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トークセッション2・組織と人とAI(全6記事)

なぜ私たちは言語化できないのか 「自分の言葉」が見えなくなるわけ

【3行要約】
・言語化できないビジネスパーソンが多い中、自分の想いを伝えられずに評価や関係性で悩む人が増えています。
・小櫃翔真氏は、言語化できない原因は思考力不足ではなく「自分の内面が整理されていない」ことだと指摘。
・小櫃氏は言語化を「人生のハンドルを取り戻す行為」と定義し、本音に気づき自分の言葉で表現することの重要性を説きます。

「言語化」は自分の人生のハンドルを取り戻す行為

門拓馬氏(以下、門):ということで今日は、小櫃さんをお呼びしました。小櫃さんは、いろいろされていますよね(笑)。

小櫃翔真氏(以下、小櫃):はい、そうですね(笑)。

門:コーチングや組織マネジメントなど、本当にご経験がたくさんある方です。コミュニケーションは組織の中でも変遷していきますし、AIの登場でさらに変わっていくと思っています。今の状況と、未来の視点で、小櫃さんがどう考えているのかをうかがいたいです。僕自身の考えもシェアできればと思っています。今日はよろしくお願いします。

小櫃:はい、お願いします。

門:まずは小櫃さんのご紹介からお願いできればと思います。

小櫃:(セミナーが)始まってからずっと「言語化」「言語化」と言われていますが、「言語化とは何でしょう?」というところです。今、「言語化って何ですかね?」という問いをお渡しするので、頭の中に浮かべてほしいと思います。

(言語化って)何なんでしょうね。まあ、別に答えはないですね。みなさんそれぞれの定義かなとは思うんですけど、一応僕の中では「自分の人生のハンドルを取り戻す行為」だと思っています。これは「行為」なので、あらためて定義があるんですけれども、「そういうふうにできるよね」という感覚です。

今「言語化とは?」と言われて、みなさん言語化について考えていたじゃないですか。おそらく、今世界で一番、ここで言語化について考えている瞬間が一番“熱い”ですよね。そんな感じで、言語化について話していけたらと思っています。

言語化できないのは思考力ではなく内面の未整理

小櫃:次ですね。「じゃあ、なんで多くの人が言語化できないのか?」です。今日のテーマでもありましたし、みなさんそれぞれ思い当たるところがあると思います。

簡単に言うと、何を考えているのかわからなかったり、感情が整理されていなかったり。先ほどの「内と外」みたいな話にもつながりますけど、多くは、外側の他人の期待の中で生きています。あとは、正解の言葉を探している、みたいなところがあって、言語化できない状態になる。そんなふうに考えています。



もう1枚(スライド)いけますか。これは何が言いたいかというと、「思考の問題ではない」んですよ。「自分の中の整理ができてないよね」ということをお伝えしたいんです。



ここからは、組織と言語化の話になります。硬く捉えてほしいわけではなくて、家庭なら家庭という1つの塊だし、会社であれば組織、プロジェクトなら事業。もっと大きく見ると、世間や社会、そういう塊に対して考えてほしいんです。

その中で頭をいっぱい使っている人はいるんですけど、「自分はどうなの?」というところを、今日は話していこうと思っています。

営業経験を通じて見てきた組織と人のリアル

小櫃:さらに深掘りしていきたいんですけど、その前に自己紹介ですね。小櫃と申します。「いろいろしています」と言ってくださっていましたが、今は経営コンサルやビジネスコーチ、ライフコーチをしています。事業の壁打ちみたいなかたちで顧問をさせていただくこともあります。

どんな人がいて、どんな会社があって、どんなビジョンを持っていて、「その中にいる人たちは、そもそもどういう価値観を持っていたんだっけ?」というところをけっこう見ています。

もともと僕は会社員で、人材会社に入ったんですよ。営業職をずっとやってきています。電話で営業することもあるし、新規で飛び込みでピンポンとやって弾かれることもたくさんありました。

そういう経験をする中で、「なんで怖い人がいっぱいいるんだろう?」と思うこともありました。一方で優しい人もいたり。一緒に仕事をする中で、一緒に成果を出すというところでひとまとまりになれる人もいたり、そうじゃない人もいる。年齢の幅も広い。そういう環境をたくさん見てきたというのが、ざっくりとした経歴です。その視点で、今日は語れればと思っています。


空気を読む人ほど自分の言葉を失いやすい

小櫃:サクッといきますが、3つテーマを持ってきています。1つ目は「言語化できない人の正体」。ここで前提を作っていきたいと思っています。次は「言語化できない正体」。みなさん、すごく優秀だと思ってるんですよ。「言語化」をテーマに掲げた時に、集まってくださっているじゃないですか。意識を向けてくださっているわけです。普通、「言語化」と言っても人は来ないですよね。

門:来ないんじゃないですか(笑)?

