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数理最適化のエキスパートが断言「AIブームで見落とされがちな重要技術」 1,300社が導入した「演繹的AI」が意思決定を変える
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冨田:一番下に「メンタルモデル」と書いてあるんですが、メンタルモデルを聞いたことのある方やわかる方は、いいねボタンを押してください。(さっきよりも)ちょっと少なくなりましたかね(笑)。
メンタルモデルとは何でしょうか? というところを先にお答えします。わかりやすい事例で言うと、優秀な新入社員が入ってきて、ある人が「君、新卒なのに優秀だね」と言いました。この場合、言った人には「新卒は優秀ではない」というメンタルモデル、もしくは「新卒からそんなにパフォーマンスする人はレアである」というメンタルモデルがある。
なんとなくわかったと思うんですが、要は価値観ですよね。かつ重要なのが、自分でも気づいていなかったような価値観とか思考パターンみたいなものをメンタルモデルと言います。
この事例で言うと、例えばメンタルモデルはこんなことが当てはまるかなと思います。「日本のものづくりの品質がNo.1である」と、無自覚的に思っちゃっている。もしくは上層部が「現場が上げてくる意見はくだらないから、基本は聞きません」と、思っちゃっているとか。
もしくは会社全体の空気として、中国メーカーのブランド力に対して「中国でしょ? ブランド力という観点だったら、メイド・イン・ジャパンに勝てるわけないじゃん」みたいなことを、いまだに思っちゃっているとかです。
なんとなくわかったと思うんですけれども、(スライド)左のほうに書いてありますが、下に行けば行くほど、何かを変えるとなったらトランスフォーム(変革)レベル、ものすごく時間とコストがかかるような対応が必要になってくるんですよね。
なので、パターンや構造を変えるよりも、より時間がかかって、深くあるもの。それが、この氷山モデルで言うとメンタルモデルであるという話です。
冨田:なんでわざわざこの回でこの話をしたのかは、もうみなさまおわかりだと思うんですが、次(のスライド)に書いてありますかね。あらゆる成果、あらゆる課題。あえてこれを「成果や課題」と書いたのは、ネガティブなものばかりではないからですね。
ポジティブな成果もネガティブな成果も、一番上に表層として、結果として、現象として表れる。ネガティブなものもポジティブなものも、根底にあるのはメンタルモデルに代表される企業カルチャーであるということです。
ポイントなのは、自分で気づいてなかったり、会社として認知してなかったり、一番根深いところで変えがたく、ややこしいのが企業カルチャーであるということです。ゆえに重要であるということを、最近私は考えてお話しすることが多いです。
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