元阪神タイガース今岡 真訪氏、現役プロ野球選手青柳 晃洋氏が明かす、チームを日本一に導いた「マネジメント」と「メンタリティ」の真髄とは(全4記事)
「監督が1から100まで指示する時代じゃない」 今岡真訪氏が語る阪神・タイガース「勝てる組織」の条件 [2/2]
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「空気で勝った」という実感
今岡:指導陣側からすると、また別のものがありまして。選手の空気とまた、違うと思うんですね。もっと言うと、コーチと監督も違いますね。みなさんは岡田監督のことをよくご存じだと思いますが、2023年の前に優勝したのが2005年なんですよね。あの時は、本当に喜びもしませんでした。
でも2023年の時にパッと見たら、(監督が)ガッツポーズしているのを見て「えー!?」って、思いましたね。
(会場笑)
今岡:「えー!?」って。「普通にしろ」って言って、めっちゃ喜んでいるやんって。
(会場笑)
今岡:ただ、本当に言っていたんです。「普通にいきましょうよ」って、ことなんですよね。あの時は、空気で勝ったという感じです。
雰囲気が悪い時どう正す?
司会者:ありがとうございます。では、続いてのご質問に移りましょう。
(会場挙手)
質問者2:組織を経営していて、チームで同じ方向を向く時に、場を見る中で「あ、めちゃくちゃ雰囲気が悪いな」という時があったと思うんですが、そういう時の正し方や、何か気をつけることだったり、コツだったりがあれば教えていただきたいです。
青柳:選手目線で言うと、ちゃんと正してくれる人がいるんですよね。もちろん実績のある先輩にもそういう人はいます。
でも逆に、実績以上にいわゆるキャプテンシーがある人って一定数いるんです。それはたぶん、ふだんの行いをみんなが見ていて、その人の言動だからこそ、ちゃんと周りが動くんだと思います。
というのも、たとえ成績があっても、横柄な態度を取っている選手が「お前、あれしろよ」「何かやれよ」と言ったら、それはただの命令になってしまうから。
逆に試合にも半分ぐらいしか出ていなくても、ふだんからちゃんとした行いや言動をしている人が「いや、ここにいこうよ」「がんばろうよ」「みんなでいこうよ」と言った時の、周りのや向き方というのはぜんぜん違うと思います。だから直し方というよりも、常日頃からの行いでキャプテンシーを持っている人が、やはり一歩踏み出すっていうのが(大事だと思います)。
僕は、みんなの方向性がバラバラになった時に、それを同じ方向へ向けることが一番大事だと思います。
(会場拍手)
司会者:続いて、今岡さん目線でも、雰囲気を作れる選手を、ぜひ聞いてみたいなと思います。
暗黒期から見た組織の土台
今岡:私が入った時はみなさんご存じのように、ずっと最下位でした。だって、ミーティングで何を言うかというと、「借金を1つでも減らそう」みたいな(笑)。
(会場笑)
今岡:いや、みなさん笑っているけど、そうでしょ?
(会場笑)
今岡:だからやはりね、やっぱり前提として、チームにある程度の力がある、というのが大事なんだと思うんですよね。
「今の子」って言いますが、タイガースに関しては、今の子たちのほうがやはり強い中でやってきているので、選手という部分ではレベルが高いと感じています。
原口文仁選手の引退試合の裏側
質問者3:青柳さんに質問です。阪神から移籍してから、甲子園のマウンドの見え方が変わったりとか、そういう変化はありましたか。
あと、原口(文仁)選手の引退試合の時に、ベンチに残っていたのは高津監督から何か言われたからですか? それとも、ご自身として「最後に見届けたい」という気持ちで残ったんでしょうか。そこをうかがいたいです。
青柳:そうですね。まず甲子園の見え方からすると、甲子園って、阪神ファンしかいないじゃないですか。
(会場笑)
青柳:あれはひどいと思うんですけどね。
(会場笑)
青柳:タイガースにいて投げていた時は甲子園は静かなんですよ。守備の時間なので、静かなんです。声が鳴り響く甲子園で投げるのは初めてだったので、あそこに関しては、ぜんぜん違う見え方がしたなというのが、まず1つ目です。
原口さんの引退試合に関しては、自分で判断して残っていました。高津さんには別に何も言われていません。マネージャーさんに、「後日ユニフォームを自分で東京に持って行くから、そのまま貸してくれ」って言いました。というので、あそこのベンチにいさせてもらっていました。
原口さんの会見が始まる時に、タイガースの守備とかが「来い、来い」って言ってくれていたんですけど。
(会場笑)
青柳:そもそも「無理、無理」って思っていたんですけど、やはり写真撮影の時に原口さん自身に呼んでいただいたので、グラウンドへ出ました。そこは原口さんの人柄だったりとかが本当ににじみ出たところだなと思います。
僕は先発だったので、タイガースの練習が始まる時に原口さんに挨拶に行って「お疲れさまでした」と言いに行って、準備をして、最後は残ってあの引退セレモニーを見させてもらったという1日でした。
司会者:はい、ありがとうございます。では、少々お時間も迫ってきておりますが、ご質問されたい方は、挙手をお願いいたします。
(会場挙手) 副賞の乾電池320本は使いきった?
質問者4:青柳さんに質問です。2022年、最優秀バッテリー賞を受賞されたといます。2025年、一緒に自主トレされている村上(頌樹)投手も獲られてて。副賞で乾電池をもらったと思っていて。
青柳:よく覚えてますね。
(会場笑)
質問者4:という話ですけれども。だいたい「もらってビックリした」という話しか出てこなくて。実際に320本を青柳さんは使いきったのか。
(会場笑)
質問者4:どういう使い方をされたのか。なかなか生で聞ける機会がないと思ったので、質問させていただきました。
(会場笑)
青柳:そうですね。あれは単3電池、単4電池に分かれて何回かに分けて送られてくるんです。リモコンから何から全部新しくするんですけど、まぁ20本ぐらいしか使えないです。
(会場笑)
青柳:僕が最優秀バッテリー賞を獲ったのが2022年なので、まだ残っています。子どもが幼稚園生なんですが、おもちゃの電池をすべて換えてもまだ残っています。
(会場笑)
青柳:あれを使いきることはないです。
(会場笑)
司会者:ありがとうございます(笑)。確かに記事などには載っていないお話ですね。名残惜しいですが、こちらで質問コーナーを終了とさせていただければと思います。あらためて、お二人ありがとうございました。
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