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\管理を手放せ!/ 個のらしさで循環する自律分散型組織の作り方(全4記事)

組織の心理的安全性を高める4つのポイント 自律分散型組織を成立させるために意識したい文化醸成

【3行要約】
・従来型組織では「会社が与えてくれて当然」という思考が根付き、自律性発揮の障壁となっています。
・あべなるみ氏は「組織の心理的安全性を形成する文化醸成」として、自律エデュケーションや独自言語の重要性を提唱しています。
・自律分散型組織を成功させるには、自分軸で判断できる人材育成と楽しさを重視するコミュニケーション環境の構築が不可欠です。

前回の記事はこちら

組織の心理的安全性を形成する文化醸成

あべなるみ氏:さらにエアーとマントルというものがあるので、さらに話を進めていきます。

エアーについてですが、組織の心理的安全性を形成する文化醸成をエアーと呼んでいます。

ここも4つほどポイントを挙げたいんですけれども。1つは自律エデュケーション、2番目に独自文化の言語化、あと“わいわい人材“を大切にっていうところと、コミュニケーションプラットフォームを耕すという4点を挙げています。

自律エデュケーション

1番目に書いた自律エデュケーションが何より重要だなと思っていて。これからみなさんが自律分散型組織を作る時も、「ここから始めたほうがいいかな」と思っているところを1つポイントとしてシェアします。

やはりほとんどの人が一般的なピラミッド型組織に慣れているというスタート地点がまずあります。それに慣れているとどうなるかっていうと「会社が与えてくれて当然」っていうのがセットされているんですね。

なので「自律分散型組織で主体的にどうぞ」みたいなことを言われても、「え、与えてくれないと動けません」「勝手に動いていいのかな」みたいな感じになったりとか、「何を基準に動けばいいの?」みたいな感じになってしまうんですよ。参加する側のマインドシフトをわざわざ機会創出しないと、成功しないかなっていうのはやっていて思っています。

そのため、「aiyueyo」においては、「aiyueyo」のコミュニティに入る前に、3ヶ月間かけて自分軸を育てる「ナエドコ」というプログラムを必ず受けていただくようにしています。

「私はどうしたいのか」という自分主語で判断ができる、自律主体的に動ける人づくりから始めないと、自律分散型組織が動かないと動いてみて気づいたところもあったので、基本的にそういうふうに統一を図っています。

独自言語を作る

次にエアー作りというところでいくと、まずそういう人づくりをエデュケートするみたいなところからやりつつ、その次は独自言語を作っていくみたいなところですね。特に「aiyueyo」でキーワードになっているのが「えい!」と「テキテキ」という言葉になります。

やはり自分たちで主体的に作ろうとしてもらうことがすごく大事で、「どんどん作っていいんだよ」っていう文化醸成が大事だったりしているので。「挑戦します」と言うのはちょっと大変なので、「えいっ!」ぐらいのテンションでみなさんができる空気を作っていたりとか。

あとは、1回始めたことを辞めてはならぬみたいなことを潜在意識的に持ってる方がすごく多いので、「テキテキ」ぐらいの言葉で、辞めることをすごくカジュアルにしているんですね。

「aiyueyo」の中では「やってみたけど、ちょっとらしさが伸びなかったんでテキテキしまーす」みたいなことをけっこうよく見かけるような感じになっているので、もっと気軽にどんどん循環していこうみたいなところがセットされていたりします。

あとは、私たちがなるべく補い合っていこうぜみたいなところでいくと、「ゆらぎ共有」みたいな文化もあります。

(スライドを示して)実際のゆらぎ共有部屋というところなんですが、「今日はもうちょっと無理、無理ぴょん」みたいなこととかが書かれていたりして。今のライフフェーズとかをお互いに知り合うみたいなことができたりしています。

“わいわい人材“を大事にする

そして次にエアーみたいなところでいくと、「わいわい人材を大切に」と書かせていただいています。管理をしない組織になっていくので、ここを楽しんでいることが何よりのことなんですね。

みんなが楽しくないとやらないという世界を作っていて。それはつまり恐れのエネルギーでやらせることを手放していくやり方になるので、やはり「ここが超楽しい」という空気をいっぱい出してくれる人には感謝して、たくさんご活躍いただけると良いというところなんですね。

そういう人って、なかなか役職名がつかないんですが「aiyueyo」で言うとゆっちさんっていう人がめちゃくちゃそういうタイプの人で。「『aiyueyo』って本当素敵!」とか「〇〇さん素敵!」とか「ありがとう!」みたいなことをめっちゃ言う人なんですけれども。

そういう空気を作る人たちのおかげで回っていくみたいなところがあるので。そういう人たちを仲間として特に大事にしながら進んでいくみたいなことができると、いいエアーができていくというようなところです。

コミュニケーションプラットフォームを耕す

あとは、基本的には場所とかに縛られずに動いていくので、いかにストレスなく楽しくコミュニケーションをとれるかみたいなところの、コミュニケーションプラットフォームを耕すというところも重要になっていきます。

コミュニケーションツールとして「aiyueyo」が使っているのは3種類ありまして、SlackとMetaLifeとNotionを使っています。

Slackが日々のテキストベースでの連絡場所という感じですね。古い会社だったら引き続きメールだったりとか、ChatworkとかGoogleとかMicrosoft Office365とかを使ってらっしゃるんじゃないかなと思いますが、「aiyueyo」の場合はSlackを使ってやっています。

とはいえ口頭でぴゃぴゃっと済ませたいとか、働いてるって雰囲気を共有し合いたいなみたいなところでいくと、バーチャルオフィスの場もMetaLifeで持っています。

今日佳奈さん(木村佳奈氏)と打ち合わせをしていた時にスクショをバシッと撮っているんですが、隣のカーペットではノゾミさんとモモさんって人がやってるなぁみたいなことがなんとなく見えていたりとか。

「ここの席に座ってたら2~3分雑談OKよ」みたいな椅子とかがあるので、そんな感じでちょっと雑談が生まれるようなコミュニケーション場所をテキストベースと別に用意してるみたいなところがあったりとか。

あとはストックで必ず見てほしい情報とか議事録にアクセスしやすいという意味では、別途Notionに情報を貯めていくストック型の情報場所も持っているみたいな感じで、組み合わせをとっています。

このあたりがストレスなく組み合わさっていくところもやはり重要です。

特にSlackが私たちにとってはメインのコミュニケーションツールになっていきますので、その中でも独自文化、エアーが耕されているなということが、私たちにはスタンプを押す文化がとんでもなくあるんですけれども。

「愛」みたいなのも普通にスタンプでぼちぼち押すみたいな感じで、ゆっちさんのやつも「愛」が15個となっていたりとか。農業に近いところもあるので「まかセロリ」とか「申し訳ナス」みたいなスタンプとかもすごくよく重宝されていたりとか。

それぐらい独自スタンプがいっぱいあるんですけれども、それらが使われているみたいなところがあったりします。

そんなかたちで独自の言語とかも使いながら、空気感、楽しい、あったかい空気感を耕すっていうところもエアーとしては欠かせないかなというところです。

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