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Are you being undermined at work?(全1記事)

職場で足を引っ張られていないかを見抜くには 8つのサインと対処の一手 [2/2]

サイン3 意思決定を批判し続けて前進を止める人

次に、足を引っ張る人がよくやるのは、あなたの意思決定をことごとく批判し、どれだけ頑張っても前に進めないような状態をつくることです。あなたの判断にいちいちケチをつけたり、頼んでもいない意見を差し挟んできて、わざわざあなたと反対のことを言おうとしたりします。

こういう行動が続くと、「自分の判断は正しいのか?」という疑念ばかりが増えて、決断に自信が持てなくなります。しかも、これはかなり受け身の攻撃の仕方です。正面から対立するわけではなく、批判というかたちでじわじわと足元を崩してくる。

批判はいろんなかたちをとります。ささいな点ばかり執拗に突く、内容そのものではなく、あなたの話し方だけを攻撃する、問題そのものではなく、あなた個人への攻撃にすり替える、やたらと見下した口調で話す、などなど。

上司がこうした行動を見て見ぬふりをしていると、長期的にはモラルの低下やチームの雰囲気の悪化といった大きな問題につながります。

こういう振る舞いを止めるには、まずマネージャーであるあなたが、コミュニケーションと批判の「線引き」を明確にすることが必要です。

どこまでなら許容されるのか、何が「やりすぎ」なのか、きちんと示すこと。また、自分がどういうフィードバックをしているか、その受け止められ方にも注意を払うべきです。

正直な指摘であっても、相手を見下したり、やる気を失わせる言い方は避ける必要があります。私たちが目指したいのは、スタッフを落ち込ませることではなく、勇気づけることです。ちょうど、私があなたに「高評価ボタン、カチカチっと押してね」と言いたいように(笑)。


サイン4 アイデアや成果を横取りする人

そして、誰かがあなたの足を引っ張ろうとしている、とてもわかりやすいサインのひとつが、「あなたのアイデアを自分のものとして横取りする」行為です。

言うまでもなく、これはものすごく傷つくし、やる気を奪う行為です。あなたが軽んじられたように感じるのも当然だし、「やられた……」と感じてしまうでしょう。特に、それをやっているのが自分より上の立場の人で、周囲への影響力も大きいような場合は、なおさらきついです。

典型的なのは、マネージャーがあなたのアイデアをそのまま自分のアイデアとして上に出し、同僚や上層部からの称賛を総取りするようなケースです。これはあなたの貢献を軽んじるだけでなく、社内での成長や評価の面でも、あなたを不利な立場に追い込みます。

さらに、社員同士の間に不信感やわだかまりを生み、マネージャーと部下の関係もギクシャクさせてしまいます。

この問題に対処するいちばん良い方法は、「ちゃんと自分の意見を主張すること」です。自分の努力の成果を、誰にも勝手に持っていかせてはいけません。あなたがやった仕事なのです。誰かがあなたのアイデアを横取りしたと感じたら、その人に直接話をして、あなたの貢献を認めてもらうように求めましょう。

また、自分のアイデアや提案は、証拠が残るかたちで記録しておくことも大切です。そうしておけば、また同じように自分のものとして出されるのを防ぎやすくなります。こうした一歩先回りの行動は、今後あなたが足を引っ張られるのを防ぎ、周囲があなたの努力をちゃんと評価してくれる環境をつくるのに役立ちます。

サイン5 あなたやチームをコントロールしようとする人

さらに、誰かがあなたの足を引っ張ろうとしているサインとして、「あなたや状況をコントロールしようとする」行動も挙げられます。

仕事の進め方に細かく口を出したり、あなたの決定やメンバー管理に干渉したり、あなたの権限を飛び越えて決めようとしたり。こういう動きがあれば、かなり強い警戒信号です。この手の行動は、最初はごく小さなことから始まり、気づきにくいかたちで進んでいきます。

けれども、相手が少しずつ自信をつけるにつれ、だんだんとあからさまになっていきます。

「こうしなよ、ああしなよ、あとこれもやっておいて」みたいに一方的に指示してきたり、「こっちのやり方のほうがいいに決まってる」と言って、提案や代案ではなく、あなたのやり方を全部上書きしようとしてきたりもします。

人前であなたの仕事ぶりを批判し、あなたを小さく見せようとしながら、自分を有能に見せようとする人もいるかもしれません。誰かがあなたをコントロールしようとしていると感じたら、状況がエスカレートする前に、主導権を取り戻す必要があります。

