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AUTHOR'S TALK #11「SNS時代を生きる私たちの夢の叶え方」(全8記事)

ゆうこす、一緒にチームを組みたいのは「私オタク」 脚光を浴びるインフルエンサーが見せた、個人事業主としての顔

”まったく新しい読書体験”の創造の一環として、著者と語る読書会「BOOK LAB AUTHORS TALK」第11回が開催されました。”ゆうこす”こと菅本裕子さんとWebメディア「kakeru」編集長の三川夏代さんを迎え、夢をかなえるためのSNS活用法を語ります。本パートでは参加者からの質問に答えています。

ジャパネットたかたの内定者が登場

質問者2:ありがとうございます。僕、ジャパネットたかたの内定者なんですけど。

菅本裕子氏(以下、菅本):ワーオ!

最所あさみ氏(以下、最所):まさかのー! 長崎から来ました? そんなことはない?

菅本:(笑)。

質問者2:それはないです(笑)。

最所:びっくりした、これのために来たのかと思って(笑)。

質問者2:これから長崎行くんですけど。

最所:あ、なるほど。

質問者2:いずれ。

最所:本社、長崎だもんね。

質問者2:はい。で、僕もできることなら前に出て、いろいろ商品を紹介したいと思ってるんですが。

最所:えっ!

菅本:声がめちゃくちゃいい!

質問者2:ありがとうございます!

最所:すごい! 2代目というか……(笑)。

(会場笑)

ジャパネットの経営方針、ゆうこすがアドバイス?

質問者2:(高田)明さんを目指して、がんばっていきたいと思うんですけど。

ゆうこすさんにお聞きしたいのが、今、ジャパネットは大人の方、もっと上の世代の方をターゲットにやってるんですけれども、これからの若い人がまた大人になってから、その人たちにアピールするってなったら、今の大人とはまた違うようになってくると思うんですよね。

そうなった時に、ジャパネットとして、いろいろと方針があって。ジャパネットは個人が目立つんじゃなく、やっぱり商品を目立たせるっていうのが目標としてあるんですけど、ゆうこすさんであったら、次の世代へジャパネットみたいなのがアピールしていくとしたら、どんなふうに変わっていったらいいかなっていうのがお聞きできたら。

菅本:ジャパネットの経営方針を私がアドバイス?(笑)

(会場笑)

最所:ジャパネットにコンサルをしだすっていう(笑)

菅本:ここでさらっと一言で(笑)。……えーっ!

質問者2:ぜひお聞きしたいなと思って。

最所:いや、でもね、元祖ライブコマースですからね。

質問者2:はい。

菅本:そうですよね。まだ今の世代が大人になって……。そうだ。今の大人とこれから大人っていう世代の違いは、やっぱりスマホを使いこなせるか使いこなせてないか、じゃないかなあ。でも、今の大人も使いこなしてますよね、ある程度。

最所:いやー、でも、50代とかはギリかなって感じですけど。でも今、テレビだけですか? ライブコマース始めたりとかはしないんですか?

質問者2:ライブコマース自体はやってないんですけど、アプリ開いて押せば、動画が流れるようになってます。

最所:あ、専用アプリ?

質問者2:はい。ライブも一応、ライブで配信はしてるんですけど、コメントが届いたりとかはしないみたいで。

最所:へぇ。でも、なんかね、そう思うと元祖じゃないですか。プラットフォームが違うだけで、やってること自体は基本一緒ってことですよね。ただテレビの場合だと、こっちからリアクションができないっていう感じですよね。

たぶんゆうこすさんのライブコマースがめっちゃウケてるのって、双方向性というか、「ここ見せて」っていうのが、すぐ反応してここ見せてくれたりとか、「ちょっと後ろ向いて」とか。それはやっぱり、テレビだとできないじゃないですか。そこがあるなっていうのは、個人的に。

菅本:テレビでできないから、私は「よっしゃ!」って思ってやってるので、あまりそれを言いたくないことがむちゃくちゃあるんですけど(笑)。

テレビを見ながらスマホをいじる世代へ

菅本:でも実はテレビショッピングをめちゃくちゃ参考にしていて。「すごいな」と思ったのは、これはジャパネットたかたさんではないんですけど、1時間ずっと吉野家の牛丼を売ってたんです。

三川夏代氏(以下、三川)・最所:えー!

