
2025.02.12
職員一人あたり52時間の残業削減に成功 kintone導入がもたらした富士吉田市の自治体DX“変革”ハウツー
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MEGUMI氏(以下、MEGUMI):こんにちは。本日はよろしくお願いいたします。
小泉文明氏(以下、小泉):よろしくお願いします。
佐藤詳悟氏(以下、佐藤):今、MEGUMIさんのカフェと、このWebサイトについて紹介をさせていただいています。
MEGUMI:ありがとうございます。
佐藤:このカフェは金沢で?
MEGUMI:金沢にひがし茶屋街という京都の祇園のようなところがあって、そこでパンケーキをメインとした和カフェのような感じでやっています。なぜ始めたかというと、もともとブランドをやったり、わりとこう芸能人なのですが、一応。
(一同笑)
芸能人をやりながらも、なにか外とつながったり、社会とコラボレートしてものを作って売ったりすることが、すごく好きなんですね。
ブランドを潰したり、実はいろんな失敗をしてきたのですが、その集大成のような感じで「いつか自分の実店舗がほしい」と思いまして。でも、服は売れないことがすごくわかっているので、だったらカフェで。
あと、金沢に一目惚れといいますか、雰囲気も人も含めてすごくご縁を感じました。この物件は100年前の遊郭なんです。もうブルーシートがかかっていてボロボロだったのですが、目の前が神社なんですよ。
だから「こんな物件は地球上にあまりないかな」というぐらい、すごく一目惚れをして、そこから始めたということがあります
(スライドを指して)これは先月立ち上げた「+コラボレート」というサイトなのですが、一応Web Channelという言い方をしています。
カメラマンなど、いろんなクリエイターの方を毎月募集をするのですね。今回はヘアアーティストなのですが、本当に無名の、これからの方を募集して、一緒に話し合って「なにか一緒にやりましょう」ということで作品をつくっているんです。
(スライドを指して)これを押していただけると、もっと何個か写真が出ると思うのですが、「詳細はこちら」と押していただいてもいいでしょうか。
音楽というテーマで、「音楽は形が変わるけれども、常に私たちのそばにいるよね」といったメッセージをヘアでやりましょうと。だから、昔の小さいCDやレコードなど。
小泉:ああ、懐かしい。
MEGUMI:そうなんです。そういうことをやっていくようなサイトを立ち上げたりもしています。
どうしてこんなことをするのかというと、テレビなどでわりと自分のパーソナルなことを話すことは意外とないんですね。お芝居のことやなにかテーマがあって、それに対して芸人さんたちと一緒に話すといったことはありますが。
でも、本当はこういうことが好きだったのですが、芸能界はスーパー受け身なので「待っているのが仕事」のようなところがあります。自分がどれだけ努力しても、「自分はこういう人間だ」というのがあっても、あまり自分から発信することが実は苦手な人種なんです。
たまにいますよね。ロンブーの(田村)淳さんや、それこそキンコンの西野(亮廣)くんなど。でも、本当に数えるぐらいしかいなくて、私はわりと発信したいタイプだったのです。
あと、ここだから言うような話なのですが、よくインスタで「このシャンプーを使ってます」、また次の日も「このシャンプー最高!」みたいなものがありますよね。まあステマというやつですね。
小泉:(笑)。
MEGUMI:あれがすごく来るんです。すごく来るんだけど、やっぱり自分的にはあの嘘をついている感じが嫌だなと思っていまして。
これをとにかく1年間やって、いろんな素材を使って、「この人はこんなことができる」という実績を作って、彼らと私とでコラボしたいと思っているんですよ。
そうすればPRもできるし、すてきにも見せられるし、この子たちも仕事になるし。実はそれが目的でこのサイトを立ち上げました。なんてことを芸能活動以外にやっております。すいません、なんかいろいろ。
佐藤:カフェは経営をもちろんされているわけですか?
MEGUMI:そうです。私がオーナーで。もうなんか……。
小泉:じゃあ、たまに金沢にいるんですか?
MEGUMI:月2回ぐらい行って、お店に立ったり。もう本当に銀行に行ってお金を借りるところから、そういうやったことがないことを。
小泉:ガチですね(笑)。
MEGUMI:やったことがないけど、ちょっと……。
小泉:意外と開けてくれないんですよね。銀行。
MEGUMI:そう。それも勉強になりました。
あと田舎なので、この方たちは金沢の人以外に物件を貸すというのが本当はNGなので、(県外の人間に貸すのは)初めてなんですね。だから、そうしたこともトータルでいろんな問題があって、1年半ぐらいかかってやっとお店が開けたんです。まあおもしろいですね。
小泉:店の名前はなにか意味があるんですか? いい言葉だなと思って。
MEGUMI:そうなんですよ。「多聞」って、目の前の神社が多聞天という神様をお祀りしているということもあるのですが、“多くのポジティブな情報を心に留める”という意味なんですね。
だから、お店の中でいい情報や本、おしゃべりをしている中で、すごく自分にとってのいいきっかけが心にたまっていくような空間になればいいなと、そうした思いからお店を始めたのですが。
そんな私が、今日はメルカリについて、いろいろとお話をうかがっていく感じでいいんですよね。
小泉:よろしくお願いします。
MEGUMI:よろしくお願いします。
MEGUMI:本当になんだか急にメルカリが登場したという感じが私の中にはありまして。
そもそも今のああいうサイトというか、アプリで物を売買していくというのは、10年前であれば到底考えられない仕事じゃないですか。これをまずやろうと思ったきっかけはなんだったのですか?
