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(2026年再掲版)退職代行に怯えない組織になるために(全1記事)

実は退職代行を使った6〜7割が後悔している 100億円市場に成長した退職代行ビジネスはなぜ流行ったのか? [1/2]

【3行要約】
・退職代行は労働者の権利として認知されつつありますが、企業側の視点や対策についての議論が不足しているという課題があります。
・専門家の新保氏と松島氏は、退職代行市場が約100億円規模に成長し、利用者の6〜7割が後悔を感じている実態を明らかにしました。
・経営者や人事担当者は、退職代行を組織の問題を見直す機会と捉え、人材が定着する職場環境づくりに注力すべきだと語ります。

本記事では、特に反響が多くあった同イベントの1記事目を再掲します。

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退職代行に怯えない組織になるために

新保博文氏(以下、新保):「退職代行に怯えない組織になるために」のオンラインセミナーを開始したいと思います。私は株式会社Work with Joyの新保でございます。よろしくお願いします。

松島一浩氏(以下、松島):Zenken株式会社の松島でございます。よろしくお願いします。

新保:よろしくお願いします。今日のセミナーはランチタイムですので、お食事しながらという方もいらっしゃいますし、半分ラジオ感覚でもいいかなと思いながら、私と松島さんでいろいろと話をしたいなと思っています。

松島さん。いきなりですが「退職代行」のキーワードを聞いて、やっぱりみなさんドキッとする方も多いかなと思うんですが、どうですか?

松島:そうですね(笑)。みなさん、問題意識は本当に高いんですよね。前回も(イベントに)すごくたくさんご参加いただいて、反響がすごかったですね。

新保:そうですね。前回出た方からも「今回って同じなんだっけ? どういう内容なんだっけ?」というお問い合わせを私もいただきましたよ。

松島:僕は昨日、最新の退職代行の会社のYouTubeを見たんですが、やっぱり論調は一緒です。実際に退職代行の会社が企業に電話をしている様子を流して、(企業側が)それに慌てふためいたり、ちょっと怒っていらっしゃったりする様子を流すYouTubeがあって。

コメント欄を見ると、「こんな上司、辞められて当然だ」「もっとがんばってください」「必要な仕事だ」みたいな感じなんですよね。

新保:なるほど。

センシティブな退職代行の話題

松島:退職代行問題について、企業側、人事側、経営者側がXとかで発信をしても、ちょっとセンシティブで言いづらいというか。「企業側はどういうふうに向き合いますか?」という、そこに対しての逆サイドの意見が、あまりにも示唆が少ないなと思って。新保さんと僕が飲みに行ったら、いつも退職代行の話をしているから(笑)。

新保:そうですね(笑)。

松島:そう(笑)。だから逆サイドの意見というか、どういうふうにそうならない組織を作りますか? というところ。現状を理解した上で、それをどうするかを前向きに考えていく機会がやっぱり必要だよねという、そんな場が今日です。

新保:そうですね。まさに今おっしゃっていたことと被っちゃうんですが、勧善懲悪でいうと、どちらかというと「企業側が悪いよね」みたいな感じです。企業側の発信はみんなしないし、しても変に賛否(が分かれる)というか、若干炎上気味になったり。

松島:そうですね。

新保:だから、この話題を人事の方や経営者の方とすると、やっぱりすごく食いつくというか。私と松島さんも毎回こういう話をしているので、オタクまではいかないですが、かなり調べています。「そんなことがあるんですよ」と言っても、「えー!?」って、よくランチ交流会とかでは言われますね。

松島:人と組織にちゃんと向き合っていたり、退職代行を経験されて「痛い思いを二度としたくないな」という方がいらっしゃいます。組織というものに対してどうあるかを、もう一度向き合っている方はいらっしゃるので、そういう人の何かしらのヒントになったらいいなという思いで、今日はいい時間にできればと思っています。

新保:そうですね。退職代行対策と書いていますが、対策というよりは、いい組織にして、ちゃんと(人材の)定着や活躍について、今日は少しでもみなさんのヒントになるような話ができればなと思っています。

