2024.12.19
システムの穴を運用でカバーしようとしてミス多発… バグが大量発生、決算が合わない状態から業務効率化を実現するまで
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加藤恭子氏(以下、加藤):それではそろそろお時間となりましたので『こんな時だからこそ、広報どうする?』を開始します。よろしくお願いいたします。
今日のアジェンダを、簡単に説明させていただきますね。まず概要を説明して、問題意識を共有させていただきます。みなさまからいただいた意見や質問も共有して、続いてに三浦さんのプレゼンと質疑応答。そして小池さんのプレゼン、質疑応答があります。そして主催、登壇者より一言があり、終了という流れで進んでいきます。
まずこのイベントのきっかけについてお話させてください。それは、3月24日、私が「広報やPRで迷うことがあったら先輩たちのノウハウ、体験を読み直してみて。ヒントが見つかるはず。立ち位置によってやるべきことは変わる」というツイートをしました。
ここに「オンラインの広報の勉強会とかありません?」とコメントを付けてこられた方がいたのが、きっかけになっています。みなさん、未知のできごとで本当に困っている状態なんですよね。どこにも答え、正解がない。私も付いたコメントに対して「やりたいですね! やりましょう!」と書きました。
さらにコメントが付いて、「勉強会ではなくても、オンラインの座談会でもいいよね」と。広報が何をしているかわかるだけでもいいというコメントが付いて、今日のイベントにつながりました。
このコメントを付けてくださった方も参加してますので、せっかくなのでなにか一言いただいちゃおうかなと思っています。カオリさん、一言いただいても大丈夫ですか。
カオリ氏:ありがとうございます。Nianticという会社で広報をしているサイトウと申します。私は上司が日本にいない生活をずっとしているので、とくにこんなときに日本のほかの方々がどんなことをしているか気になりました。いろんなご意見とかアドバイスが聞けるといいなと楽しみにしています。よろしくお願いします。
加藤:ありがとうございます。じゃあ次へ進んでいきましょう。やっぱりほかのみなさんの意見が聞きたいというコメントは、ほかにもいただいています。最初に私の略歴を紹介したいと思います。今日初めて接する方もいると思うので、簡単にお付き合いください。
もともとTech(テクノロジー)系の記者と編集をしていまして、そのあとに企業でマーケティングとPRのマネージャーをやってきました。そして2006年から個人事業でPRとマーコムの支援を始めて、2007年から法人にしています。
主にやっていることとしては、BtoBのTech企業の広報コンサルティングと実務支援ですね。それから比較的増えてきているのが初心者広報向けの広報伴走サービス。実際に初心者広報の方がいる会社の中に入って、やり方を教えながら一緒に進んでいくことを支援しています。
それから今は広報・マーコム担当者のグループ、いわゆるオンラインサロン的なものなのですが、ビーコミPRクラブというものを作って勉強会をしています。もう1つ、Facebook上では今2000人くらいの方に参加いただいて、現役担当限定広報・マーケティング情報交換グループというのもやってます。もしご興味ある方がいたら終わったあとでもいいので、ちょっと覗いてみてください。
それから、2017年8月には『広報会議』に「PR会社の選び方について」という記事を寄稿したり、去年からはインプレスのWeb担当者フォーラムで『広報・PR術入門』という連載をしております。こちらもご興味がありましたらご覧ください。
質問やご意見がありましたら、チャットの欄に書いていただきますと、可能な範囲で対応させていただきます。
本日は運営サポートということで、2名の方に入っていただいております。小泉さんと川原さんです。
それから今日のハッシュタグは「#広報どうする」で進めていきます。基本的に自由にソーシャルメディアなどで書き込んでいただいて構いません。むしろ書いていただきたいなと思ってます。
というのも今日はすごく申し込みが多くて、最終的に107人の方にお申し込みをいただいたんですね。ただ全員に来ていただくと、とっ散らかってしまうというか、多すぎてこちらもコメント対応やzoomの運用ができなくなってしまうので、一部の方のみ抽選で参加いただいてます。ぜひ参加できなかった方にも内容に触れていただきたいので、気になる部分や、ここはポイントだなと思ったところがありましたら、ソーシャルメディア上で投稿いただけたらありがたいです。
