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数理最適化のエキスパートが断言「AIブームで見落とされがちな重要技術」 1,300社が導入した「演繹的AI」が意思決定を変える
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これを決めたら、ただ決めて終わりじゃないんですよね。握って放置にならないようにしましょう。どういうことかと言いますと、目標を重要な指標・KPIに分解して、それは今どういう状態なのか、そのためにどういう行動をしているのか。
ここ(目標・重要な指標)だけ握って、「後はよろしく」っていう感じだと、ただのやらされ感が生まれてしまうわけです。実際にマネジメントをやっていく上では、(目標・重要な指標を)ちゃんと握った上で丹念に追いかけますし、把握した上で適度なサポートを行うことが必要です。
「目標達成意識を上げる」というふうに言うと、なんとなくマネージャーがただ掛け声や号令だけをかけて、あとは意識の高いメンバーが勝手に達成してくれる、みたいな世界観を思い描かれる方がいらっしゃるんです。
ただ、事実はむしろ逆で、メンバーがしっかりと再現性高く成果を上げていくために大変なのは、やはりマネージャーなわけです。ただし、マネージャーにも時間の限界があります。そこでどこに注目していくかなんですが、メンバーの優先順位の判断をサポートしてあげる必要があるということなんです。
どういうことかというと、ちゃんとした動きをしていれば「よしよし、そのままよろしくやってくれ」というふうになりますし、動きがずれていたら「あっ、ちょっと待った」とストップをかける必要がありますよね。
さらにこの中にどういうことが入ってくるのかなんですが、例えば、考えるのか動くのか。考えることが必要な局面もあるでしょうし、動くことが必要な場面もあるでしょう。
あるいは案件を作りにいくのか、クロージングなのか。自分でやるのか、人に頼るのか。案件の受注を狙って進めるのか、優先順位を下げるのか。もしくは担当者を経由してボトムアップでいくのか、トップダウンからいくのか。さらには新規なのか、既存なのかというふうに、いろんな優先順位の判断基準があるわけです。
ということでマネージャーは、メンバーがどっちに向かって動いていくのかがずれないようにしないといけないという話ですね。
そうなった時に(優先順位の判断を)いちいち言わなくちゃいけないメンバーが、いわゆる「目標達成意識が薄い」というふうに言われたりするわけなんですが、ちょっと待ってください。この判断を間違えることと、目標達成意識が薄いってイコールですか? という話なんですよ。
ここは大事なのでもう1回言いますよ。この判断を間違えている人と目標達成意識が薄いって、イコールですか? 当然、イコールではないですよね。これをイコールだと勘違いして、「彼・彼女は目標達成意識が薄いんだ」と言ってしまう場合が多いわけです。
ですからマネージャーがやるべきことは、目に見えない意識に働きかけるんじゃなくて、具体的な動きとして間違っていないかどうかをチェックし、間違っていたらすぐ介入することで、うまく動けていればそのまま任せる。こういうサポートが必要だということです。
これを「メンバーの目標達成意識の問題だ」というふうにすると、なかなか現状が変わらないということです。ただし、もちろんこれを都度都度マネージャーが見るのは負担がかかります。そこで、どういうふうになったら理想なのかということを、1つここに書いておきたいと思います。
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