退職代行を使った6〜7割が後悔している

新保:では、本編に入らせていただきます。今、少し出ましたが、退職代行を使われた側の管理職、現地の方の話を聞くと異口同音ですね。「入社以来、丁寧に教えてきたつもりだったのに、退職して業務が回らなくなるけど、やっぱり直接言ってもらえないのがショックです」。これはすごくわかります。



一方で、私や松島さんが退職代行を使った人側に聞いてみると、もちろん「当然の権利でしょ」「使って何が悪いんですか?」みたいな人もいるんですが、6〜7割は「直接言えば良かったな」「気軽に使ってみたけど、ちょっと後悔」みたいなことを言っていて。それはたぶん、いろいろな人間関係のところもあるだろうしと思っています。



後悔しちゃう仕組みになっているところについて、後で「こういう流れだからそうなっちゃうよね」ということをご説明したいなと思っています。

今日のセミナーの開催の背景なんですが、本当に最初のきっかけは、新宿でやった「部下のハートに火を付ける会」。(開催は)2024年の3月とかでしたっけ?

松島:そうですね。

新保:3月ぐらいにやって、初めて私と松島さんがそこで(出会いました)。松島さんが主催していて、人づてに「その会がある」ということで(聞いて)行って、意気投合して。すぐに飲みに行って、退職代行の話になったのがきっかけです。なんですが、冒頭のトークでお話ししたとおり、みなさんきっとモヤモヤがあるなと思っています。



「退職代行を使うのって良くないよね」と言うことを老害とか、「使う側がいけないんだよね」みたいに、返す刀でやってくるので。それをあえて言わないとか、言わまいと思っている方もいらっしゃるかなと思っています。逆に「そこまできたか」「今の若い人はコミュニケーションができないよね」「目が覚める時が来るよね」と、もう諦めている。

これは実際に私の知り合いの社労士の方が言っていましたが、「いつか目が覚めるんですよ。もうそこまで(時代は)来ていますよとなっている」と。そこまで言う人はいないかもしれないんですが、ちょっと諦めているというのはあるんじゃないかと思っています。

退職代行が流行った理由

新保:でも、みなさん本音はやっぱり退職代行なんてないほうがいいし、今日来ていただいている人事の方や管理職の方々からすると、退職の無理な引き留めはしないですが、減らしたほうがいいですよねというのが背景です。

なので我々としては、まずは冷静に現状をまずは見つめましょうというところです。それを踏まえた上で対策を打っていくしかないので。

たぶんみなさん「こういうのを見たくない」と思っているところもあると思うので、先ほど言ったようなYouTubeとかXをいろいろ見てきて、知識としてまずは現状を知っていただきたいなと思っています。

一方で「退職代行の対策」みたいなことを言っていますが、それが必要な方はやっぱりいらっしゃる。使っている方を全部否定しているわけではなくて、「どうしても言えない」「ものすごい引き留めがあって、使わざるを得なかった」という人もいるのは我々も理解しています。

当然、市場がそれだけ大きくなっていて、ニーズがあるということは理解しておりますが、ちょっと過度な使われ方というか、ずれというか、すれ違いが起きているなという思いはございます。

今日の流れとしては、今、申し上げたように現実を直視しましょう。「退職代行ってこういうものですよ」という本当に初歩的なところから、どういう仕組みなのかをご説明します。それだけではなくて、退職の傾向とか、退職代行って事象としては起きているけど、どういう背景・構造があるんだろう? というところを我々が調べてきました。

そこを私から共有させていただいて、若手社員定着における具体的な対策事例は、松島さんがご自身でも徹底的に、毎年のようにいろんな打ち手をやられていると思います。他社さんの事例を聞いて、それをご自身も参考にしたり、他社さんにアドバイスをしたり、いろんな事例をお持ちです。

なので、話を聞いているとこれだけでも尽きないんですが、今日はたくさん(事例を)ご用意してきましたので、「明日からこれは使えるな」とか「来週か使えるな」というものを持ち帰っていただければなと思っています。

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