う。

そういうふうにAIを使うと、本当に便利なんだな、と思っています。哲学作りの一助になればいいなと思っています。



そしたら、いったんこれで質問コーナーにいきましょうか。

(会場挙手)

小櫃:どうぞ。

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