KGIで「利益を出す」ためのKPIツリー
川邊:(会場を見て)参考になっていますか!?
(会場笑)
高橋:土下座をするという再現性がありますからね。
川邊:そうそう。誰でもできますから。
高橋:誰でもできますから(笑)。大事なところだと思います。ありがとうございます。じゃあ、続いていきましょうか。どれにいきますか?
川邊:うーん。この「会社の最重要課題をどう認識するか」。
高橋:いきましょう! その心は?
岸上:やはり経営者は結局、会社の一番重要な課題を見つけ出して、解決していくことで会社が成長していくと僕は思っているんですけど。川邊さんはLINEヤフーという大企業で、ずっと経営をやられてこられたので、常に何を最重要課題と認識しているのか。どういう方法でとか、どういう哲学でとかを、すごくうかがってみたいです。
川邊:やはり今日はみなさんにも参考になるように再現性をもってできるような話をしたいと思っているので。ちょっと哲学とか言われちゃうと困ってしまうんですけども(笑)。
岸上:はい(笑)。
川邊:なのでまったく哲学的でない回答をさせてもらうと、先ほどと一緒なんですけども。みなさんの事業のKGIは、おそらく利益ですよね。そこからブレイクダウンしたKPIツリーを作っていってほしいんですよね。それで「KGIは利益ですか?」は別に議論の余地なしですけども。
そこからブレイクダウンした各KPIを、やはりみんなで眺めながら「KGIである利益を大きくするためには、今我々はどのへんを強化していったらいいのかね?」という議論をめちゃくちゃするべきだと思うんですよね。そうした時に「こことここが、どうも重要なんじゃないの?」みたいなことが浮かび上がってきますから、それらが基本的には経営課題ですよね。
それはまだ戦略とは言わないで、経営課題を浮かび上がらせただけ。戦略とは何ぞや? というのは、それを最重要事項と定めて、そこに必要なリソースをどう寄せるかを決めることなんですよね。
経営者が意思決定すべき戦略
川邊:特にスタートアップは小さいですから、リソースは有限ですよね? その有限のものを、KPIツリーを眺めて「このへんをいじれば、最後にKGIが上がるんじゃないの? じゃあ、他のリソースをこっちに寄せよう。その時に他のリソースに寄っちゃったほうのKPIは弱まるかもしれないけれども、こっちやろうぜ」みたいな。こういうことを意思決定することが戦略であり、その手前の課題の抽出だなと思っています。哲学的なことを最後に言うと「利益を出せ!」。
(会場笑)
川邊:利益を出す! これに基づいて、すべての最重要課題が見えてくるということだと思いますけど。
岸上:ありがとうございます。再現性も哲学もうかがえて、すごくありがたいです。
高橋:大丈夫ですか!? わかったら拍手をお願いします。
(会場拍手)
高橋:わかってるんだ。伝わってるんだ(笑)。
川邊:IVSにはけっこう若い人がいるんですけど、そうしたらみんなソーシャルグッドみたいな。やはり日本の教育の成果ですよね。そういうものに心を痛めている人たちが多かった中で「利益を出せ!」と言ったらよくないかなと思って。
高橋:いやいや、今日は本音を聞きたいですから。ありがとうございます。 続きを読むには会員登録
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