最所:吉野家の牛丼売るって何ですか?

菅本:服ならまだ、「こういう着こなしがあります」とかできるじゃないですか。コーディネートとか。吉野家の牛丼をずっと語ってたんです。「どう語るの?!」って。

なんか吉野家の牛丼のパックみたいなやつを売ってて。私だったら一言「おいしいですね」って言って、それから「どうしよう……」ってなっちゃうんですけど、ずっと語ってて。「これはすごいなあ」って思って、ずっと録画してたんですよ。「すごいなあ」って思って。

だからもっと、そこでファンとのコミュニケーションを取られちゃったら、私がいる場所がなくなっちゃうので。

最所:(笑)。

菅本:どうしよう。

最所:その時は出演していただいて(笑)。

菅本:(笑)。

質問者2:ぜひお待ちしています。

菅本:ジャパネットさんってSNSやられてるんですか? 。

質問者2:Facebookが一応あるんですけど、そういうので動画をアピールしたりとかは、まったくしてなさそうです。

菅本:例えばInstagramとか、Twitterとかで、またはぜんぜん違う方向で、その商品がアップされてる時に、「今、Twitterでこんなことアップしてます」「今、Instagramでこんなこと上げました」とか、投稿をしてもらえると。

今の子たちってテレビを観ながらスマホを扱うのが当たり前になっていて。最近よくあるじゃないですか、「これ観ながら、このハッシュタグで投稿してください」とか。最近、画面上にQRコードが表示されていて、なんかもうどっちも観ながら楽しむ、みたいなのもあると思うんですけど。

ゆうこす×ジャパネットが見てみたい

最所:確かに、大河ドラマとかヤバいですよね。

菅本:え、どうなってるんですか? 大河ドラマ。

最所:大河ドラマ、すごいもうハッシュタグが延々トレンドに上がってて。私は観てないんですけど、だいたい話がわかるっていう(笑)。

三川:わかりますわかります。だいたいそれがモーメントにまとめられたりとか。

最所:あ、そうそうそうそう。

菅本:なんか、どっちも、相互的になんかやってたら、すごい楽しいんじゃないかなと思って。

最所:うんうんうん。なるほどなるほど。

菅本:本当に申し訳ないんですけど、その通販動画にわざわざ予約して、楽しみにして観るっていうよりかは、たまたま流れて、それでなんとなく買っちゃうっていうのが多いと思うので、わざわざ観たくなるようなSNSを楽しみにしてます(笑)。

質問者2:はい、がんばります。ありがとうございます。

菅本:あー、ためになったかなあ?(笑)

(会場笑)

最所:でも、すごい公開コンサル(笑)。ありがとうございます。

菅本:裏側とかめっちゃ見たいです、私。

最所:私もけっこう、超気になります。行ってみたいですね、長崎。スタジオ行きたいです。

菅本:番組始まるまでの社長の準備とかを。

最所:確かに確かに! 「ウォーミングアップ、何やってるんだろう?」みたいな。

菅本:たぶん視聴者数は、若い子は観ないと思うんですけど、業界関係者はめっちゃ観ると思う(笑)。

最所:確かに。

菅本:めっちゃ観ますよね(笑)。たぶんここ全員観ると思いますよ。

最所:それ、ぜひ対談をしてほしいですよね。ライブコマースの神2人、みたいな感じで(笑)。

菅本:私は生配信で、こうね(笑)。

最所:うん。やってほしい。ちょっとそれ、やりましょう。ぜひ企画してください(笑)。

菅本:終わった後に、めっちゃ疲れてるであろうところに、「すいませーん!」とか言って声かけるとか(笑)。裏側見たいなあ。

最所:それ、ドキュメンタリーやりたいですね。1回ゲストで呼んでいただいて、社長が話してらっしゃるところに一緒に話していただいて。『情熱大陸』みたいに、ちょっと前後で(笑)。「いや、やっぱ放送前はこれがルーティンなんで」みたいな。超知りたい(笑)。

三川:YouTubeとかに上げたらいいんじゃないですか?

