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マネジメントの型とは?『急成長を導くマネージャーの型』著者とマネジメントを語る(全6記事)

あなたは本当にマネジメントできていますか? 「執行・活用・伸張・連携」4つの基準で捉えるマネジメントの本質 [2/2]

マネジメントの理想状態は曖昧

長村:例えば、「成果をすごく残しました。上半期の目標達成はしましたが、メンバーを見るとメンバー30人のうち20人が心身ともにボロボロで、今から休もうとしています」と言われたら、それでも「達成したね。すばらしいね」と、みなさんはそのマネージャーさんを褒めますかね。僕だったらやはり「それってどうなんだろう?」って思います。

でも逆もしかりですね。「まったく業績は達成していないですが、メンバーは心身ともに健康で、みなさん雰囲気いいです」と言われても、「いや、それってどうなんだろう?」ってやはり思いますね。

マネジメントの理想状態って非常に多義的で曖昧なので、理想状態が言語化できないのであれば、認識すべき現状もすごくぼんやりしちゃうと思うんですね。



だから、ギャップの要因、「何が解決すべき問題なのか」は、多くの場合、勘で見立てて、自分なりのセンスで対策を打っているのだと思います。たぶん、こんな流れですよね。「雰囲気がいいほうが成果も出るのかな」 「そう考えると、今活気がないな」「対話が足りていないのかもしれない」「じゃあ、ランチでも行こうか」だいたい、こんな感じです。



 例えば「交流ランチをしよう」という、打ち手を打っているマネージャーさんに、「なぜ交流ランチを打ち手として打ちましたか? 論理的に説明してください」と言っても、ほとんどの人が説明できないと思います。「なんか嫌な予感がしたから」とか、「なんか交流したほうがいいと思ったから」という感じになっちゃうと思うんですね。

たまたま勘で合っていたらいいですが、勘が違う時もあります。だったら勘がいい人しかマネジメントができないのかという話になるのですが、そうであれば育てるというのは不可能じゃないですか? できるようになるのは不可能だと思います。

4つの基準「執行・活用・伸張・連携」

長村:一方で、理想の状態がきちんと言語化できていると、認識すべき現状もはっきり認識できて、ギャップの要因、つまり何を今解決すべきかという問題が明らかにできて対策が打てます。他の業務と同じようにマネジメントの理想状態がちゃんとはっきりしているという状態ができれば、すごく良いことが起こると思っています。

みなさんにここで問いたいのは、「マネジメントができている状態とはどういう状態でしょうか?」ということです。ぜひお願いします。



(参加者同士で話し合い)

長村:みなさん、ありがとうございます。ちなみに、吉田さんはどうですか?

吉田洋介氏(以下、吉田):これ、めちゃくちゃ味わい深いなと思っていたんですが、私は「人を生かして事をなす」という状態が良いと思っています。人がいきいきしていることはもちろん、同時に仕事が前に進んでいるか、も大切です。その両方が実現できている状態を「マネジメントができている」と捉えています。

長村:ありがとうございます。確かに両方大事ですよね。ちなみに両方にした理由って何ですか? 事だけじゃ駄目ですか?

吉田:「事」だけに目を向けても、事業はその瞬間だけうまくいけばいいわけではありません。一定の時間軸で実現し、成し遂げたいことがあるはずです。

短期だけを乗り切るマネジメントもあり得るかもしれませんが、基本原則としては、成果が一定期間、持続して出る状態を前提にすべきです。そう考えると、人の領域を外すことはできないと、私は感じています。

長村:なるほど。長くずっと続けるためにはということですね。

吉田:はい、そうですね。

長村:ありがとうございます。じゃあ、これについて基準の型がありますので、ちょっと解説をさせていただきたいと思います。

私は、マネジメントができているかどうかというのは、(スライドを示して)この4つの基準で測られるべきだと考えています。

1つ目は、「執行」ですね。これはチームの成果。これはクオーターから半期程度の目標達成ですね。吉田さんのお話の、その時の成果ですよね。これをなすために大事な業務を見極めてそれを執り行う、これが「執行」です。

「活用」というのは、全メンバーが持続的にパフォーマンスを発揮し続けるために、そのリソース・意欲・能力をフル活用する、これが「活用」です。

「伸張」というのは、採用とメンバーの育成です。新しい知識・能力を得てもらうことで、その時のリソース・意欲・能力をフル活用するというふうに考えていただければと思います。その採用と育成を通じてチーム全体の力量を向上させる。これが「伸張」です。

採用と育成というのは、行為としてはまったく別の行為ですが、目的は一緒です。みなさんは、チーム全体の力量を向上させるために、採用にしようか育成にしようかを選択していると思います。それはいずれにしてもチーム全体の力量を向上させる「伸張」のためにやっていることだと思います。

そして「連携」ですね。「連携」というのは、自分の部署はさておき、上司・他部署と適切に連携をして、他部署や全社の業務執行がスムーズにいくように取り計らう。これが「連携」だと思っています。

この「執行」「活用」「伸張」「連携」、4つの基準でマネージャーはマネジメントができているかどうかを評価されるべきだと私は考えています。


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