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元阪神タイガース今岡 真訪氏、現役プロ野球選手青柳 晃洋氏が明かす、チームを日本一に導いた「マネジメント」と「メンタリティ」の真髄とは(全4記事)

2023年阪神「日本一・第7戦」の舞台裏 青柳晃洋氏が語る“どんな手を使っても押さえる”覚悟

【3行要約】
・プロ野球選手にとって日本一決定戦は最高の舞台ですが、極度のプレッシャーで本来の力を発揮できない課題があります。
・阪神・青柳晃洋投手が2023年日本シリーズ第7戦での心境を語り、チームメイト村上投手への想いが覚悟を決めた瞬間だったと明かしました。
・大舞台では個人の成績より仲間への責任感が最高のパフォーマンスを生み出すことを、現役選手の体験談が示しています。

前回の記事はこちら

「7戦目に合わせてくれ」 日本一の最終戦に向けた準備

大林尚朝氏(以下、大林):2023年の日本一の第7戦ですかね? 京セラで青柳さんが先発して、完璧なピッチングだったじゃないですか。相当熱が入って投げられて、本当に感動したんですけれども。あの時、どういう心情、どういう覚悟を持ってマウンドに立たれたんですか?

青柳晃洋氏(以下、青柳):いやぁ、あの時は正直「7戦はないだろう」と、ずっと思っていたので。

大林:そうなんですか!?

青柳:3、4戦目ぐらいで投げるって、最初に岡田さんに言われて。それで1戦目が終わって、2戦目が終わった時に「青柳は、やはりちゃうわ」って言われて。

(会場笑)

青柳:「大竹(耕太郎)でいくわ」って言われて。

(会場笑)

青柳:「じゃあ、5戦目だよな」って思っていたら「5戦目は、ちゃう」って言われて。

(会場笑)

青柳:「じゃあ、6(戦目)か」と思ったら「6は戻って村上(頌樹)でいく」って言われて。

(会場笑)

青柳:「7(戦目)に合わせてくれ」って言われて。「いや、3勝3敗でまわってくるのって、ほぼないでしょ!」って思っていて。僕は本当に気楽な感じで投げていたんですけど。準備をしながら「もうまわってこないな」と思っていたんですけど。6戦目の村上が4回ぐらいに打たれた時に「そろそろあるだろうな」って緊張してきました。

(会場笑)


村上の苦しい顔を見て決まった覚悟「どんな手を使っても押さえる」

青柳:村上がもう苦しい顔をしていて。それを見た瞬間に「あ、明日は全力でがんばらないといけない」と思って。村上にとっても最高の1年を迎えて優勝して、最高の場で負けて日本一になれなかったら「たぶん、一生引きずるだろうな」と思って。

僕がタイトルを獲らせてもらった時に、勝率差なしでヤクルトに優勝を獲られたシーズンがあったんですが、あれがめちゃくちゃ悔しかったんですよね。最高勝率、最多勝を獲らせてもらったんですけど。「自分があと1勝していたら優勝していた」って今もずっと思っているので。その時に村上を見て「あ、明日は何が何でも押さえる。どんな手を使っても押さえる」って思って、そこから集中して入ったんですよね。

大林:泣きそうですね。自主トレをされているチーム青柳で一緒にトレーニングされていましたもんね。

青柳:そうですね。一緒にやった年がその年だったので。

大林:あぁ、もう師弟関係ですよね。

青柳:まぁ今では向こうのほうが師匠ですけどね。

(会場笑)

大舞台の緊張感と手応え 「自分の力をしっかり出せた」

大林:そっか。じゃあ、あの時もマウンドも本当に熱が入りまくりで……。覚えていますか?

青柳:
覚えていますね。行く前までは、けっこう冷静だったので。あの場に上がった時に、やはりいつものシーズンとは違う緊張感もありました。僕はそのCS(クライマックスシリーズ)も投げていないし、日本シーズンも投げてなくて、試合から1ヶ月ぐらい離れていたので。久々に5万人ぐらいの前に出た緊張感もあったんですけど。まぁ自分の力をしっかり出せたなというのは思いました。

大林:ノイジー選手でしたよね、先制3ランを打って。

青柳:はい。

大林:あれはチェンジアップですか? 

青柳:はい。チェンジアップを打っていましたね。

大林:どういう感情でしたか?

青柳:大ガッツポーズでしたね。

(会場笑)

大林:おぉー。あれで勝てる感じがしましたよね。今岡さんは最終戦どうでしたか? 

今岡真訪氏(以下、今岡):あれが甲子園だったらね。青柳がバッターボックスに立っていたので、青柳を取って勝ちたかったです。

(会場笑)

今岡:京セラだったからね。当たらなかったから、あの時はあまり仕事はなかったけどね。

(会場笑)

今岡:ただただ応援しているだけというね。ノイジーが打った時に「勝った」と思いました。

大林:あそこで!?

今岡:はい。試合は動きましたけど、やはり見ていて「勝ったかな」という感じはしましたね。

日本一のオフは“練習できない”ほど忙しい

大林:久しぶりに日本一を獲って、あの時のオフって、どんな感じだったんですか? 

今岡:(青柳氏を見て)どうですか?

青柳:あのオフは、練習はできなかったですね。

今岡:あぁ、そっか。

青柳:毎日どこかしらに行っていたので。

(会場笑)

青柳:テレビやラジオ、イベントまで。タイガース主催のものがやはりいっぱいありました。久しぶりの優勝で日本一だったので、そのまま優勝旅行に行って帰ってきたら、もう年明けみたいな感じだったので。

今岡:やはり優勝していない時とぜんぜん違いました?

青柳:そうです。

今岡:コーチはぜんぜん関係ないですからね。

(会場笑)

大林:そうですね(笑)。

今岡:何か増えるとかはないですね。選手がやはり多いということですね。

誰と話すかで変わる解説のおもしろさ

大林:いやぁ、でも僕らは今岡さんの解説を聞くのが、すごく楽しいですよ。ね!

(会場笑)

大林:今岡さんの解説は、おもしろいですよね。大人気ですよ。

今岡:いや、でもやっぱり誰としゃべるかは重要で。

(会場笑)

今岡:相性。

大林:相性があるんですね。

今岡:だからめちゃくちゃ選ぶんですよ。いろんな相性があって、今日控室で青柳と、久々に会ってしゃべっていたんですよ。相性良かったですわ。

(会場笑)

今岡:(青柳を見て)な?

青柳:はい。

今岡:やはり合うんですよ。

大林:本当によかったです。

今岡:今日はみなさん、軽快で調子いいんで。

(会場笑)

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