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(2025年再掲版)社長賞を4度も受賞した元NECプロジェクトリーダー・五十嵐剛氏新刊『結果を出すチームのリーダーがやっていること』発売記念無料オンラインイベント(全3記事)
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五十嵐剛氏(以下、五十嵐):『結果を出すチームのリーダーがやっていること NECで学んだ高効率プロジェクトマネジメント』の第3章「成果につながる! 風通しの良い雰囲気づくり 『YES&MORE』話法で、トップダウンとボトムアップを両立させる」。YESで提案してきた内容を認めてあげて、「じゃあもっとこうしたら?」と話すということです。
私は昭和生まれなので、昔は上司に褒められたことはなかったですね。上司の役目は部下を叱るとか、赤ペンを入れるのが立派な上司だと(言われていました)。だから、私が部下を褒めていると、「お前、部下のご機嫌を取ってどうするんだよ」と上司に言われたりしたんですが、「違うんじゃないの?」と思っていました。
人はやはり、褒められて伸びるんですよね。逆にけなされて、「なにくそ」と思って力を発揮する場合もあるかもしれません。稀にそういうことがあればそれでいいんですけど、しょっちゅうけなされていたら、みんなやる気をなくすだけなので、やはりいいところを伸ばしていかないと(いけません)。
これは会社だけじゃなくて、お子さんでもそうです。人の良いところを認めてあげるところが大事だなと思います。 五十嵐:「YES」と「MORE」の配分なんですけど、私はせいぜい8対2で、理想的なのは9対1ですね。YESが9で、MOREが1。この配分は、具体的には時間ですね。例えばメンバーと10分話した時に、9分褒めて、最後に「ここをもう少し良くするといいかもしれないよね」と言う。 すると、すごく満足感というか、「認められた」「認知された」と感じられる。そうした中で、「じゃあ、ここ1個は直そうか」と言われたら、すごく「がんばろう」と思えるんです。 中には「ちゃんとYES & MOREをしています」と言っていても、1分褒めて、残り9分でMOREを言い続けている人がいるんですよね。たぶん5対5でもダメなんですけど、やはり最後に聞いた言葉って残るんですよ。MOREが9分もずっと続くと、そっちのほうが印象が強くなっちゃう。 やはり9対1で、まずはYESが9、MOREが1。それは内容というよりも時間ですね。やはり時間によって重要度というか認知度は変わってきますので、なるべく時間を大事にしていだければと思います。 五十嵐:実はいただいている事前質問の中で「YES&MORE」に関係するところがあるので、ちょっとご紹介します。50代の男性の方で「チームリーダーが意識すべき点と無視する点を、どう判断したらいいんでしょうか?」という質問がありました。 これはチームの熟成にもよるんですけど、まさに先ほど私が話した「トップダウンとボトムアップ」のところだと思うんですね。組織としてどうしても達成しなきゃいけないゴールに関しては、やはり譲れないところですよね。ただ、そこをどうやって実現するか、そのへんは部下に任せていいと思います。 あと、権限委譲も本書の中で述べています。聞かれている内容は本文の中にもけっこう書いてありまして、1つだけじゃないんですけども。やはり「トップダウンとボトムアップの融合」が、チームリーダーが意識すべき点と無視する点のトレードだと思います。 あと、事前にいただいた質問の中で、20代の男性から「自分の実現したい将来ビジョンと、メンバーの考える将来ビジョンが微妙に異なる際、チームとして掲げるビジョンをどう設定するか」。 こちらも本文の102ページに書いているんですけど、「ディスカッションをする重要性」。ああだこうだと一緒に計画を練り上げることもそうですし、最初のほうに「ビジョンを決めるためにみんなで話し合ってスローガンを決める」というのも書いています。それがすごく大事になってくるかなと思いますね。 これも先ほど言いましたけど、「YES&MORE」でメンバーの声をしっかり聞いて、「ここはいいよね。でもここはどうだろう?」と。場合によってはメンバーが正しいことを言っていることだっていっぱいありますから、メンバーの声をちゃんと聞く。 チームですから、同じ目的に向かっていく。グループはたまたま一緒になっているだけかもしれないけど、チームはやはり目標が一致してなきゃいけない。ビジョンはリーダーの独りよがりじゃなくて、みんなと話し合って決めていくことがすごく大事になるのかなと思います。 五十嵐:続きまして、「報・連・相・相で現場情報Get!」というところです。「メンバーにきちんと報告・連絡をしてほしければ、先に相談の件数を増やす」「報告と連絡は一方通行だけど、相談は双方向!」「相談が増えれば、チームの雰囲気や信頼関係が改善して報告・連絡も増える!」。 特に4月に新入社員等も入ってくると、「報・連・相を大事に」といろんなところで言われます。なんでこれができないかというと、報告・連絡をしても、メンバーにとって良いことがないからですよね。「報告や連絡をして、メンバーに何が返ってくるか」というと、良いことが返ってきたことは、あんまりないような気がしますよね。 ここに書いてあるとおり、報告と連絡は一方通行なんですね。でも、相談はお互い同じ立場に立つものです。メンバーからしたら「リーダーが僕の話をちゃんと真剣に聞いてくれて、相談に乗ってくれた」となれば、信頼関係はぜんぜん変わってきます。 「この上司にだったら、ちゃんと相談してもいいな。この上司はちゃんと僕のほうを見てくれて、心配してくれている」となれば、当然、報告と連絡は上がってくるんですよね。特に「メンバーの話を聞く時は、ちゃんとへそをメンバーに向けて話しましょうね」というのを入れているんですけども。 やはり相談をした時に、リーダーが自分の真正面を向きながら話をしてくれるのと、パソコンのほうを向きながら耳だけ傾けて「うん、うん」と言うのとはまったく違う。メンバーとしては「この上司だったらいろんなことを話せるな」と信頼関係が出てきますよね。 上司が部下に「何かあったら相談しておいで」と言っても、部下はあんまり相談に行かないと思います。仮に行っていたとしても、忙しそうにパソコンを見ながら話を聞かれたら「あ、もう行かない」となりますよね。「指摘」は1割にとどめる
「リーダーの独りよがり」なビジョンになっていないか?「何かあったら相談して」と言っても来ない部下の本音

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