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「この上司はダメだな」と見切られ、部下から報告されなくなる… 「悪い報告が突然上がってくる」職場で起きていること [2/2]

「この上司はダメだな」と見切りをつけられ、報告が上がってこない

五十嵐:本当に相談は大事なんです。「メンバーの話はへそを向けて聞く」をやってもらえればなと思います。この「報・連・相」に絡んで、職場のあるある事例をちょっと紹介します。よく「『悪い報告』が突然上がってくる」と言う上司がいますね。

例えば期末です。特に1月とか2月とか3月。4月の新年度が始まる前、3月末の年度の終わりくらいに、突然悪い報告が予算会議とかで上がってきて、「なんだそれは! そんな話は聞いていない」といった話が上がってくる。

なんでかといったら、上司に報告を上げると叱られて、かつ救いの手はないから。例えば一緒に客先へ行って対応してくれることもなく、社内報告のための宿題が増えるだけ。上司の上にまた上司がいますから、報告を受けた上司は自分の上司にいかにうまく説明するか、みたいなことで(頭がいっぱいになっている)。

しかも現場にも行かないから、メンバーの言っている報告内容がよくわからない。そうすると、「これがわからないから、もっとわかるようにこれを書いてこい」みたいに、追加で資料を頼むわけですね。そんな資料がガンガン膨らんでいっちゃって、結局上司は現場よりも(自分の)上司の顔を見ているんじゃないか、みたいなね。

そういうのを部下はすごくよく見ていますから、「もうこの上司はダメだな」と思うと、もう報告しなくなりますよね。報告はサラリーマンの義務であり、責任だけども、そんな報告をしていたら、実際に困っている現場のお客さまのために時間を取れなくなってしまう。

現場の人は困っているお客さんを最優先に考えなきゃと思うから、下手をすると上司より偉くて、ちゃんとやるわけですよ。「変に社内報告して、そんなところで工数を取られるくらいなら、お客さま対応を優先して期末に一度叱られよう。どうせ年度末になって終わるんだから、この1回で済ませよう」と。

やはりこのへんは賢いですし、人間ですよね。これをわからない人たちがたくさんいるのかなと。つまり、「上司が現場をわかっていないんでしょ?」というところです。

メンバーは「リーダーの指示」を100パーセント守ろうとするもの

五十嵐:これがもし、一緒になって客先へ行って、頭を下げて対応してくれたら、「ああ、この人のためにがんばろう」という気になるんですけどね。山積するリーダーの悩みについて、今回は3つの事例を紹介させていただきました。この本にこういう話がいっぱい詰まっておりますので、ぜひ読んでいただければなと思います。

 「上司から部下に相談するという意味での双方向も大事かな」。それもすごく大事だと思いますね。やっぱり上司に相談されると、「あのリーダーが僕を頼ってくれた」となって、メンバーはうれしいですよね。

ちょっとだけ時間があるので、メンバーはあなたのために何をしてくれているか、聞いてみましょうか。「会議に遅れず、参加してくれています」「〇〇さんに指示されたらやりますからって言ってくれる」。いいですね。

あえて厳しいことを言うと、言葉どおり受け止めていいかどうかは、考えないといけないかもしれないです。でも、おそらくきっと信頼関係ができているんですよね。「自分の担当業務を責任を持って実施してくれている」。

今コメントでいただいた、「部下の謝罪に付き合った結果、毎度連れ出されて困ってる上司が気の毒」だと。僕がここで言いたいのは、メンバーってリーダーの言うことを100パーセント聞いてますよね。

リーダーの指示に対して、メンバーは基本全部やろうとします。期待しているものに対してどれくらいの出来具合かは置いといて、一生懸命やる。組織上あなたの言うことをちゃんと聞くのがサラリーマンとしての務めだから、というのはありますが、あなたがリーダーだとすると、メンバーはあなたの指示で全部動いてるわけですよね。

逆に言うと、リーダーは、メンバーのために何ができてるんだろうかと、僕は非常に気になっているんです。「自分の担当業務に責任を持って実施してくれてる」「私が間違ってたらちゃんと指摘してくれる」というコメントもありますね。

リーダーに対してね、下がちゃんと言えるような、言いやすい雰囲気ができてるんでしょうね。これは大事ですよね。

リーダーはメンバーのために、何ができているか?

五十嵐:リーダーであるあなたがメンバーのために何をしているかについてのコメントです。「チームビルディング」「働きやすい環境の整備」「マネジメントは何かを部下に教える」「話を最後まで聞く」「メンバーに無理なく気持ちよく仕事をしてもらい、達成感を得てもらいたい」。

「『じゃあどうしたいの?』 と聞く」。これも非常にいいですね。メンバーのために何かできてるのかなって自問自答した時に、仕事を与えてるというのは当然の話ですよね。与え方が悪ければ、部下にとっては苦痛でしかない。

例えば「給料をあげている」。でも普通の会社でいったら、例えば課長さんが主任さんに対して給料をあげているわけじゃなくて、給料をあげているのは会社ですよね。

例えば「評価をする」。いい評価をしてあげているといっても、例えばあなたの上にも上司がいて、10人の中ではAさんに「S」をつけたんだけど、実際の評価は10人のチームが10個くらいあって、そこを全体でプールしてつけるから「B」になっちゃうとかね。あなたの評価がイコールでメンバーの評価につながらないこともけっこうありますよね。

そうすると、メンバーはリーダーの言うことを100パーセント聞いて仕事をしているのに、リーダーはメンバーのために何をやっているんだろうと。やはりそこは一緒じゃないとおかしいと私は思っています。

例えば私は、やはり感謝の気持ちや、「こういう仕事を続けたらいいことがあるんだよ」と夢や希望、やりがい(を与える)。あとみなさんからも挙がってきていましたけど、挑戦する機会や働きやすい環境。

​例えば​ハードの空調がしっかりしているとか、デバイスがいろいろちゃんとあるとかももちろんそうですけど、みんなが声を出しやすい、風通しの良い環境作りをするとか。

質問の中にありましたが、反対意見を言った人が傷ついちゃうような環境もあるみたいなんですね。そうじゃなくてみんなをリスペクトしていく環境を作ることが、リーダーじゃないとできないことなんだろうと。これは一例ですけど、そういうことを考えながらリーダーをやっていかないといけないなって私は思っています。

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