PR2025.11.27
数理最適化のエキスパートが断言「AIブームで見落とされがちな重要技術」 1,300社が導入した「演繹的AI」が意思決定を変える
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宮地尚貴氏:本日は「Z世代を劇的に伸ばすXY理論」というテーマで進めることができればなと思います。本日担当させていただきます、株式会社PDCAの学校の宮地と申します。よろしくお願いいたします。
実際に(自分自身も)新入社員としてPDCAの学校に入社しまして、かれこれ8年ぐらい経過しておりますが、もともと営業として入社をして、今は中途・新卒問わずの採用担当およびマーケティングをしています。こういったWebセミナーの企画とか、実際に開催をする。あとはGoogleやFacebookの広告で集客をさせていただいておりまして、その集客関連の担当をしております。
実際に私は今も、営業でお客さまになっていただいた企業さまの管理職の育成とか、若年層の育成のコンサルティングにも携わらせていただいておりますので、本日はそういった内容も含めてお伝えできればなと思っております。よろしくお願いいたします。
内容に関してなんですが、Z世代の傾向と対策から、本日のメインテーマである部分のXY理論からわかるZ世代への対応。最後に、いつもいつもご参加いただいている方は弊社からの繰り返しの案内になるかもしれないのですが、おすすめ施策。「まずはこれをやってください」というところをご紹介できればなと思っております。
では、1つ目のテーマですね。「Z世代の傾向と対策」というところからお伝えできればなと思っております。本日ご視聴いただいている企業さまに共通しているところは、「若年層の育成」というテーマのWebセミナーをご視聴いただいていることだと思います。
なので、若年層がどんな傾向・ニーズがあるのかを知りたいとか、そもそも若年層がなかなか育たないといったお悩みを抱えられている企業さまが多くいらっしゃると思います。
若年層の育成ができないと、5年後、10年後、15年後、今所属している会社の将来が危ぶまれるんじゃないか。そういった危機感を持たれている方も多くいらっしゃるんじゃないかなと思っております。
その認識は合っているのではないかなと思っていまして、次世代を担う人材をどうやって伸ばしていくのかが、今は中小企業さまの企業課題にもなっております。少しでもそこの参考になるような情報をお届けできればなと思います。
ここらへんはもう十分ご理解いただいている方が多くいらっしゃると思うんですが、今、Z世代の育成が騒がれている。2023年卒であれば2000年生まれの方が入社をしているので、あと10年ぐらいの間に入社してくる方は、やはりZ世代と言われます。
私なんかはミレニアル世代に属していますが、2013年以降に生まれている人たちはα世代なんて言われていたりもするようです。じゃあ、Z世代の方々はどんな感じなのかというところからお伝えできればなと思います。
「デジタルネイティブ」なんて言われたりもしますが、それこそミレニアル世代と言われている私たちの世代は、初めてデジタルツールと接したのが小学校。パソコンでメールを打つとか、中学校でiPodに触れるとか。今はみなさんスマホをお待ちだと思うんですが、高校になってガラケーと言われるガラパゴス携帯に触れる。
高校卒業ぐらいにようやくスマホがはやってきた段階かなと思っています。2011年頃からスマホが普及してきて、大学に入る頃にはもうスマホがみんなの手元にあった、という状態だったと思います。
弊社内でもお話を聞きますし、ちょうど今日も滋賀県や高松だとか、毎年若年層の研修を全国各地で開催させていただいております。
お話を聞いていく中でも、小学校ぐらいからスマホを持たれているなんていうケースもあったりします。SNSやスマートフォンだとか、とにかくネット関連に強い。幼い頃から触れてきているので、そこらへんにはかなり強い世代と言われています。
(Z世代の)特徴をお伝えさせていただくと、けっこう不安な時期が多かった。生まれた頃にはITバブルが崩壊し、リーマンショックがあり、東日本大震災があった。仕事に対してのネガティブな過労死の事件があったり、国を挙げて働き方改革を推奨してきたりした。
2020年にはコロナ。2023年に入社してきている方は、学生生活の大半がコロナで学校に行っていなかった。2024年卒の採用も、ちょうど(2024年)5月の半ば頃にようやく無事終了しましたが、宮崎出身で駒沢大学の方に1人内定を出させていただいたんです。
