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5 Rookie Mistakes That Quietly Destroy Manager Credibility(全1記事)

マネージャーが信用を失う5つの勘違い “忙しいだけ”から抜け出す実践チェックリスト

【3行要約】
・マネージャーは「好かれたい」「完璧になりたい」と思いがちですが、それが信頼を失う落とし穴になっています。
・マイケル・アシー氏は、新任マネージャーが先人と同じミスを繰り返さないための「5つの勘違い」を指摘。
・真のリーダーシップとは完璧さではなく、明確な方向性の提示と適切な距離感で、チームの成長を促すことにあります。

新任マネージャーがハマりがちな“5つの落とし穴”

Michael Ashie(マイケル・アシー)氏:新しくマネージャーになった時にやる「まずいミス」ってなんだと思いますか? 一番良くないのは、自分がミスすることではなくて、誰も教えてくれなかったせいで、あなたより前にいた何百人ものマネージャーがすでにやらかしてるのと同じミスをまた繰り返しちゃうことです。今日はそれをつぶします。

初めてチームを率いる人でも、同僚からマネージャーになった人でも使えるようにしてあるので、この動画は「新任マネージャーがやりがちな5つのミスを避けるための最短ルート」になるはずです。それだけじゃなくて、チームに「この人はちゃんと信頼できる上司だ」と思ってもらうために、どう動けばいいのかについても話します。

もしあなたの1週間が、会議とメッセージと、うっすらした焦りでよくわからないまま終わってる感じなら、ちょうどいいものがあります。「マネージャー用ウィークリーフォーカスプランナー」です。1枚紙というより、優先順位を決めて、ぶつかりそうなところを先に準備して、戦略的に任せて、最後に「何が効いたか」を振り返るためのちょっとしたリセット儀式みたいなものです。

僕も毎週月曜はこれを使って、受け身で振り回されるモードから抜けるようにしてます。説明欄に入れておくので、もしよかったら使ってみてください。


ミス1 好かれようとしてリードすることを後回しにする

では、後悔しがちなミスと、その避け方をこれから話します。

まず1つ目。これは「好かれようとして、リードすることを後回しにする」です。これが一番強く出るのが、同じチームの中から昇進したマネージャーです。昨日までは友だち。今日からはあなたが上。そりゃ気まずいので、多くの人が「とりあえずみんなに嫌われないようにしよう」というモードに入ります。

「偉そうだと思われたくない」からフィードバックを弱める。「ここまでやってね」という期待値を言わない。しんどい決断を先延ばしにする。こうなると何が起きるのか。助手席からは運転はできないんです。あなたが「私がこの役割を持っているんだ」と引き受けるのをためらえばためらうほど、信頼も、何をすればいいかもどんどんぼやけていきます。

チームが欲しいのは友だちではなくて、落ち着いて舵を取る人です。冷たくしろとか、距離を置けという意味ではありません。透明性があって、自信があって、方向性をはっきり示すリーダーでいてね、ということです。

強い一手を1つ言うと、自分をもう1回紹介しなおすことです。「立場がこう変わりました」「これからこういうふうに進めます」とトーンをセットする。それをぶれずに続ける。これが1つ目です。

ミス2 忙しくしているだけで、チームを前に進めていない

2つ目。これは「動いていること」と「前に進んでいること」を同じものとして扱ってしまうパターンです。これは少しわかりにくいですが、どこにでもあります。

新しいマネージャーって「あらゆる場に参加している=ちゃんとやれている」と思いがちなんですよ。だからSlackに貼りつくし、全部の会議に出るし、全部の決定に口を出すし、来た質問には全部答える。やっているとすごく生産的っぽく感じるんですが、実際は「後ろからついて回っているだけのリーダーシップ」になっています。ずっと追いかけていて、舵を取っていない。

大事なのは「どれだけ忙しかったか」ではなくて、「チームが正しい方向に進んだか」です。いいマネージャーの1週間とは「私が全部やった」ではなくて「チームが大事なことを進めたかどうか」です。

だから週1で振り返るのが大事なんです。10分でいいから時間を取って、自分にこう聞きます。「今週の最優先は何?」「誰がサポートを必要としてる? 逆に誰には任せる余白をあげるべき?」「どこで摩擦が出そう?」。こうやっていくと、火消しばかりしている1週間から、ちゃんと勢いをつくる1週間に切り替えられます。


ミス3 言いにくい話題を後回しにする

3つ目。これは「言いにくい話を避ける」です。黙っているのは実は高くつきます。パフォーマンスが落ちているとか、空気がピリピリしているとか、同じ問題が何回も起きているとか、それを見て見ぬふりをするたびに、あなたはチームを守っているのではなく、「このくらいのレベルでいいんだよ」と教えちゃっているんです。

