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(2026年再掲版)できる上司がやっているマネジメントとは!リーダーシップとマネジメントは違う!(全1記事)

部下に優しくはするけど、甘くはしない かえって優秀な人が辞めていくNGなマネジメント [1/2]

【3行要約】
・リーダーシップとマネジメントは別物と理解されているが、実際の現場では結果を出せない上司が多いという問題があります。
・マネジメント専門家によると、できる上司は「プロセスの数値化」「徹底の基準」など5つの特徴を持つことが判明。
・管理職は偶然の達成に浮かれず再現性を追求し、部下には優しくても甘くしない姿勢で接することが重要です。

本記事では、特に反響が多くあった同記事を再掲します。
元の記事はこちら

ダメな上司は「行動」と「結果」しか見ない

伊庭正康氏:今日のテーマはこちらです。できる上司がやっているマネジメントの5つの特徴を紹介していきます。まず最初に上司、そして上司になろうとしている人が絶対に知らなければならないことがあります。それはこちらです。「リーダーシップとマネジメントはまったく別物」ということなんです。

今日はマネジメントの話をします。リーダーシップとは、「この方向に向けてみんなでがんばるぞ!」と、方向を示すこと。そしてマネジメントとは、「その方向に向けて必ず実現させるぞ。達成するぞ」という、結果を出す力のことを言っています。今日は、確実に結果を出すマネジメント5選を紹介していきます。

このチャンネルは、年200回登壇する研修講師の伊庭だからこそお伝えする、ちょっと知ってるだけで仕事、人生のクオリティがドンとアップする本物のヒントを紹介しています。最後までよろしくお願いします。

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さあ、ではいきましょう。まず1つ目、できる上司は「プロセス」をちゃんと確認する。できない上司は、行動と結果しか見ないことが多いものです。ところができる上司は、プロセスをきちんとマネジメントできているということですよね。

「うちの職場、モチベーションが低いんです」「離職率が問題なんです」「営業成績が不安定なんです」。これらを数字で表現できますか? というお話なんですね。

例えば「モチベーションであれば、全体の3割が5(段階)のレベルで言うと4以上です」というふうに、きちんと数字で把握できていないと、当然ですが感覚でしかマネジメントができません。そういう人の共通点は、「行動できてるの? できてないの?」という、結果しか見ないんですよね。

今、私が言ったことを数字で語れるかどうかというのは、プロセスを見る人の習慣なんです。ぜひ数字化させることを考えてみてください。

できる上司は「プロセス」を確認する

例えば、電話でのアポイント業務もあります。できない上司は「100件できたの? 何件アポイントを取れたの?」という結果、もしくは行動しか見ません。

ところがちゃんとできるリーダーは、「2パーセントのアポイント率を4パーセントにするために、何があれば4パーセントになるんだろうね。じゃあ、断られた要因をちゃんと体系的に整理して、どこから対策を講ずれば2パーセントから4パーセントになるのか、ちょっとシミュレーションしてみない?」ということですよね。

ですから、もう1度言います。プロセスを確認してマネジメントしているということは、いかなる状況であっても数字で把握できることであればしようと努めること。もちろん精緻にデータを取る必要はありません。

ものによっては精緻なほうがもちろん良いんですが、例えばモチベーションの状況なんかを精緻に取るというよりも、ある程度の傾向がつかめればいいんですよね。それを数字化するとどうなるのかというのは、少ないサンプルでも取れるわけです。

このようにマネジメントでは、ちゃんと数字化させることがベースになってきますので、ぜひ考えるようにしてみてください。

できる上司は「徹底の基準」を曖昧にしない

2つ目が「徹底の基準」を曖昧にしないこと。できない上司はすぐにわかります。「徹底というのは一生懸命がんばることです」というふうに思いがちですが、違うんです。

できる上司の「徹底」というのは、一生懸命がんばることではないんですよね。どんな手を尽くしてでも結果を出すことを徹底と言います。

具体的には、人の力を借りる。人の力を借りてでも成果を出す。一生懸命というのは、自分なりに一生懸命しましょうということですよね。メンバーは未熟なんです。未熟な人が一生懸命やったとて、当然ですが達成確率は低く、成果も出しにくいです。

