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「マネジメントに活かす目標管理制度とは?」&「制度を絵に描いた餅にしない『運用の仕組み』」(全4記事)

若手が“成長実感”を得られるマネジメントの工夫 目標管理の形骸化を防ぐ4つのアクション

【3行要約】
・TAKE A株式会社の木村翔氏は、マネジメントの形骸化は管理職の能力不足ではなく、目標と日々のタスクが「物理的に断絶している」という構造上の欠陥に原因があると指摘します。
・心理的ハードルの高い1on1に頼る前に、SlackやAIを活用した「週次チェックイン(定点観測)」を会社の共通OSとして仕組み化することが不可欠です。
・木下氏は、記憶ではなくログ(事実)に基づいた「高頻度・低負荷」なフィードバック基盤を整えることが、若手の成長実感と組織の自走力を引き出すと提言します。

前回の記事はこちら

週次で社員のパフォーマンスを計測

木村翔氏:では今、継続的なパフォーマンス管理というお話をしたんですが、じゃあそれをどういうふうにやっていくか。この「記録」と「接続」と「標準」という運用方法も簡単にお伝えさせていただければと思っております。

(スライドを示して)まず1つ目、週次のチェックインというもの。このチェックインという言葉の定義は明確に定められていたりするんですが、定期更新とか定点観測みたいにとらえていただければと思っております。

概念としては高頻度・低負荷でしっかりと回していこうということで、管理職の方に依存するのではなく、会社の共通のイベントとして必ずやっていこうというところが、このチェックインという概念、週次の管理になってきます。

具体的にどういう項目で定期更新をされているかというと、週報や日報みたいに細かい内容をバーッと書くのではなく、本当に低負荷で継続的にできることがまず重要になってきます。

なので、一番大きく採用されている観点でいくと、まずは進捗率という観点と、メンバーのコンディション状況ですね。あとは何かアラートだったり問題が起きた時に、一言コメントができるような欄を設ける、みたいなかたちで運用されている企業が非常に多いです。

まずはNotionやSlackを活用することも有効

(スライドを示して)簡易的な管理方法みたいなところも簡単にご紹介できればと思います。正直この週次の管理方法はスプレッドシートでもNotionでも、いろいろなフォーマットで管理できると思います。例えば、まずは簡易的にスタートする上でSlackとかを活用して、会社として週次の管理の共通基盤を作るところは非常に簡単だと思っております。

今だとSlackのキットやBotで自動的に同じタイミングで通知して、「みんな、必ずこのタイミングに更新しようね」というイベントを作ることもできると思うので、そういった際にSlackとかを活用していただく。それ以外にもいろいろな管理方法があると思うんですが、簡易的な運用も可能だと思います。

この際、今の基盤の目標管理のシートなどはわざわざ変えないで、あくまでもそこのリンクは今の管理ツールを使いつつ。プラスアルファで、フォーマット自体をSlackとか簡易的に更新できるような仕組みに整えるだけでも、しっかりと会社で共通のタイミングでみんなが更新する、目標を意識して管理していくことができるようになってくるかなと思います。

目標とタスクをひもづける工夫

あとは目標とタスクの物理的接続という観点ですが、これも本当にシンプルで、物理的に同じ環境で管理することをできる限り意識していただくのがベストかと思います。

目標を設定して、情報自体はいわゆる人事向けのソリューションで入れているものの、結果的にそっちは言われたタイミングしか見ないで、日々の管理・タスクに関してはぜんぜん違ったツールやフォーマットで管理されているケースも多いと思います。

必然的に目標とタスクがひもづいて、ちゃんと意識して見ていくケースがどんどん減ってしまうと思うので、まずは物理的にしっかりと目標とタスク、日々の行動・アクションを接続するところが非常に重要になります。

そうすると結果的にメンバー自身は、そもそもの自分のタスク・アクションの目標のひもづけから、例えば仕事の意味がしっかり見えるようになっていったりもそうですし、じゃあこれだけ接続して見ているので、「今やっているタスクは無駄なアクションではないのか? タスクではないのか?」というふりかえりができるようになってくるかなと思います。

これを管理職の方の手元だけで管理してしまうと、経営層やさらに上の層からした時に「どこが無駄なタスクなのか、会社として求めているパフォーマンスを達成する上での優先度で、かつ無駄がないタスクができているか」という評価もできなくなってしまうと思うので、これをできる限り物理的に接続いただくところが非常に重要な要素かなと考えております。

記憶ではなくファクトに基づいた評価が必須

次にファクトベースの評価の部分です。これもできる限りしっかりと記録していきましょう、というところではありますが、記録の部分も今だとAIを活用して、どんどん簡易的に記録することもできるようになってきているかなと思います。

例えば先ほどの週次の更新のSlackのフローとかもそうですし、あとは1on1の議事録に関しても、Googleのワークスペースを使われている企業であればMeetの文字起こしもできます。Notionを契約されている場合は、Notionの議事録を使っていただくこともできるようになっていると思います。

そういったAI活用をすることによって、期中の管理の事実をよりしっかりとログとして残していく。そして実際の具体的な内容を踏まえてフィードバックをしていただくことが重要です。