本日の内容は、コメントや質問も含め記事になる可能性がありますので、もしなにかコメントされたり書かれるときには、それをご承知いただければと思います。よろしくお願いいたします。
加藤:まずこちらに、みなさんの声をまとめました。申し込みいただいたときに、コメント、意見、質問などを書いていただくスペースがあったかと思います。そこに書いていただいた主なものを、ざっくりとKJ法という方法で分けたものがこちらです。
1つ目に多かったのが「オンラインの記者会見を企業側でどうやったらいいのか」ということで、いろいろな問題意識をみなさん持たれていました。もう1つが記者側ですね。「記者はどう感じているのか(知りたい)」。
次にメディアアプローチですね。記者に直接会うことが難しくなってしまった中で、どうやって関係性を作っていったらいいのだろうか。そこでみなさん悩まれている。現在の記者の動き方が見えていないということを書かれている方もいらっしゃいました。
次が戦略的なものですね。「企業はどうやっていったらいいのか」「他社はどうしてるの?」という部分を書いてくださった方もけっこういらっしゃいました。ご自身の体験談とか不安な気持ちとか、ほかの広報さんとつながりたいという意見を書いてくれた方もいらっしゃいました。
みなさんの声は、主に4つくらいに分かれると思いました。一部繰り返しになりますけど、まずオンラインの会見に関する質問や意見。それからメディアアプローチをどうしたらいいのか。
先日もある方と情報交換をしている中で出た話で、以前は代表電話にかけて「〇〇記者につないでください」ということで記者に到達できたけど、記者がテレワークだとそこも到達できなくなっちゃってるよね。そうなったらどうやりとりしたらいいんだろうか、とか。
あとは「こういう有事の際の広報ってどう動いたらいいの?」というポイント。それから「対面取材をやってください。会社で収録したいです」と記者に言われて「そのために私、会社に行かなきゃいけないのかな? 危険じゃないかな?」という難しさなどに、分類させていただきました。
これらの回答のヒントになるようなものは、三浦さん、小池さんのプレゼンの中にもあると思いますので、みなさんじっくり聞いていただけたらと思っております。
加藤:私からも少しだけここで回答したいと思います。まず記事化に関して。「オンラインで会見をやったとき、オンライン取材をしたときに記事になる確率とか量とか質の変化というものはあったんですか?」という質問がありました。
これは弊社ではあまり感じられませんでした。というのも、もともと海外の企業のPRを担当してることが多かったこともあって、海外と中継しての取材をやっていましたし、取材自体はそんなに変わっていないんです。プレスキットを準備してお渡しするので、写真もそこに入っている。質問もきちっと答えているので、露出が変わるということは私自身はそんなに感じていない状況です。
メディアアプローチ方法に関しては、やっぱり対面が難しくなってしまったのでソーシャルメディアをすごく活用している流れがあると思います。Facebookもそうですし、相手によってはLinkedinだったり、Eightもメッセージ機能があるので、そういったものも使っています。人によってはTwitterがよかったり、ということもあります。
次にぶら下がり、囲み取材。これはオンラインの記者会見になると、直接記者同士というか、記者と登壇者が話すとか、登壇者の横にいた技術者と別の記者が話すみたいなことができにくくなってしまう。みんな一緒の質疑応答になってしまうんですけど、これは個別にオンラインであとで実施するみたいなかたちで補ったりできるかなと思いました。
次に他社広報との連携です。こういうときこそ、他社の広報の方にお話を聞いたり一緒に動いたりということが非常に重要になってくると感じています。すでにつながりがある人はいいんですけど、「これからどうやってつながりを作ったらいいの?」という人もいると思うんです。
例えば気になる人がいたら、ソーシャルメディア上でフォローしてみる、連絡をしてみるということも1つだと思います。それから外部のプロの人に相談して紹介してもらうとか、いろんな方法があると思います。
私が先ほど紹介したように、また小池さんからも紹介あると思うんですけど、いろいろなFacebookグループなどもあります。そういうグループの中に入っていってそこで連絡をとってみる、つながってみるというのも有効ではないかなと感じています。
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