新任マネージャーは、何かが完全に壊れるまで入っていかないことが多いです。でもその時にはもう信頼が崩れ始めている。厳しくする必要はなくて、ただわかりやすく言えばいいだけです。

やり方はシンプルです。「責める」ではなく「状況」から入ります。「今こういう状況で」「こういう行動があって」「それがこういう影響になっている」。それで、「どうしたらよくなるか考えよう」と解決を招き入れて、次の一歩を一緒に持つ。落ち着いていて、でもまっすぐなやり方のほうが、いつだってびくびくしながら遠回りするより強いです。

チームに必要なのは完璧なマネージャーではなくて、「言うべきことを言うのを怖がらないマネージャー」です。

ミス4 「サポートだよ」と言いながら全部見張る

4つ目。これは「サポートしているだけだよ」と言いながら、実際は全部見張っちゃっているパターンです。マイクロマネジメントってたいていが変装しているんですよ。「手伝っているだけ」「ちゃんと仕上げてほしいだけ」「状況が見えてないと困るから」。

でも、チームが何かやるたびにあなたにチェックを求めないといけない、承認がないと動けない、全部を説明しないといけない、となっているなら、それはマネジメントではありません。足を止めています。

このやり方が送っているのは「あなたの判断は信用していない」と「正しいやり方は私のやり方だけだ」という2つのメッセージです。

直し方はそんなに難しくありません。最初に期待値をはっきりさせるだけでいいんです。ゴールはこれ。ここまではあなたが決めていい。ここからは私に見せて。途中でこのタイミングでチェックインしよう、と決めたら、あとは下がる。

いい任せ方の型は「目標はこれ」「これができてたらうまくいっているということ」「このマイルストーンで1回見せて」。これでアウトプットは良くなるし、チームも早く育ちます。誰もあなたに「消えて」と言っているわけではありません。でも本当のリーダーシップとは、「ここはどく側だな」と理解して一歩引けることなんですよ。

ミス5 「準備ができたらやる」と思って一歩が遅れる

5つ目。これは「ちゃんと準備ができたらやる」といって待つことです。そのタイミングは来ません。肩書きがついたらインポスター症候群(実力や成果があるのに「自分はここにいるべき人じゃない」「そのうち周りにバレる」と感じてしまう心理的な傾向のこと。昇進直後や新しい役割に就いた時に起きやすい。)が消えるかというと、むしろ大きくなる人のほうが多いです。「これで合っているのかな」「みんな私を信用しているのかな」「ミスったらどうしよう」と考え始めます。

でもそれが現実で、「完璧に準備できた」と感じることはない。それでいいんです。うまくいくマネージャーって、ほかの人より自信があるわけじゃなくて、「完璧じゃなくても動く」ことをやっている人です。80パーセントがわかったら決める。言いにくくてもフィードバックする。心の中で「ほんとにこれでいいのかな」と思っていても前に出る。

もしあなたが「もっとふさわしいって思えるようになってから」と自分を止めているなら、やめましょう。先にやるほうがいいです。はっきり話せる感じも、自信も、「ここにいるのが当然」という存在感も、やっていく中で身についていきます。

すべてを知っている必要はありません。それより「何のためにここにいるかが自分でわかっている」ことのほうが大事です。


最初の数ヶ月はぐちゃっとしていい

それから、あまり誰も言わないことも言っておきます。マネジメントを始めた最初の数ヶ月って、きれいには進みません。ちょっとぐちゃっとします。サインを見落とすこともあるし、フィードバックを言い損ねることもあるし、圧倒されることもあります。でもそれは失敗しているわけじゃなくて、その過程で鍛えられているんです。

一番伸びるマネージャーは、ここを意識的にやる人です。仕組みをつくる。もっといい質問をする。勘だけに頼るのをやめる。そして、はっきりした状態でリードし始める。

「場当たりじゃなくてちゃんとリードしたい」と思うなら、マネージャー用のプレイブックを使ってみてください。フィードバック、委任、1on1、意思決定、言いにくい会話、これを迷わず回すためのリーダーシップの一式が入ってます。スクリプト、テンプレ、フレームワーク、そしてそれを回すリズム。説明欄にあるので、今のうちに取っておいてください。

次の一手が、次の「やらかし」にならないようにしておきましょう。ダウンロードできたらコーヒーでも飲んでください。また次の動画で会いましょう。チャオ。

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