ですから、自分で一生懸命そのメンバーに教えておくことは当たり前なんです。その上で、足りない部分は必ずあるんですよ。そこに対しては早めに人の力を借りるんだよ、ということを教えておくんですね。

これは上司とて一緒です。上司の「徹底」の基準が曖昧であれば、当然ですが部下も甘くなります。例えば、こういった上司はいませんか? 最近忙しいので部下との面談が疎かになりがち。ですから、今週もこんなことがあるかもしれません。「忙しくなったので、ごめんごめん。伊庭くん、来週に変更してもらっていい?」と、容易に変更をしちゃう。

これってどうなんでしょうね? 本人は一生懸命がんばってるんだけれども、結果的にはちゃんと実施できてないですよね。

ところが、徹底度がきちんと整っているリーダーはこうなります。「ああ、忙しくて今週は面談できない」と、面談することは決めているんですよね。ですから、誰かに任せてでもそれを実行しようとします。

学校で言えば、自習になるものかと思えば別の先生が来て、「え、自習じゃないの?」ということがよくありましたよね。「代講の先生が来ちゃったよ」という、あれです。

(学校の例と同じように)面談を誰かに任せればいいんです。上司にお願いをあらかじめしておく、サブリーダーを立てておくということをして、きちんと面談は行われる。

「自習ではなく、きちんと代講の先生が今日も来ちゃった。ああ、自習じゃなかった。徹底している先生だな」みたいな感じですよね。ですから、ぜひ徹底の基準を自分自身も整えておきたいところです。

できない上司はあれこれとやることを増やす

3つ目が「やらなくても良いよ」と言ってあげてください。「やらなくて良いってダメなんじゃないですか?」と思われたかもしれませんが、まったく逆です。

できない上司はあれこれとやることを増やします。できる上司は、達成に影響しないことは「このタイミングではそれはやめておこう」ということが言える人なんですね。「それやらなくても良いよ」と言ってあげられる力がないと、あれもこれもやってしまい、パワーが分散されてしまうんですね。

以前、私の上司にこんな人がいましたが、これは決して良いお手本ではないと思います。営業所で営業課長さんが「数字が足りないので、今からやることを7個やろう」と。7個!?

メンバーとして異動願を出したくなりました。だって、7個もやることはできないですよね。体がちぎれてしまいます。ということで、ちょっと言葉を選ばずに言うと、そのマネージャーさんはやっぱり結果があまり出なかったんですよね。

でも、現場は忙しかったんです。ついていけないなと思いました。ところが、(上司が変わって)できるリーダーになった時にこんなことがありました。

私が管理職になった時、上長に「これとこれとこれ、3つをやろうと考えています」と言った時に、「いやいや、伊庭くん。3つ? 多いよ」「え!? 3つは多いんですか?」「今、現場は忙しいよね? だから、あえてこのタイミングで1つに絞ったほうが良い。1つに絞れるとしたら、このタイミングでは何だ?」。なるほどと思いましたね。

今は1つ、次がまた1つ、次がまた1つというふうにやれば集中できますもんね。こういうことを教わった時に、なるほどねと思いました。

KPIは3つまでに絞る

さあ、あなたの職場やあなたの周りに、KPI地獄に陥っている職場はないでしょうか? 先ほど私は言いましたが、7つもやることを増やされたらもう地獄ですよ。やることが多いとあれもこれもやらないといけないので、体がちぎれてしまいそうです。

ですからKPIは1つと言いましたが、実際は3つまでに抑えましょうと言われます。多くても3つ、それ以上増やすと分散されてしまう。だとすれば優先順位をつけて、時間軸で区切って、「今はこの2つをやれば良い、他はやらなくて良い」というふうに見極めてあげることが重要です。

実は私の研修先でもそのようにアドバイスをさせていただいたところ、短時間で営業成績が一気に上がりました。パワーは集中させるべき。分散させてはいけない。これは鉄則ですね。

ドラッガーの言葉にこんなものがあります。「成果を上げる人は(中略)組織の時間とエネルギーを1つのことに集中する。最も重要なことを最初に行うべく、集中するんだ」。これは今言ったこととまったく一緒です。「この時期は、このタイミングはこれに集中するんだ」ということですよね。これが、できるリーダーがあえてやってることです。

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