【3行要約】
・阪神タイガースの史上最速優勝が話題となる中、チーム力向上の秘訣やリーダーシップのあり方が注目されています。
・青柳晃洋氏と今岡真訪氏が対談し、2023年日本一の要因は「勝てる空気づくり」、2025年優勝は「選手能力の数値化」と分析しました。
・スポーツ界の成功事例から、組織運営や人材育成における「空気感の醸成」と「個人能力の最大化」の重要性を学ぶべきです。
偶然の出会いから始まった掛け合いトーク
大林尚朝氏(以下、大林):こんにちは。みなさん今日はよろしくお願いします。
(会場拍手)
大林:Another worksという会社で代表をやっております、大林と申します。今岡さんとの出会いは2025年です。羽田空港で偶然、遠くに「レジェンドがいるな」という、禍々しいオーラを感じました。
(会場笑)
大林:それで、僕が声をかけに行って。
(会場笑)
今岡真訪氏(以下、今岡):弁当を食べていました。
(会場笑)
今岡:弁当を食べ終わったあとに、ちゃんとしゃべりかけてくれたので。「なんて律儀な方なんだ」って思ってね。
大林:ありがとうございます。
今岡:そう言われて、今日この頃です。
大林:よろしくお願いします。
今岡:よろしくお願いします。
大林:青柳さんもお願いします。青柳さんもシーズンお疲れさまでした。
青柳晃洋氏(以下、青柳):ありがとうございます。
(会場拍手)
2025年の阪神を振り返る“最速優勝”のシーズン
大林:メジャーの挑戦についても、阪神についてもいろいろと今日はお聞きできればと思っております。あらためて2025年。まず、阪神タイガース優勝、おめでとうございます!
会場:おめでとうございます。
(会場拍手)
今岡:ありがとうございます。
大林:最速でしたね。
今岡:はい。決めましたね! 二度と見られないようなシーズンかも。そんなに早く決まるっていう意味ではね。
大林:そうですね。
今岡:優勝は、これから何回もしていきます。
大林:おぉー。じゃあ2025年の阪神を振り返って、青柳さん……。
(会場笑)
青柳:私からいきますか(笑)?
大林:今日はこういう場なので。阪神をどう見ましたか?
青柳:僕が帰国した頃には、もうほぼ優勝が決まっているようなところでした。アメリカでタイガースをずっと見ている中で、やはり「強いな」と思いました。やはりあの1番から5番というのは強力だったなと思います。
古巣戦で湧き上がる感情
大林:メジャーに挑戦された青柳さんを、今岡さんはどう見られていましたか?
今岡:当然、実績を残してメジャーに行くことは想定していたんですけど。2026年、タイガースが優勝するかどうかは、青柳が阪神戦で投げるかどうかです。
(会場笑)
今岡:今のところ、バンバン投げるそうです。
(会場笑)
青柳:バンバンいかせてもらいます。
(会場笑)
今岡:これ本当にマジで、青柳が投げると、ふだんと違ったいろんな感情で見られるので。僕自身も、青柳にいっぱい投げてほしいなという願望はあります。
大林:どういう心情で、2025年の阪神戦は投げられたんですか?
青柳:2025年に最初に投げたのが神宮(野球場)でした。優勝が決まっているタイガースに対して投げるのは、やはり気を遣う部分はいっぱいあったんですが、マウンドに上がる時に、めちゃくちゃ拍手で迎えてくれたんですよ。それがめちゃくちゃうれしくて、その試合もいい感じにいったんですけど、小幡(竜平)にインコースを突いてデッドボールをくらった瞬間に、球場中からブーイングが来たんですよ。
(会場笑)
青柳:「最初の拍手は何だったの?」と。
(会場笑)
青柳:そのぐらい、やはり阪神に対して、みなさんすばらしい応援をするんですけど。敵になった瞬間にすごく怖いチームになるという。
(会場笑)
青柳:2026年は、遠慮なくいきたいと思います。
大林:おぉー。
(会場拍手)
大林:拍手ですね。そうですね。真剣勝負でやっていきましょう。
青柳:はい。
大林:はい、よろしくお願いします。
“2軍時代”から見ていた成長
大林:今日は2025年を冒頭に振り返りましたが、遡って2023年の日本一についても振り返っていきたいなと思っています。青柳さんは、もちろん選抜投手として活躍されていましたが、実際、お二人ってどういう関係性で、どのぐらいコミュニケーションを取られていたんですか?
今岡:金本(知憲)監督の時、僕が2年間、2軍でコーチをしていた時期に入団してきたのが青柳でした。僕はその間にロッテへ行ったりしていて、帰ってきたら、もう大エースになっていたんですよね。
(会場笑)
大林:おー!
今岡:それぐらい真ん中を抜けているというか。2023年の時は、もう本当にチームを引っ張るような存在でした。成績だけじゃなくて、振る舞いや行動でチームを引っ張るという立場にいましたね。
投手なのに“打ちたい”
大林:青柳さん、当時の今岡さんの印象やエピソードはありますか?
青柳:僕、バッティングがけっこう好きなんですよ。試合の度に今岡さんのところに行って、「今日は何いきますか? どうやって打ちますか?」って聞いていました。
今岡:そう。
(会場笑)
大林:なかなか。
今岡:ピッチャーが試合中に聞いてくることはないんですけど。青柳はもう、すごいんですよ。
(会場笑)
今岡:ランナーが塁にいる時に「インコース来るやろ」「インコースやで」と言ってパーンッとレフト線に打ったのを覚えていますか?
青柳:覚えていますよ。
(会場笑)
今岡:青柳は必ず聞いてきていたんですよ。それぐらい、すごく「打ちたい!」という選手なので、みなさん、ヤクルトの時も青柳のバッティングには注目ですよ。
(会場笑)
大林:DH(指名打者)で始まりますからね。もう2026年ぐらいしか楽しめない。
今岡:そうですね。はい。
大林:注目の1つですね。
2023年日本一の要因は「チームの空気を勝てる空気にした」こと
大林:2023年の日本一、今岡さん、ズバリ要因を挙げるとすると、どこになりますか?
今岡:2023年は、岡田(彰布)監督だと思いますね。
大林:おぉ。
会場:おぉー。
(会場拍手)
今岡:指導陣の目線で、「じゃあ、何が?」というところなんですが、やはり団体競技であり、チームですからね。個々の話は2025年のほうが、いろいろな話がまた出てくると思います。
ただ、2023年は「チームの空気を勝てる空気にした」。そこが、やはり岡田監督の功績だと思います。どうですか、みなさん。
(会場拍手)
大林:藤川(球児)監督も2025年に就任で快進撃でしたけれど。まず、どう見られてます?
今岡:2025年の優勝は、選手の能力が数字として出たという感じですね。藤川監督という部分では、「2026年からが本当の藤川野球なのかな?」という感じがします。
大林:2026年の藤川野球の見どころは?
今岡:見どころは、青柳対阪神です。
(会場笑)