2024.10.10
将来は卵1パックの価格が2倍に? 多くの日本人が知らない世界の新潮流、「動物福祉」とは
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星川安之氏(以下、星川):共用品推進機構の星川といいます。よろしくお願いいたします。今日は「ユニバーサル農園をめざした京丸園の『めねぎ農園のひみつ』を教えます」というタイトルで1時間半ほどみなさんと一緒に時間を過ごしたいと思っています。
私が京丸園さんのお話を聞いたのは、もう十数年前です。ユニバーサル農園ということを初めてお聞きして、感動しました。いろんなところで紹介記事を書かせていただいたり、鈴木厚志さんと奥様の緑さんも一緒に、大学の講座にお付き合いいただいてきました。
それから今年は日本規格協会主催の講演にも参加していただきました。どれもみなさん感動したという話をいただきました。そんな経緯もあり、それらを子どもたちに伝えられたらなと思っていました。
そこで、合同出版の坂上美樹編集長にそのことを話したところ、「やろう!」という話になって、プロジェクトを組んで、1年間ほどぐらいかけて、今月の発売に結びついたということなんです。
50パーセントぐらいの人がまだ読んでいないということなので、このイベントを始める前に、多屋先生にこの絵本を朗読してもらってから始めたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。
多屋光孫氏(以下、多屋):多屋と申します。よろしくお願いします。
では、文・絵、多屋光弘、『めねぎのうえんのガ・ガ・ガガーン』。
『めねぎのうえんのガ・ガ・ガーン!』(文・絵:多屋光孫/合同出版)
(絵本読み上げ)
おしまいです。
星川:ありがとうございます。
(会場拍手)
多屋:ありがとうございます。
星川:最後のたくさんの顔も、またあとで多屋さんから紹介していただきたいと思います。ありがとうございます。これからトークイベントを始めたいと思います。
星川:まず最初に自己紹介から始めていきます。最初に、京丸園の代表の鈴木厚志さんからお願いしたいと思います。
鈴木厚志氏(以下、鈴木厚志):みなさんこんばんは。ただいまご紹介いただきました。京丸園株式会社の鈴木厚志といいます。よろしくお願いします。
今日は静岡県の浜松市から来ました。京丸園を少しご紹介させていただきます。PowerPointもありますので画面の共有をさせてもらって、自己紹介をさせていただきますね。
今この映像に映っているのが、うちの農園のメンバーです。私は昭和39年、東京オリンピックの年に生まれた農家の13代目です。先ほど絵本の中にもあったように、400年近く浜松の地を耕してきた農園です。
農家の長男に生まれたもんですから、農業高校、そして農林大学校を優秀な成績で卒業しております。星川さんに、そこは自己紹介のところに入れてもらいたかったんですけど、カットされてしまいました。農家の長男として生まれたので、その使命を果たすべく、農業高校に行って農業の勉強をして就農しました。
農業をやってきた中で、先ほどの絵本のように、障がいを持った子たちとの出会いがありました。そこを少しお話しさせていただくと、農園を大きく拡大させていく時に、労働力というか働き手が欲しいので、当然求人を出しますよね。その中に障がいを持った方々が応募してきてくれたというのが、僕と障がいを持った子たちとの出会いになります。
鈴木:ただ僕は、障がいを持った子たちは農業はできない、働けないと思っていました。障がいを持った子たちはだいたいお母さんと一緒に来られますが、(僕は)履歴書の封も開けないで「無理だと思います」と言って、その履歴書をお返ししていたというのが、スタートでした。
そうするとお母さんが「そんなこと言わないでなんとかお願いできないか」と、最後には「給料はいらないから働かせてくれ」と言われたんですね。僕はその当時30歳だったんですが、その言葉の意味がわからなかったです。
なぜかというと、僕は「なんで働くんですか?」と聞かれたら、当時は胸を張って「金を稼ぐためだ」と言えましたから。そんな人間だったので、給料はいらないから働かせてくれという意味がわからなかったというのがスタートになります。
そのお母さんが言った「給料はいらないから働かせてほしい」という言葉の意味がずーっと引っかかっていました。