最所:いやー、やってほしい!

菅本:そうですね。

最所:私、レポート書きますよ(笑)。

質問者2:がんばってみます。

菅本:(笑)。

最所:ぜひこれは実現させてほしい。

菅本:そうですね(笑)。ありがとうございました。

インフルエンサーとしてのチームの組み方

最所:ということで、次の方、どなただったかな? はい。

質問者3:はい(笑)。ゆうこすさんとか、すごくいろんなSNSを使ってらっしゃると思うんですが、僕は正直Twitterを使うだけでけっこういっぱいいっぱいで。いろんなものをそのSNSに合わせて、発信したいと思いつつも、時間とかが取るのが難しいなと思って。

ゆうこすさんは、なおさらのこと、たぶん動画の編集とかは信頼のおける人に任せたりしてると思うんですが、けっこうこだわりがある中で人と一緒にモノをつくっていくってやってる時に、どういうふうに頼むのかっていうことと。

そういう信頼できる人とチームを組んでいくためには、どういうふうに動くといいのかな、と。そろそろ「一緒にいろんなことやりたいな」っていう、そういう声がむしろいろんなところからかかりはじめた時に、騙されないようにじゃないですけど、どうやって自分の信頼できる仲間を増やしていくのかなっていうことを、ちょっとうかがいたいです。

最所:インフルエンサーとしてのチームの組み方。

菅本:はい。実は私、動画をまだ誰にも任せてなくて。テロップも、撮影も、編集も、アップも、全部1人でやってて。時間がかかるんですけど、自分の趣味なので任せたくないというか。きつくてもやっちゃうところがあるんですけど。いずれ任せないといけないと思ってるんですけど。

ただ、まずはその道を1人で極めてからじゃないと、注意もできないし、「ここをこうしてください」っていうのもできないので、まずは極めようと思って。まず極めている段階です。

私、動画編集はまだ1年目なので。1年前、まだSDカードから動画を移行の仕方もわかんなかったから、とりあえず自分でやんないと。でも最初、実はお願いしたんですよね。雇おうと思って、お願いしてつくってもらったところ、「テロップ、これはめっちゃイヤなんだけど」ってなった時に、それをどう説明したらいいかわかんない。

今だったら、「このフィルターこうやって、こうやって、ああして」って言えるんですけど、言えないじゃないですか(笑)。だから、まずはその道を極めようと思って、まず極めました。

ゆうこすが一緒に働きたいのは「私オタク」

菅本:この後どうチームを組んでいくか、私もこれは、まだ組んでないので、組むならの話なんですけど……そうですね、やっぱり、「私オタク」な人がいいかな(笑)。

最所:私オタクな人。

三川:ゆうこすさんのことが大好きで、っていうことですか?

菅本:チームっていうか、私の場合、マネージャーの話でいいですか?

最所:うんうん。

菅本:私、今、個人事務所なんで雇ってるんですけど、本当に私よりも私オタク。本当に私よりも私のファンのコメント見ているんじゃないかな、ってレベルで見てたりとか。

だから、そういう人ってなかなかいないので、本当に数少ないメンバーでやっているんですけど。本当に私以上に、自分以上にSNSが好きとか、自分以上にという人じゃないと、ドライな関係だとけっこう難しいなと思っているんですよね。

最所:うんうん、なるほど。

菅本:だから、最少人数でやってます。今のところは。だけど今後、もし私が今つくってる化粧品が、もしバーンと売れちゃったら、ドライな関係な人とも……。っていうか、こんな関係では無理ですもんね。なので、私がちゃんと説明できるように、がんばんなきゃいけないですね。