「上京、大変じゃなかった?」というお話なんですが、大学1~3年生の間は全部オンライン授業だったので、上京せずに宮崎でオンライン上で授業を受けていて、上京したのが大学4年生だった。
「大学4年生になってようやく対面での授業が出てきたので、大学4年になってから上京してきました」という方がいらっしゃったり、今までにないような学生生活を送られてきていて、ちょっと不遇の出来事が多かったんじゃないかなと思っています。
じゃあ、そんなZ世代の方々はどんな価値観・特徴をお持ちなのか。これはあくまで一般論ですので、全員が全員そういうわけじゃないなと思っています。
内面の性格と外面の性格、あとは価値観の3分類に分けてお伝えできればなと思っています。まずは価値観的な要素で言うと、最近騒がれているSDGsとかは、掲げられている企業さまは多くいらっしゃるんじゃないかなと思います。
マイペース、自分のプライベートを充実させたい、節約。将来が不安だというので、けっこう若い段階から投資をしている。「NISAをやろう」ということでやられていたり、あとはサステナブル。自然に優しいものを取り扱いたいとか、個人主義、一定以上の努力をしない、社会貢献。
ちょっと人とは違うところを求めているというか、最近聞いた話によると、運動会でも一番を決めないというか、徒競争でも一番を決めない運動会もあるようです。「みんなそれぞれ違ってみんないい」みたいな、学校教育の影響なんかもあるんじゃないかなと思います。
あとは、自己実現、自分らしさ、承認欲求、他者からの評価を気にする。世の中に貢献したい、社会貢献したいというワードは、採用に携わられている方だとけっこう聞いている方が多くいらっしゃるんじゃないかなと思っています。
外から見た性格の面もお伝えできればなと思っています。要は、けっこう敏感だという話です。好奇心を持っていたりだとか、価値観から生まれる多様性があったり、協調性を重視している。横並びがいいとか、何か目的がないと動けない。
聞いた話によると、少子高齢化に伴い学校のクラス替えが少なくなっているから、新しい人と人間関係を構築する機会が幼い時から少なくなっているんじゃないかと。そもそもコロナによってコミュニケーションの機会が減ったりとか、世間ではいろんな要因が言われていますが、人間関係の構築が苦手とも言われていたりします。
弊社も全国各地で新入社員研修をやらせていただいている中で、冒頭で講師からコミュニケーションが得意な人、苦手な人という話をします。「得意な人はいますか?」って促すと、だいたい謙遜して手が挙がらないだろうなということで、「苦手な人はいますか?」って声をかけたりするんですが、めちゃくちゃ手が挙がるんですね。
「苦手な人」って聞かれても、授業や研修とかでは手を挙げにくいと思うんですけれども、ぜんぜんそんなのは関係なく、苦手となったらめちゃくちゃ手が挙がってきたりします。なので、コミュニケーションが苦手だと本人たちも自覚をしている。
あとは共感を好むとか、助け合いを望んでいるところが一見あるんじゃないかなと思います。ただ内面で言うと、けっこう警戒心を持っている方が多いのかなと思います。
そもそも将来への不安、孤立感を嫌う。あとはリスクを嫌いますね。失敗を恐れるというか、若年層の方に対して「なかなか挑戦しないな」と思われている方も、多くいらっしゃると思うんです。
「挑戦しないな」「最近の子は失敗を恐れるな」「何から何まで確認してくるな」「何から何まで答えを求めてくるな」とか。それは(原因として)「失敗したくない」というのが深層心理にはあったりします。
ストレス耐性があんまりないと言われていたり、慎重で、中には最近だと「うつ」という言葉もあるように、うつ症状の方もいらっしゃったりします。空気を読んでなかなか自分の本音・本心を話してくれなかったり、保守的。
あとは、活字離れ。最近はレポートや大学の卒業論文なんかもスマホで書くとか、パソコンを触らない。意外とパソコンに強いのかなと思うと、パソコンのデジタル面は弱かったりする方もいらっしゃったりと、さまざまな傾向が見られるんじゃないかなと思っています。
ここはあくまで参考にしていただければなと思うんですが、若年層のキーワード、時代背景をまとめております。資料をダウンロードいただいた際に、「今、若年層ってどんなキーワードがあるのか?」「どんな価値観やキーワードがあるのか?」「どんな時代背景があって育ってきているのか?」というところはご参考になればなと思います。