小櫃:来ないんですよ。でも、シカさん(門氏)だったらシカさんという顔を持って言語化を語られた時に、世の中の人はすごく反応したんですよね。YouTubeがめちゃくちゃ回った。

門:今160万回くらいです。

小櫃:160万回再生ですよ。「言語化」をテーマにしてるのに意味がわかんないですよね。みんなが気になっている。でも答えがない。言葉にできていない。そういう状況なんですよね。

だからこそ、「優秀な人が多い」と思っています。「日本人らしさ」みたいな話もありましたが、優秀な人が多い。あと、まじめ。みなさん、まじめです。僕もまじめです。緊張するし、まじめです。

「空気を読む人ほど自分の言葉を失う」と(スライドに)書いているんですけど、日本人特有ですよね。空気をめちゃくちゃ読んでくれるじゃないですか。こういう間合いとか、わびさびとかが、本当にみなさんらしさです。前提として、そういうものがあるから言語化しにくいんですよ。

あとで、そのあたりの正体の話をするのですが、ここを概念として持っておいてほしいんです。「言語化できない」となると、ネガティブなイメージがありませんか?



ありますよね。「そうじゃないよ」と言いたいです。「じゃあ、(できないのは)なんでなんだろう?」。

自分の言葉じゃなくて、周囲にとって安全な言葉を使ってきた、ということです。最初に「他人の正解に」とか「内と外」とか、構造の話をしていますが、「これは本当に、自分の内側から出ている言葉だったんだっけ?」ということです。そこが言語化と密接にひもづいている、という話です。


言語化できないと関係も評価もすれ違っていく

小櫃:次のスライドをお願いします。「言語化できないと何が起きるんだろう?」。関係性の話です。言語化できないと、上司に伝わりません。部下が動きません。パートナーがいたらすれ違います。伝わらないので、やりたいことが進まない。

逆に、伝わらないことで評価もされない。だけど疲れる。言語化できないのは大変ですよね。できないままではイヤですよね。なので「どうしたいか」というところだけ触れて、トークテーマに入っていけたらと思っています。



最後ですね。言語化できると、「すごく言語化できているな」と自分で感じられるようになる。
最初に「言語化とは?」と投げたじゃないですか。「言語化って、どういうことなんだろうな」とざっくり思ったことに対して、「それができている人ってどんな人だろう?」と考えてみてほしいんです。

そうすると、こんなふうに見えませんか? 自信があるように見えたり、迷いがなさそうに見えたり、人がめちゃくちゃついてきてたり、判断が速い、ぶれない。ビジネスの文脈で言うと強そうな人のイメージがあると思います。



そういうことなんですよ。「自分の言葉なのかどうか?」が言語化にひもづけることができている人は、結局こう見えているよね、というのを俯瞰して捉えたいんです。

じゃあ「各々で何をしていけばいいんだっけ?」。自分の言葉で出せたら良さそうだよな。でも「自分の言葉で出すって、どうやるんだっけ?」。そんな問いを受け取っておいてほしいなと思っています。

本音に気づくことが個人にも組織にもつながる

小櫃:今回この時間で持ち帰ってほしいことをお渡ししておきます。まず、言葉にできない自分を責めなくていい。「言語化できない」「言語化できない」「言語化しなきゃ」じゃない。「能力不足じゃない」ということです。



だから「自分の言葉にする」。要は本音とか「心にあるものって何だっけ?」というところを感じながら、「それ、ちょっと見れていなかったな」に気づいて、そこに向き合っていこう、という話になればと思います。これを個人がやることで、パートナーシップや家族、会社でいったら事業や組織、そういうところにつながっていく。



次は紙面ですね。「うまい言葉」じゃなくて「今本当は何を感じているのか?」。自分の中にある言葉に気づいてもらう。その時間を通して、「次からこういうことをしていこう」とひもづけて持ち帰ってほしいと思っています。


自分の潜在部分には人との対話で気づいていく

小櫃:最後は告知になりますが、自分の言葉を出すのは、意外と自分だけでは難しい。体感がある方もいるかもしれませんが、人に気づかせてもらえないと難しいんですよね。

よくある例です。氷山の絵を見たことはないですか? 顕在化されているものが1〜3パーセントで、残りの97パーセントが潜在的なもの。人の能力を出すには、この潜在的な部分を使っていくことになる。だから「潜在的な部分にどれだけ気づけるか」が大事なんです。

でも、これは自分では気づけない。「じゃあ、どうすればいいんだ?」。人と話すことが大事です。自分の言葉にしていくことが大事。人と話していこう、ということですね。

今日のこういう会もそうだし、対談を聞きながら「自分だったらこうだな」とか「この人が言っていることは、自分の経験でいうとこういうことだな」とか、思い出したことがあったと思うんです。そのように潜在的な部分を思い起こすことが大事です。

AIの壁打ちも同じで、話していく中で「ああ、そういえばこういうストーリーがあったな」と思い出してもらうのが大事。興味がある方は入っていただければセッションできます。最初のほうは無料でやりますので、興味がある方は読み取っていただければと思います。

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