相手の操作のサインを見逃さず、あなたの許可なしに、あなたの代わりに物事を決めさせないことが大切です。


サイン6 噂話で評判を下げようとする人

そして、誰かがあなたの足を引っ張っている、もっともあからさまなサインのひとつが、「あなたのいないところで噂話をばらまいている」場合です。これはマネージャーとして非常にダメージの大きい行為です。職場でのあなたの評判と信頼を破壊してしまうからです。

こういう人は、あなたの能力や成果について、嘘や誇張を周囲に広めようとします。同僚や他部署の人たちに、あなたの信用を落とすような話をし、ネガティブな印象を植え付けようとしたり、あなたの人格そのものを攻撃したりもします。

マネージャーとして、こうした動きには敏感である必要があります。放っておけば、あなたのキャリアに深刻な影響を与えかねません。問題が広がる前に、できるだけ早く手を打つことが大切です。

例えば、噂話や悪口を広めている可能性のあるスタッフときちんと話し合う、社内コミュニケーションのルールや期待値を明確にする、必要に応じてフィードバックを行う、それでも変わらなければ懲戒処分を含めた対応を検討する、といったステップです。

こうして先手を打つことで、あなたに対する「足を引っ張る」行為の影響を最小限に抑え、さらに被害が拡大するのを防ぐことができます。噂は、あなたのキャリアに深刻な影響を与えますし、相手のキャリアにも返っていく可能性があります。あなたが狙っていた昇進のポジションを、そういう人がかすめ取ってしまうことだってあり得るのです。

サイン7 あなたを踏み台にして出世しようとする人

もうひとつ、もしまだ足りないなら、さらにわかりやすいサインがあります。誰かが出世やポジションアップを狙う時に、あなたを踏み台にして上がろうとしている場合です。

例えば、あなたのアイデアを自分のものとして出して評価を得ようとしたり、上層部との人間関係づくりに必死になって、自分のアジェンダばかり押し通そうとしたり。

あなたの仕事を人前で批判してみせたり、あなたの判断にケチをつけたり、周囲の人の意見をあなたから離れる方向に誘導しようとすることもあります。

そういう人は、社内で権限を持つ人たちとうまく組んで、自分の立場を引き上げようとしたり、上にいる人から気に入られようと、あからさまなお世辞やお追従を使ったりします。あなたの存在感が増すのを恐れて、あなたの失敗は大きく取り上げ、成功はわざと小さく扱おうとすることもあるでしょう。

こうしたことが起きていないか確かめるには、社内でほかの人が何をしているのか、意識的にアンテナを張っておく必要があります。社内のいろんな人と定期的に会話をし、仕事の進み具合や目標についてオープンに話し合うこと。「誰がどの仕事をしているか」「どんな評価を受けているか」を、自分なりに把握しておくことも大事です。

もちろん、誰もが自分なりにネットワークを広げる自由はあります。大事なのは、その過程であなたを踏みつけにしていないかどうかです。相手が自分の実力で上に行くぶんにはすばらしいことですが、あなたを貶めたり裏切ったりしてまで上がろうとするのであれば、それは別問題です。


サイン8 失敗の責任をすべて押し付けてくる人

最後に、こんなサインもあります。物事がうまくいかなかった時、すべてあなたのせいにしてくる人です。部下の中には、「このマネージャーなら怒ってこないだろう」と思って、イライラのはけ口にしてくる人もいます。

そうした行動が人前で行われたり、周囲に人がいる場で起こると、なおさらダメージは大きくなります。マネージャーとしてのあなたの権威は損なわれ、チームからの尊敬や信頼も傷つく。その結果、職場の雰囲気や生産性にまで悪影響が出てきます。

もし特定の誰かと、いつも衝突してばかりいるとしたら、その人はあなたの足を引っ張ろうとしているのかもしれません。

そうしたサインに気づいたら、あなたのキャリアに本当のダメージが出る前に、早めに芽を摘んでおきましょう。

足を引っ張る行為からキャリアを守るために

この動画が役に立ったと思ったら、こちらの動画もぜひ見てください。あなたの足を引っ張ろうとする、さまざまなタイプの人たちと、その対処法についてお話ししています。

そしてまだチャンネル登録をしていないなら……何を待っているんですか? カフェでも用意して、次の動画で会いましょう。チャオ。

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