2024.12.24
ビジネスが急速に変化する現代は「OODAサイクル」と親和性が高い 流通卸売業界を取り巻く5つの課題と打開策
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亀山敬司氏(以下、亀山):あと何分くらいあります? ……あと10分。どうしようかな。じゃあ、質問を1〜2つ、受けますか。質問のある人?
みんなビビって、突っ込まれたくないって感じだね(笑)。VCだけど俺に物申したいとか、俺とアフリカへ行こうという人もいないの(笑)?
質問者1:台湾でアクセラレーターとファンドを運営している者です。指名されたので。
我々の経験でただ1つ、VCが役に立つところは、共同創業者がお互いに喧嘩したときに、私たちが入ってなんとかなるという経験があります。そういう経験はあるかどうか?
亀山:なるほど。共同創業者、いた?
山川博功氏(以下、山川):僕、います。
亀山:あ、いた。
山川:僕の場合、40パーセントは自分の商売の師匠に持ってもらってます。まったくもう口きいてないですけど。あの、喧嘩じゃなく、ただ接点がないだけで。なにも口出さないです。
亀山:なるほどね。だいたい友達というか、創業者が2人いたら揉めるよね。揉めているのを、いっぱい見てきたからさ。とにかく、揉めたら喧嘩するか、離れるかしかないね。
でも、VCが間に入るとは、どういうこと? VCが仲裁に入るのかな。仲裁に入っても、どうせ無駄だよね。
(会場笑)
どっちに付くかしかないじゃない? どこかのイベントでさえ分離している時代だからさ。なにがあるかわかんないよ、そのへんはね(笑)。
(会場笑)
ほかにありますか? あと1つ。
質問者2:例えば、サービスが少し伸びて数字が見えてきて、でもまだ黒字と赤字のスレスレというとき。周りのエンジェルやVCさんから「どう?」と話が、みなさんにもきっとあったと思うんですけれど。
そういうお話があったとき、やらなかったと思うんですよね。そのとき、なぜ断ったのかを知りたいです。
亀山:そういう誘惑あった?
山川:僕はいっぱいありました。
亀山:いっぱいあった? どう?
山川:すごくくだらないことかと思うんですけど、僕がほかの方からお金を出してもらいたくないのは、僕のお金の使い方について触れてほしくないからです。僕は、従業員といっぱい飲みに行ったりするんですね。ありきたりですけど。あと、社員170人を連れて、海外旅行したり。ほかの人にお金を出してもらうと、行きづらいじゃないですか。
亀山:あぁ、そうだね。株主に対する責任が出ると大変だよね。これは一番重いかもね。上場会社は、やっぱりすごく社会的責任が重いし、トラブったらすぐに記者会見を開かなきゃいけないし。
(会場笑)
けっこう、俺なんかだと許されるようなことが、許されないじゃん。例えば、こういう場でもポロっと失言しちゃったとする。そうすると、俺は絶対もう降ろされちゃうね。「代表を辞めてください」とか言われて。株主総会で吊るし上げくっちゃったりね。
そのへんで言うと、ラクっちゃラクだよね。発言に対して、最近ちょっと俺にはNGが出ているけどね(笑)。でも、上場企業に比べれば、けっこうラクにやっているね。やっぱり、言いたいことが言えなくなるのが、一番辛いかな。
たぶん、上場企業の社長は、みんな言いたいこといっぱいあるんだよね。「なんだ、これくらいいいじゃねぇか」とかさ。
あと、会社の重大事項があると、社員に伝えたいことがあるのに言えずじまいで。テレビをつけたら、「うちの会社の決算がこうなった」とか、「会社が倒産するのをテレビで知った」とかになるわけじゃない。
あれも、インサイダー情報を制御するために、そうなると思うんだよね。でも、本来社員に聞かさなきゃいけない話も言えなくて、テレビと同時にリリースしないといけないみたいになる、というのがあるかな。
だから、そうだね。なかなか非上場も大変だけど、上場も大変だね。という感じですかね!