最所:インフルエンサーという個人事業主みんながぶつかる壁なんじゃないかなと思っていて。ある意味、労働集約型というか、インフルエンサーって自分が動かないと永久にお金が生まれないシステムじゃないですか。

その時にキャップが決まっちゃってるというか。その先に行くためにどこをお願いするのかとか、自分の代わりになるというか、それこそ事務所として別のタレントの子を抱えるのかとか。

っていうなんか拡大戦略のところで、日本だとインフルエンサーって、ガッツリ会社化して成功してます、みたいな事例があんまりないなと思ってて。アメリカとかだとどうかわかんないんですけど、絶対あるだろうなって(笑)。

三川:はい(笑)。

最所:それこそインフルエンサーとしてなにか商品つくって、会社化して、ガッツリ大きくして。もうどっちかっていうと、インフルエンサーから始まって、実業家みたいな感じになってる人とかいると思うんですけど、その日本のロールモデルになってほしいですよね。

三川:うんうんうん。

菅本:(笑)。

インフルエンサーの立ち位置が変わってきた

最所:今は結局、インフルエンサーの立ち位置が、自分たちの自己肯定感っていう意味でも、あんまり高くない。

企業に対して「お仕事をいただいてる」みたいな感じになってしまうのって、なんか片手間感というか。

三川:そうですよね。今、インフルエンサーの中で企業案件って言われてるような、企業から依頼が来るお金の稼ぎ方が主流になってしまってるんですけど、おそらく今後、商品開発とか、ゆうこすさんが今やってるようなことが、どんどん増えてくると思うんですよ。

そうなった時に、おそらくインフルエンサー個人で今やってる方々が、どんどん個人じゃないチームをつくっていって、おそらくプロジェクト単位でインフルエンサーのチームがたくさんできていくのかな、とは思ってます。

最所:あー、なるほど。インフルエンサー同士で組んで、ということですか?

三川:はい。

最所:確かにインフルエンサーが集まった事務所とかって、なんか超おもしろそうですよね。

三川:最強だと思いますね。写真撮れる人とか、加工が得意な人、YouTubeの編集できる人とか。それぞれのプロフェッショナルがいたら、たぶんすごい会社になると思います。

最所:確かに。それ、だって、チームで案件受けれるってことですもんね。

菅本:そうですね。でも、やっぱりインフルエンサーの力量が問われますね。どんだけ自分のことをわかりやすく、自分の思いとか、こういう時はこうとか、なんかハッシュタグの見せ方とか、写真の撮り方とかを、事細かく自分の思いを伝えられるかによるので。

自分のことを簡潔にというか、面接にしろ、なんにしろ、自分のことをちゃんと正しく伝えられる力って大切だと思ってるんです。それがちゃんとできないと、やっぱりインフルエンサーも、自分の時間を他の人に一緒になってやってもらうためには、それができないとやっぱりダメですよね。

最所:うんうんうん。

菅本:この前(笑)、事務所のマネージャーとケンカになっちゃって、私はその後、反省したんですけど。「こうして」って言ったことを、お願いしたことがその人できなかった時があったんですけど。

私はそれで怒っちゃったんですけど、その後反省して。自分がもっとわかりやすく伝えてなかったから、それはわかんないよね。相手は男性だし。すっげー反省して、私。「すっげー」とか言っちゃった(笑)。

最所:(笑)。

菅本:とてつもなく反省して(笑)。なので、やっぱりちゃんと伝えられる力を、やっぱり自分が自分のことをもっとわかってないと、それはわかんないなと思ったんです。

最所:今、マネジメントを学んでる途中、みたいな感じですね。

菅本:マネジメントなんて、ちょっとわかんないんですけど。そうなんです。ちゃんとそこを鍛えようと思いました。

SNSで夢を叶える ニートだった私の人生を変えた発信力の育て方

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