そして特徴で言うと、このあたりがワードとしては出てくるなと思っておりますので、このあたりも参考になればなと思います。
リーマンショック、東日本大震災、終身雇用の崩壊ということで、けっこう不安を感じる。ニュース上で(不安なニュースに)触れる機会が多いので、「不安」というのはどうしても本人たちの口からも出てきたりします。
疑問点があれば、周囲とのコミュニケーションを通じて解消していく、聞いて解消していくというよりは、スマホで調べて速攻解決。「Google先生」というところもあるので、疑問がある状態が嫌いみたいなところもありますね。だからこそ、答えを知りたいというのがあるのかなと思います。
あとは、承認欲求がある。私たちも高校生の時はFacebookが流行っていたり、大学になるとTwitter(現X)やnstagramが流行っていたりしました。今のZ世代と言われている方は、小学校・中学校ぐらいの時からSNSに触れていますので、そこで「いいね」が欲しい。それが、やはり承認欲求と関連付いているのかなと思います。
いろんな知見・知識は持ってはいるんですが、ネット上の本当にソースが正しいのか、正しくないのかわからないようなところから情報を仕入れているので、広く浅い知識でとどまっている可能性もあるのかなと思います。
そして、深い人間関係構築が苦手。あとは、SDGsや地球温暖化、少子高齢化といった表面上の言葉をとらえて、「なにか社会貢献したいな」とか。将来への不安から、こういった「社会に役立ちたいな」みたいなものがワードとしては出てくるなと思っています。
お仕事に対する価値観も共有できればなと思うんですが、まず1つが「効率性の重視」ですね。「短い時間で結果を出したい」みたいなことが、言葉としてもよく挙がってきますね。
若年層の方に好き勝手に目標を立ててもらうと、「残業したくない」「残業時間を何時間に防ぐ」とか。「どこからいきなりその思考に至った?」みたいな目標を立てられたりします(笑)。
付き合い残業みたいなものに嫌悪感を抱いたり、ワークライフバランス重視。私たちもそうかもしれませんが、どちらかというと人間関係も世界観・価値観の合う人と深く交流していきたい。
社会や現場に出てくると、社外でも社内でも価値観の違う人材と関係性を良好にしていかないといけない。学生生活の間は価値観の合う友人とばかり接していたので、「価値観が違う人とどう関係性を良好にしていくのかがわかりません」というところが、今はコミュニケーション上の課題としてもあるのかなと思います。
だからこそ飲み会の参加も消極的。最近は飲み会は少なくなっておりますが(参加に)消極的だったり、どちらかというとプライベートが優先なところはあるのかなと思っています。
あとは社会に役立ちたい、キャリアアップに意欲的、厳しい上下関係を望まない、理不尽な指導を嫌う、安定思考というところが特徴かなと思っています。
でも、話を聞いている中で感じるのが、ほかのWebセミナーでもお伝えさせていただいておりますが、「なんとなくの成長欲求」があるなと思います。「会社に入れば自動的に自分は成長していくんじゃないか」「会社の教育環境を通じて成長できるんじゃないか」というような、一部間違った認識を持たれている方もいらっしゃったりします。
やはり勉強していくとか、自分自身で研鑽していく必要もあると思うんですね。ただ、目の前の仕事をやっていれば仕事の質が高まっていくのかというと、そういうわけでもないです。
「今日はこれがダメだったな」「これが良かったな」「じゃあ次はこうしていこう」という思考に至らないと、それこそPDCAサイクルがなかなか回っていかず、どんどん仕事のステップアップができないと思うんです。
どちらかというと、環境に何かを求める他責(思考)になっている方が多いのかなと思っております。あくまで一般論なので、もちろんそうでない方もいらっしゃいますし、自責にとらえて「自分自身でどうにか環境を打破していこう」という方もいらっしゃるので、一概には言えないところがあるんですが、傾向として増えている印象です。
なので、こういった弱みがあるというところは、社内で押さえておくといいのかなと思っております。
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