では、こういった流れの中で、ちょっと私から。DMMの個人的な問題なんですけどね。今の流れから関係ないんだけど(笑)。
このたびね、DMMの社長が変わります。どちらかと言うと会長の私のほうが中心で、インターネットを今まで見てきたわけなんですけども。まぁ、「やっぱりわからない」と。
今まで、ITをわからないなりにやってきたつもりなんだけどね。でも、これから先、新しいものを作っていこうと思うと、そろそろ自分もITの一線から離れようと思うわけです。「もともとITじゃないだろ」と言われると、そうなんだけど(笑)。
自分はどちらかと言うと、これからは、アフリカや、最近始めたアニメーション、あとはVRシアターみたいなものをやっていこうと思うんです。
そんな中で、やはりITからいろいろ出る新しいテクノロジーから生まれるアプリや、インターネットサービスが生まれるには、俺じゃ無理かなということで、新たな社長が就任いたします!
これはね、すごい偶然なんだけどね、2、3ヶ月前に決まった話なんです。このIVSの登壇の話を受けたときには、そんな話はなかったのよ。2、3ヶ月前に「じゃあ社長やってくれよ!」と言いましたのが、ここにいらっしゃる片桐くんです!
(会場どよめき)
片桐孝憲氏(以下、片桐):よろしくお願いします。
山川:おぉ!
光本勇介氏(以下、光本):すごい!
亀山:はい! 片桐くんから、DMM代表取締役就任のご挨拶です!
(会場拍手)
片桐:DMM.comを世界一のテクノロジー企業にします! ……で、いいんですよね(笑)。
亀山:あはは! はい、拍手〜!
(会場拍手)
亀山:はい、じゃあ写真を撮ります〜。はい、オッケーです。この写真ならオッケーです。
(写真撮影中)
はい、おわり。撮影、おしまーい。
今後ね、いろんなことをやってってもらうわけです。とりあえず、先ほど言ったようにね、うちは上場していません。ちなみに、ピクシブを買収したわけではありません。ピクシブの代表をほかに譲ってもらって、当社の代表をやってもらうことになっています。
片桐:ピクシブは、現在、執行役員をやっている伊藤(浩樹)というのがいるんですけど、彼がpixivの社長になって、現在の取締役の永田(寛哲)が会長になります。新しい体制で、ピクシブは別々にやっていきます。
僕だけがDMMの仕事をやっていくというかたちになります。よろしくお願いします。
(会場拍手)
亀山:ということで、がんばって、踏ん張って、ニケシュのようにならないようにしようと思います!(笑)。
俺がみんなと会って話したり、プレゼンを受けたりしても「よくわからんな」と言っていたと思うんだけど、今後はそこの権限を変えたほうがラクだという結論に達しました。
ということなので、これからのプレゼンや買収、投資、いろんなものあると思いますけども、すべて彼のほうに持っていってもらえれば、全部通ります! 予算はいっぱい持ってますから。
(会場笑)
VCの方はあんまり関係ないから、とくに用事はないんですけど(笑)。
(会場笑)
ただ、VCの人もね、今からやっていたら、売りたい案件が出ると思うんでね。なかなか上場はできないけど、技術は持っている。「もうちょっと投資をしたら、これから先、この案件伸びると思うんですよ」という案件は、どしどし持ってきていただけたらいいかなと思っています。
売り場としては、最適な会社でございます。その後は、責任を持って、彼らを育てて、サービスを立ち上げて、大きいものにしますよね? どうでしょう、片桐さん!
片桐:今、亀山さんが言った通りに、なります(笑)。
亀山:とにかく、俺よりもインターネットにくわしいので、今まで俺に通じなかった会話ができます。俺は「興味ない」と空を見ながら聞いていましたが、彼は真剣に聞いてくれると思います。
話は脱線しましたけれども、VCは素晴らしいし、スタートアップも素晴らしい。DMMも今後はそこに負けないように、非上場ながらもがんばっていきたいと思いますので、みなさん、ご指導ご鞭撻ご協力をお願いいたします。
ということで、ぜんぜん趣旨と関係ないところで、終わります! はい、どうも〜。すみません〜。どうも〜。よろしくお願いしま〜す。
(会場拍手)
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