お知らせ
お知らせ
CLOSE

マネジャーの本来業務って何? プレイングマネジャーからの卒業~部下に仕事を任せていこう!~(全4記事)

プレイングマネージャー化する理由はマネジメント業務の割合が低いから 管理職として求められる5つの役割 [2/2]

ミドルマネージャーの主な11個の役割

(スライドを示して)ここにミドルマネージャーの主な役割を11個書かせていただきました。もちろん会社によっては多少異なるところもあると思いますし、これよりも多いところもあるかもしれません。見た瞬間、みなさんはどう思いましたか?

私はこれを見た瞬間に「多いな」と思いました(笑)。これをやるっていうのは大変ですよね。なおかつ、これをやりながらプレイヤーとしてほかの人と同じ業務をやっていたらどうなるか。本当にパンク寸前になりますよね。

もちろん、プレイヤーとしてもほかの方々と遜色なくやっている方もいるかもしれないです。ただ、本当にこれをやろうと思ったら、体が2つないと回らないと思います。

では、なぜプレイングマネージャーが多いか。おそらくマネジメント業務の割合がちょっと低くなっているのではないでしょうか。

「会社として求められていない、(求められているのは)プレイヤーとしてだ」っていうのがもちろんあるかもしれませんが、ずっとその視点で仕事をやっていくのかは疑問がございます。体力的な問題や、給与的な問題が懸念材料に挙がるかと思います。

なので本日は、マネージャーの主な業務を理解していただくだけでもけっこうです。

(ミドルマネージャーの)仕事は多いので、5つにまとめさせていただきました。まとめられていないところも、もしかしたらあるかもしれませんが、先ほどの11個を大きく分けてこの5個に絞れております。

この5つの中に11個が1個ずつ入っているのではなくて。例えば評価と動機付けのところに、同じようにグラデーションがかかりながら入っているものもあると思います。

ではみなさんと一緒に、1つずつこの内容について確認していきたいと思っております。

目標設定・組織化・動機付け・評価・人材教育

まず「目標の設定」についてです。目標は、目的、使命、あるべき姿と組織の目標と連動されたものとか、短期・長期とか、行動の目標まで下ろすこととか、いろいろなところでレベル設定する必要があると思います。

続いて「組織化」になります。目標を達成させるために仕事を分類し、その仕事ごとに活動や作業についての組織作りをしていくということですね。その分担をしていくことになります。

3つ目です。双方向のコミュニケーションを取り、相手が何に対して動機付けができるのか。(スライドを示して)ここに書いてあるものが仕事そのものなのか、報酬、昇進、インセンティブなどなのかですね。

内発的モチベーションのほうがいいのか、外発的モチベーションのほうがいいのか。どちらかがあることで動く人っていますよね。もちろん両方ともやらないと動かない人もいるかもしれませんが(笑)。どちらかを使いながらとか、併用しながらとかして、動機付けをすることが必要になります。

続いて「評価」になります。組織で働く人の成果を測る基準を設けることですね。人事評価とか人事制度とかがあると思いますので、評価をするだけではなく、しっかりとフィードバックすることが必要になります。

部下育成のところでは、「うちの会社はフィードバックがぜんぜんない」みたいなところがけっこう多く言われていると思います。

最後、「人材育成」になります。組織の最も重要な資源は人である。「人的リソース」という言葉は、今はいろいろな会社さまで使われているとは思いますが、人材を育成していくことは、先ほども言ったように、未来永劫会社を続けるためには必要な要素になってくると思います。

最も重要なのは「動機付け」

みなさんも「こんなことはわかっているよ」という話だとは思います。じゃあ、この中で特に重要な部分って、みなさんからしたらどんなところだと思いますでしょうか?

私としては、真ん中にある「動機付け」はすごく必要なんじゃないかなと思っております。なぜかというと、プレイヤーとしての能力が高い人は、今までも目標設定をしたり役割分担したりを管理職になる前に経験されていることも多いです。

1人だけで評価をする時代ではなくなってきている、いろいろな人たちと評価をすり合わせてやっていくので、1人だけで何かをするっていうことはないと思います。

部下の動機付けをどうしたらいいかわからない人は多い

そんな中で、管理職になる前に動機付けをいろいろな方にやっている方は、おそらくなかなかいないんじゃないかなと思います。なぜかというと、動機付けをされなくても、自分自身ができてしまっていたからだと思います。

逆にみなさんも、部下の動機付けをどうしたらいいかわからない人って多いですよね。例えば部下に仕事を任せたんだけれどもできない人がいて、「なんでできないんだろう?」みたいに考えてしまうことって多くないですか?

本当に簡単な話で言うと、「1+1」と質問されたら「2」ってすぐ答えられますよね。でもこれができない人がいたらどうしますか?

みなさんからしたら「こんなの教えられなくても当たり前だよ」っていうことが、部下や後輩からしたら、本当にわからない可能性が仕事では往々にしてあります。

先ほどの「1+1は2」の話はちょっと簡単過ぎますが、自分からしたら「いやいや、そんなの聞かなくてもわかる仕事でしょう」っていうものを、実際には聞いてもわからなかったり、何回トライしてもわからない人、できない人だったりがいると思います。

そんな中で動機付けがうまくできないと、その人が会社で一生懸命働くのは、なかなか難しくなったりします。

続きを読むには会員登録
(無料)が必要です。

会員登録していただくと、すべての記事が制限なく閲覧でき、
スピーカーフォローや記事のブックマークなど、便利な機能がご利用いただけます。

無料会員登録

すでに会員の方はこちらからログイン

または

名刺アプリ「Eightをご利用中の方は
こちらを読み込むだけで、すぐに記事が読めます!

スマホで読み込んで
ログインまたは登録作業をスキップ

名刺アプリ「Eight」をご利用中の方は

デジタル名刺で
ログインまたは会員登録

ボタンをタップするだけで

すぐに記事が読めます!

関連タグ:

この記事のスピーカー

同じログの記事

この記事をブックマークすると、同じログの新着記事をマイページでお知らせします

コミュニティ情報

Brand Topics

Brand Topics

人気の記事

    新着イベント

      ログミーBusinessに
      記事掲載しませんか?

      イベント・インタビュー・対談 etc.

      “編集しない編集”で、
      スピーカーの「意図をそのまま」お届け!