PR2025.11.27
数理最適化のエキスパートが断言「AIブームで見落とされがちな重要技術」 1,300社が導入した「演繹的AI」が意思決定を変える
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五十嵐未来氏(以下、五十嵐):では、まずはイントロダクションというところで、この会の趣旨や私の自己紹介を簡単にさせていただければと思います。
私はハイマネージャーの五十嵐と申します。私自身、前職ではPwCというところで人事コンサルをしておりました。岸井さまとの今回のセミナーにつきましても、実は岸井さまが前職の先輩であるということでご縁をいただいておりますので、そういった状況で開催させていただいております。
私は今、ハイマネージャーの中で取締役として人事評価制度にも携わっております。なので、そういったご支援をしている中での疑問なども踏まえて、メルカリさんの状況を深くお話ししていきたいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
簡単に弊社のご紹介をさせていただければと思います。弊社はハイマネージャーという会社で、2018年に創業しております。今は大企業さんからベンチャー企業さんまで、幅広くご導入いただいている状況でございます。我々は、人事評価やマネジメントの課題解決を、状況に合わせて何でも支援しますよという会社をやっております。
SaaSも持っているんですが、私の前職もコンサルティングだったところもありまして、人事評価制度の設計も実施していたり、業務サポートなどなんでもやっている会社です。なので、今回のセミナーを開催させていていただいているという運びでございます。
例えば、人事評価制度を構築するコンサルティングだったり、評価者研修やツールによる運用の効率化もサポートしておりますので、ご興味のある方はまた別途お話しさせていただければと思っております。
それでは、さっそく本日のセミナーの開催背景、趣旨をお伝えさせていただければと思っております。背景といたしましては、最近我々もいろいろと情報を出している中で、人事評価制度の作り方とか、「こういった制度になっているよ」というような事例については、少しずつ情報開示されているのかなと思っております。
一方で、実際にそれをやってみてどうだったのかという運用の良し悪しの部分が、情報としては出回りづらくて。「各社さん、どうやってやってるの?」「実際にうちも半信半疑でやってるんだけど」というようなお声もいただくことが多くなっております。
また、人事評価の納得度をどう作るかというのは、いろんな企業さまでお困りになられていると思いますが、「これをやればもう簡単。1発で解決」というものは、正直なかったりする部分ではあるかなと思います。そういった情報も出ていないため、各社さんの事例を共有する中で学びを深めていきたいなというのが、今回の開催の背景となっております。
メルカリさんにおいてはどんな運用をされているのか、特に組織作りでも先進的な事例かなと思っておりますので、そういった背景もおうかがいしながら、今回はディスカッション形式でお話しできればなと思っております。
我々から一方的にお話しするだけではなく、この後にご案内しますが、みなさまから質問を適宜回収していき、その質問にもお答えするようなかたちで、みなさまの知りたい具体的な情報を得られるように進めていきたいなと思っております。
質問方法についてですが、リンクもしくはQRから読み取っていただくと自由にご入力いただける欄が出てくるかと思います。質問をご入力いただければ投稿されますので、我々が見れるようになっていきます。
あとはみなさまの相互間においても、どんな質問が送られているのか確認できるようになっております。「いいね!」ボタンが多いものが上に表示されるようになっておりますので、ご自身が投稿されなくても、「この人の質問がいいな」と思ったら「いいね!」をしていただければ、優先的に回答させていただきます。
五十嵐:では、私からの前置きが長くなりましたが、まずは岸井さまからメルカリさんの評価制度について簡単にお話しいただいた上で、パネルディスカッションに移っていきたいと思います。それでは岸井さま、よろしくお願いいたします。
岸井隆一郎氏(以下、岸井):ありがとうございます。あらためまして、株式会社メルカリの岸井と申します。多くの方がはじめましてだと思うんですけれども、ここから1時間ほどどうぞよろしくお願いします。まずは私から弊社の評価制度とか、そこに近しいOKRの関係性みたいなところを少しご紹介させていただきます。