記憶ベースで評価したりフィードバックしてしまうと、結局納得感がなかったりとか、本当に期末ギリギリの1ヶ月の記憶ベースでしか評価できない状況になってしまいます。そこを防いでいく上でも、まずはしっかりと記録をしていくことが重要な要素かなと考えております。

人事や経営層がマネジメントの基盤を構築していく

最後に会社としての共通基盤であるOSを提供いただくのが一番重要だと思います。例えばこれが会社全体として変えられないのであれば、まずは部門から変えていくこともぜんぜんできると思います。

なので例えば部門長だったり部長の方に関しては、自分自身のマネージャー、リーダー層の方に、まずは管理のところで「フィードバックが重要だよね」「こういうのをやろうよ」と言うだけではなくて、そもそもの環境を整えてあげるところまでご支援していただけるだけでも、標準化にバラつきがなくなってくる部分ではあるので、ぜひそこの観点も意識していただければなと思っております。

なので「マネジメントしろ」だけではなく、しっかりと武器も提供してあげる、支援してあげるところが非常に重要かなと考えております。

今だと(マネージャーの方は)本当にプレイング領域を担いながら、そもそも時間がないような状況なので、マネジメント行動がどうしても後回しになってしまったり、おろそかになってしまったりする状況かなと思います。リクルートさんのデータでも、実際にマネージャーの32パーセントしかマネジメント行動ができていないというデータも出ているような状況です。

だからこそできる限り、経営層・人事、もしくは部門長の方がマネジメント基盤を整備してあげるところから入るだけでも、しっかりとマネジメントが回ってくる、目標管理が回ってくるような状態になるかなと思います。

フィードバックを属人化させない仕組みの効果

(スライドを示して)あらためて今回の解決策のまとめとしましては、週次や、こまめに更新する仕組みを会社として、しっかりと整えていくところがまず1点。2点目は、物理的にもしっかりと目標とタスクをひもづけていきましょう、という観点。

3つ目に関しては、しっかりとログを蓄積していく。その上で今だったらAIとかをフル活用して、ちゃんと期中のログを管理していく。4つ目は、共通の管理基盤を組織のOSとして、しっかりと提供していくことが非常に重要かと思います。

まずはみなさん、1つでもいいです。正直、それぞれすべての管理体制を整備していくと、なかなか工数・労力がかかってくるかなと思います。ただ本当に完璧を目指さなくても、1つから始めていただくことができるかなと思っています。

今のみなさんの会社の環境を見ていただいて、「この領域であれば、まず取り組めそうだな」とか、そういった1つのところからでもいいかなと思っています。やはり今の若手の方は、働きやすさよりも働きがいを求めていたり、そもそも成長実感やキャリアの安全性という観点を非常に重視しています。

管理職の方の期中の管理やフィードバックを属人化させないように共通化していくことによって、より組織として高いパフォーマンス、そして高いエンゲージメントで運営できる状態になっていくと思います。ぜひどこからでもいいので、取り組んでいただけたら幸いです。

より良い組織作りのための3つの観点

最後に、私たちの簡単なご紹介になってしまうんですが、我々はまさしく管理基盤を統合的に管理できるプラットフォームを提供させていただいております。目標の管理だけではなく、目標にタスクをひもづけて管理できたり、あとはいわゆる高頻度な対話を生んだり、高頻度に更新できる仕組みを提供しております。

そこにプラスアルファ、マネージャーの方も忙しいと思うので、例えばマネジメントのアシスタントというかたちでAIを活用して、半期もしくは通期でのプロセスの部分を簡単にまとめられる。あとは1on1の準備を簡易的に整理するみたいなところも、AIを活用して運用することができるようになっております。

今ちょっと簡単に我々のソリューションをご紹介させていただいたんですが、あくまでもツールに関しては本当に手段でしかないかなと思っています。本質は対話の質を上げていって、しっかり組織全体としてメンバーのパフォーマンス全体を見てあげること、評価してあげることが重要かなと思います。

(スライドを示して)だからこそ、この3つの観点ですね。あらためて最後にまとめさせていただきますが、記録と接続と標準というところ。本日はみなさんに、この3つの観点をあらためて社内に持ち帰っていただいて、自分たちの組織・会社の制度・仕組みで、これらがちゃんと整えられているかどうかをぜひ見直してみてください。

そうすれば次のより良い組織作りだったり、よりメンバー自身が自走してパフォーマンスを高めていく、そして高いエンゲージメントで走っていく組織作りに少しでもつながってくるかなと思います。ぜひみなさん、この3つの観点を覚えていただければと思っております。

最後になりますが、本当にみなさんいろいろな環境で取り組まれていると思うので、自社に合う仕組みがわからないとか、現状の運用体制に限界を感じているとか、もしそういうことがあれば我々のツールとか関係なく(使ってみてください)。

我々もいろいろなAI活用をして記録していくことや、Slackとかを使った簡易的なチェックイン、簡易的な定点観測の仕組みなどもサポートしているので、そこはぜひ壁打ちベースでもお気軽にご相談いただければと思っております。

TAKE Aの木村からは以上とさせていただきます。

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