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【危険】上場企業創業社長が痛感した「ビジネスで関わらないほうがいい人」【危険】上場企業創業社長が痛感した「ビジネスで関わらないほうがいい人」(全3記事)

「言われたことは何でもします」と言う人が危険な理由 自分から動けない“指示待ちタイプ”を見抜く方法

【3行要約】
・採用面接で「何でも言ってください」と言う応募者は一見従順に見えますが、実は組織の生産性を下げる可能性があります。
・木下勝寿氏は、ベンチャー企業では自主性が重要であり、指示待ち人材は周囲に負担をかけると指摘します。
・成長するためには「若くて成功している人」の思考法を学び、同じ価値観を持つ成功者の近くで働くことが重要です。

前回の記事はこちら

“指示待ち”のタイプを見抜くひと言

木下勝寿氏(以下、木下):「何でも言ってください。言われたことは何でもします」と言う人。こういう人も、僕は絶対入れないようにしています。「いいじゃないですか」と思うかもしれませんけども。「何でも言ってください。言われたことは何でもします」と言う人は、言われないとやらない人なんですね。何をすべきかを自分で考えられない、もしくは考えるつもりがない人というのが、「何でも言ってください。言われたことは何でもします」と言う人なんですね。

ベンチャー企業は学園祭の模擬店と同じだと思っていて、ベンチャー企業は今までになかったものを作ろうとしているじゃないですか。経験値がない中で、自分たちでいろいろ考えてやっていくわけですよ。

学園祭の時に、「みんなで模擬店をやりましょう」「焼きそば屋さんをやりましょう」と言っても、クラスメイトのみんなは、焼きそば屋なんかやったことがないわけですよ。「焼きそば屋をやるって、何をしたらいいんだろう?」とみんな考えますよね。「焼きそばはどこかで仕入れなあかんな」とか、「焼きそばを焼く時は鉄板が要るよな」とか、「火ってどうしたらいいんだろう?」とか。

みんなで話し合って何が必要だろうと考えて、「これはどこで手配できるんだろう?」とか、「じゃあ俺、ネットで調べてみるわ」「こんなところで買えるんだ」とか手分けしてやっていくんですけども。

手分けをする際に、みんなで考えてああやろう、こうやろうとやっているやつの中に、1人だけ「よし! 俺は何でもやるから何でも言ってくれ!」と言う人がいるとすると、こういう人は基本的には自分で考えることを放棄しているんですね。

この人は言われないとやらないので、「じゃあこれをやって」と言って、やり終わったとします。この人がどうするかといったら、「終わりました。次は何をしたらいいですか?」と(言うんです)。そう考えると、「もうそこに立っていて」みたいな感じですよね。常に「この人に何をやらせるか」を考えないといけないので、周りにものすごく負担がかかるんですね。

大量に仕事がある状態だと、そういう人がいてもいいかもしれませんけども、ベンチャーでいろいろ考えながらやっていく感じだと、こういう人は社員では必要ないですね。派遣だったりアルバイトで十分。今はタイミーとかでもすぐパッと来られるので、「何でも言ってください! 言われたことは何でもやります!」と言う人は、組織には要らないかなと思っています。

——今まで「組織に入れないほうがいい人」を3人ご紹介いただきましたけど、聞いている方の中には「その人、うちの会社にいる!」という方がいらっしゃったと思うんです。すでに組織にいる場合、こういった方にどう接したらいいかアドバイスはありますか?

木下:組織に入れないほうがいい人というのは、変わらない人なんですよね。ということは変わりはしないので、今後採らないようにするという感じかなと思います。

「若くて成功している人」と関わるべき理由

木下:最後に、逆に「関わったほうがいい人」ということなんですけども、僕自身が今積極的に関わろうとしている人というのは、「若くて成功している人」なんですよね。もちろん成功していらっしゃる方というのは、年配の人のほうが多いと思うんですけども。

若くて成功している人というのは、僕は絶対に関わったほうがいいと思っています。若くて成功しているということは、経験や人脈や資金がなくても成功している場合が多いです。

若いので、たぶん経験は少ないですし、人脈も少ないです。もしかしたら資金は調達しているかもしれませんが、経験も人脈も資金もなく成功しているということは、彼らが成功している理由は、考え方と物の見方のみなんですよ。逆から言うと、彼らから考え方とか物の見方さえ盗めば、すぐに再現できるということなんですね。