小泉:そうですね、僕らはちょうど7月でサービスがリリースされて丸4年経ったという感じなんですね。
MEGUMI:ああ、そうだったんですね。
小泉:それまではいわゆるオークションサービスで、PC中心でちょっと難しい。どちらかというとメインの方々は、買う方は一般の方でも、出す方は比較的いわゆる事業者の方、プロが多かったと思うのです。
しかし、スマートフォンの登場で、誰でも写真を撮って誰でもアップできるようになりました。この変化のときに……結局みなさん物をどんどん捨てていると思いますが、「これが誰かの手に移ったらもっと新たな価値を引き継げるんじゃないか」といったエコの考え方もあります。
今だとシェアリングエコノミーやシェアリングなどといいますが、そういった考え方で「これ、スマホで簡単に撮って送れたら買ってくれる人がいるんじゃないかな?」というところですね。
MEGUMI:それは急に思いついたんですか?
小泉:僕というより、創業者で山田(進太郎)という者ですね。山田は1社会社をやっていて、それを売却して、その後世界一周に行っていたのですよ。そうしたら、新興国の方が豊かな生活をしたいと必死に生活をしているのですね。
実際、確かに豊かにはなると思うのですが、この人たちが今後先進国のような生活をし始めたら、明らかに世界中のリソースが足りなくなる。そうした中で、やっぱりモノが循環させていくことに価値があるのではないかといったところと。
スマートフォンを誰でも使うようになって、誰でもインターネットが手の中に入ってきたというところで、それらを見ると、より今までパソコンベースでプロしかやれなかったものが、個人の方でもできるのではないかという、大きなパラダイムシフトが起きる予見から始まりました。
MEGUMI:なるほど。
先ほどちょっと上でお話しをさせていただいたときに、ミクシィにずっといらっしゃって、そのあと2年ぐらいニートをされていたという。
小泉:ニートしてましたね。はい。
MEGUMI:では、その2年間の間がいろんなことを考える時間になっていたということですね。
小泉:そうですね。インターネットの歴史は8年ぐらいのスパンなんですよ。7〜8年スパンぐらいでけっこう大きなパラダイムが起きている。
MEGUMI:そんなもんですか。
小泉:97~99年ぐらいというのが、いわゆるヤフーさんや楽天さんといった時代ですね。Amazonさんもこの時代です。
要は、どちらかというと資本主義的な百貨店であるとか、ニュースがインターネットに来ましたといった感じです。情報の流れとしては資本主義の時代と変わらず上から下の流れですね。
それがまた7〜8年経った2005年前後ぐらいだと、いわゆるソーシャル〇〇とかWeb2.0と言われた、今度は情報を自分たちで発信できるといった、上下の関係から横の関係になり、誰でも情報を発信できるようになりました。
MEGUMI:確かにそうなりましたね。
小泉:これをまた7〜8年スパンでいうと、次は2012年や2013年ですが、ここでなにが起きたかというと、スマートフォンの登場により、PCに閉じられていた世界が広がっていきます。
PCのインターネットは日本でだいたい2,000万人上限だったんですよ。これがスマートフォンになっていくと、LINEさんだと今たぶんMonthly Activeが6,000万人ぐらい。結局その2,000万人ぐらいしかいなかったものが6,000万人ぐらいになるという、本当に誰もがインターネットに触る世界に変わっていった。
要はそのスパンがある中で、僕自身は資本主義的な流れというのはあまり好きじゃないというか。インターネットはやっぱり個人をエンパワーメントするもの、個人が強くなる、個人がなにかアクションをするときにインターネットのパワーでレバレッジが利くというのが価値だと思っているので。
ミクシィのようなSNSも、僕も当時社員3人ぐらいでスタートした時期にコンサルで入っているのですが、その情報の発信によって個人が大きくエンパワーメントされるなと。「これで変わるぞ!」というのでコミットしたわけです。
今回のメルカリも、物の売買というものに対して、これまでは一方的に買うだけだった資本主義的な社会から、僕らが売れるような新しい社会に変わる、それでまた個人がエンパワーメントされていくのではないか。そうしたパラダイムシフトの変化の中で「これいくな!」と思ったという感じですね。
MEGUMI:じゃあ、もう直感的に見えていたという感じですよね。今のお話をうかがうと。
小泉:そうですね。
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