先ほど五十嵐さんからもお話しいただきましたが、今日のメインはどちらかというとみなさんから質問をいただいたり、評価や仕組みそのもののご紹介というよりも、「具体をどういうふうにやってるんですか?」といったあたりをお話ししながらご紹介したり、一緒に考えていく時間ができたらいいのかなと思っています。
私からは、まずは概要のところだけご紹介させていただきたいと思います。簡単に自己紹介だけさせていただくと、メルカリでの勤続年数は3年半ほどになっていまして、私が今いるところはオーガニゼーションのタレントデベロップメントです。いわゆる組織開発・人材開発のチームのマネージャーをしています。
なので、実は私のメインの日々の業務というか、干渉している範囲は今日の趣旨とはちょっと異なるところがあるんです。
弊社では「Mercari Culture Doc」と言いますが、バリューの浸透をどういうふうにやっていくのか、エンゲージメントサーベイを使った組織開発をどう考えるのか。あとは、タレントマネジメントやサクセッションプランをどういうふうに進めていくのか。こういうところが、ふだん私が触れている主な範囲になります。
これは別として、実はこのOTDチームに戻ってきたと言いますか。(スライド)下の「メルカリ内経歴」というところにもあるんですが、もともとメルカリに入社した時には制度企画チームに入っていたので、今日の趣旨である制度の運営やアップデートのところで、だいたい1年ぐらいマネージャーをしておりました。
そのあとに、組織開発やタレントマネジメント系の領域の立ち上げを1年ちょっとぐらいやりまして、その後は1年間ぐらいHRBPをしていました。直近、この(2025年)3月からはまたこの領域に戻ってきたので、こんなような経歴になっています。
以前の経歴に関しては、(スライド)下のところに記載しているとおりです。五十嵐さんからも先ほどちょっとご紹介いただきましたが、PwCの時には末永くいろいろなプロジェクトでご一緒していたという関係性です。
岸井:ということで、まずは弊社の大枠といいますか、会社の基本的なところから少しだけご紹介させてください。弊社のグループミッションである、「あらゆる価値を循環させ、あらゆる人の可能性を広げる」というものを中心に据えた、ミッション経営を軸にした会社になっています。
今日は人事領域の方がすごく多くいらっしゃるかなと思いますので、弊社メルカリについて、どこかで目にしていただいた機会もあるのかなと思います。私もメルカリに入社する前に、よくメルカリのことを外から見ていたりもしていました。
なんとなくのイメージはお持ちの方も多いのかなと思うんですが、意外と中の構造や抱えている状況が外のイメージと違ったりする部分もあります。まずはこのあたりについて、現状どういう組織の塊になっているのか? というところから簡単にご紹介できればと思います。
メルカリは、実は株式会社メルカリというところ以外にも、株式会社メルペイ、株式会社メルコインといった法人が国内に2つあります。それ以外にも、メルカリUSや鹿島アントラーズ、あとはインドにも開発拠点があったりするので、法人がいくつか集まっている状況になっています。
今、全社で(従業員数)2,190人(連結)ぐらいの規模になっています。メルカリ、メルペイ、メルコイン、いずれもインターネットの会社ではあるんですけれども、それぞれかなり領域が違うといいますか。メルペイなんかは金融事業で、フィンテックとあるように金融事業の会社になっていたりします。
あとは、株式会社メルカリの中にもいくつか事業があります。最近ですと「メルカリハロ」というスポットワークの事業。株式会社メルカリという大きな塊の中に、実はこういった事業が個別にあったりします。
ちょっと話が少し散らかってしまって恐縮なんですが、フィンテックの中でも今年(2025年)に入ってからMVNOの事業もリリースをしていて、そういった新規事業を束ねているような組織もあったりします。
本当にスタートアップのところから、(事業開始から)1~2年超えてきている事業の塊もあれば、フィンテックなんかもかなりの規模になっています。そこからまたちょっと違うフェーズの会社があったり、事業のドメインの領域が異なる組織が集まっている感じになっています。
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