おじさんがすごい経験、すごい人脈、すごい資金で成功していても、参考にならないんですよね。そこに行くにはまだ何十年もかかるよねと思うんですけども。そうじゃなくて成功している人は、自分の考えさえ変えればできるというところで、私自身も今、20代、30代の成功している経営者の方に積極的に会って学ぶようにしています。

ぜんぜん見ず知らずの20代、30代の経営者にいきなりSNSで連絡して、「会食をできませんか?」みたいな感じで言っています。学べることがいっぱいあるので、若くて成功している人を見つけたら、その人に近づいて、「なぜこの人は成功したのか?」と学ぶようにしてもらえればなと思います。

今話したような感じの人は世の中にたくさんいると思うので、ぜひ気をつけてもらえればなと思います。私自身も最初はわからずに会って「よくなかったな」と思ったので、そういうのを未然に防げればなと思います。

また一方、「これは俺のことだ」とか「私のことだ」と思っていらっしゃるのであれば、ぜひそこは改善したほうがいいかと思います。周りの人の「付き合わないほうがいい人リスト」に入っていると、なかなか寂しい人生になってしまうと思いますので、これをきっかけにぜひ振り返ってもらえればなと思います。

同じ価値観を持っている人は、同じレベルに落ち着く

——先ほど木下社長から、「付き合ってはいけない人」とか「関わってはいけない人」を、北の達人では面接の段階でお断りしていると聞きました。社内はそういう方がいらっしゃらない、働きやすい環境だと思うんですけど。濱田さんが日頃の人間関係で気をつけていることとか、木下社長から教えてもらったことは何かありますか?

濱田浩太郎氏(以下、濱田):木下が出している『時間最短化、成果最大化の法則』の本にも書いてあるんですけど、「価値観で結ばれた友だちの法則」というものがあります。テレビとかで、「プロ野球選手と一流芸能人の仲がいいです」みたいなエピソードってあるじゃないですか。

——ありますね。

濱田:あれって、本当に互いに忙しくて、年に数回しか会わないのに親友なのかということの問いが立っているんですが、答えはめっちゃシンプルで、お互い一流だからなんですよね。厳密に言えばこの場合、「一流選手と一流芸能人の仲がいい」という事象なんですけど、それを踏まえて「友だちには2種類ある」と言われています。

これには「環境で結ばれた友だち」と「価値観で結ばれた友だち」というのがあります。このエピソードの場合、どっちに当てはまるかというと、価値観で結ばれた友だちだと考えています。自分の住む世界で一流だからこそ、一流の価値観同士が互いに惹かれ合うよという話なんですよね。

価値観というのは、考え方や行動の優先順位とかを指していて、よく似た思考アルゴリズムを持っているということなんですよね。例えば中学校とか高校時代も、「勉強がよくできます」というグループと、「ちょっとやんちゃしています」というグループはけっこう分かれていたりするし、学業の成績も一緒だったりするじゃないですか。

同じ価値観を持っている人は、同じレベルに落ち着くという話なんですよね。書籍にも書いてあるんですけど、学生じゃなくてビジネスパーソンも同じで、ある調査では、ふだんから親しい友人の年収を調べた時に平均年収が自分と同じくらいになるらしいんですよね。同じ価値観を持っている人は、だいたい同じくらいのレベルになるという話です。

「成長したい」「夢を叶えたい」という人が付き合うべきは

この動画をよくご覧いただいている方々は、「成長したい」とか「夢を叶えたい」という人が多いと思うんですけど。そういう方こそふだんの生活から「自分の夢を叶えたい」とか「目標を達成したい」という人とコミュニケーションを持つと、その成功確率は上がると思います。

そういった自分の夢とか目標を叶えている人のそばにいると、その思考アルゴリズムに自分も馴染んでいって、結果的にご自身が叶えたい夢を達成できる確率は上がると思います。私もふだんからそういうことを意識していますし、そういった部分を木下から教わりましたね。

——濱田さんは高い視座の価値観を持った方とつながるために、具体的にどういうことをされたんですか?

濱田:北の達人に入社した理由がそこで、本当に当社しか受けていないんですよ。なんでかと言うと、いろんな会社がある中で、視座の高い方、思考アルゴリズムを持った人のそばにいることが一番ベストだよなというのは以前から思っていたので。

となったら、やはり東証プライム市場に上場するような会社を作った人の下で、本当に近い距離で働ける環境がいいに決まっているなと思っていて。僕はエージェントだったので、いろんな会社のことを知っていたんですけど、本当に距離が近い会社はどこかと探したら北の達人しかなかったので、それが決め手でしたね。

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