鈴木厚志:福祉施設に勤めていて障がいを持った子たちと接している時間が長い友だちがいたので、「障がいを持った子のお母さんが、そういう言葉を発していたんだけど、どういう意味なんだ?」と聞いてみたんです。
すると友だちが「『この世に無駄な人は一人もいない』って聞いたことがあるか。お前はどう思う?」と僕に尋ねました。僕も、こんながさつな人間なんですけど、この世に生まれてきたということはきっと何か意味があり、無駄ではないだろうなと思っていたので、「無駄じゃないと思うよ」と話したら、友だちが言ったのが「お母さんはそれを信じてるんだよ」って。
障がいを持って生まれてきても、この世に生を受けたということは、きっとこの子に役割があるんだと、この子の力を必要とする人たちがきっとこの世の中にいるんだと、信じている。だから断られるのはもう十分承知しているけど、履歴書を書いて企業に頭を下げて、なんとかチャンスを貰えないかと回っているんだよと教えてもらったんです。
僕はそれを聞いた時に、自分が働くということを本当に真剣に考えてこなかったし、薄っぺらいところを見ている薄っぺらい人間だなとも思ったわけです。そんなところが彼らとの出会いで、障がいを持った人たちやそのご家族の方々との接点が生まれました。そして、それが今回このようなかたちで絵本になっていくきっかけとなりました。
自己紹介にしてはだいぶ長く引っ張りましたが、障がいを持った人たちとそんなかたちで出会って、今日の絵本のお話になっていくという話になります。本当に長くなってしまって、このまま1時間しゃべり続けるんじゃないかと、みなさん心配したと思うんですけれども、隣にいる女性にここらへんで渡します。よろしくお願いします。
星川:このまま終わってしまうのかと思って心配しました(笑)。じゃあ鈴木緑さん、お願いいたします。
鈴木緑氏(以下、鈴木緑):みなさんこんばんは。初めまして。今、長々としゃべった鈴木厚志の妻です。よろしくお願いします。この絵本の中には『ウォーリーをさがせ!』みたいに、ちょこちょこっと登場しているのが私です。
もともと私は登場するはずではなかったんですけど、星川さんが「なんとか入れたほうがいいんじゃないか」と言ってくださって、多屋さんに無理を言って『ウォーリーをさがせ!』のようにちょこちょこっと入れてもらいました。
私は日々農園の雑務仕事をしていますけど、最初に星川さんから京丸園の絵本を作ってという電話をいただきました。その時まさかそんなことは冗談だろうと半分思いつつ、半分は嬉しくてそうなるといいなと思って、「いいです、いいです」と即答しちゃいました。星川さんから「社長に聞かなくていいのですか」と聞かれたんですが、「大丈夫、大丈夫。社長はもうOKだから」と、二つ返事で受けてしまった。
その後すぐに、たまたま出産が近い社員がいたので、その人にしゃべってしまって。あとで聞くと星川さんに、「本当にできるかどうかわからなかったのにそんなベラベラしゃべっちゃったんですね」と思われたらしいんですけど。そんなおっちょこちょいな私です。今日はみなさん、よろしくお願いします。
星川:ありがとうございます。緑さんに電話をして、この絵本の話、京丸園さんにいいと言っていただかないと、合同出版さんのほうにも話せないなと思ったのですが、その電話で絵本が完成したかのごとく盛り上がってしまい、これで企画が通らなかったらどうしようと、逆のプレッシャーがあったのを思いだしました。じゃあ多屋さん、お願いいたします。
多屋:多屋光弘と申します。絵本作家で挿絵画家なんですけれど、24年間ぜんぜん関係のない業種で会社員をやっていて、約6年前から独立してフリーでこういう仕事をやっています。和歌山県田辺市の出身なんですけど、3歳の時から益山英吾という画家の先生のところで絵を学んでいました。
実家は本屋さんです。祖父の名前が多屋孫次郎で、店の名前が多屋孫書店といいます。400年は続いていませんが、100年ちょっと昔からあります。南方熊楠という偉い人がいたんですけど、その方ゆかりの書店として、小説とかにたまに登場する本屋さんです。
好きな食べ物は芽ネギですけど、芽ネギ歴はまだ6ヶ月なんで、まだ若輩者ですが、そんなところでございます。
今回『めねぎのうえんのガ・ガ・ガガーン』を出させていただきました。去年合同出版さんとは、『ゆうこさんのルーペ』という芳賀優子さんが原案の絵本を作らせていただいたので、これが2冊目になります。
星川:多屋さん、またあとでいろいろとお話をいただきたいと思いますが、ここで京丸園さんのもう少し詳しい話を、厚志さんからお願いしたいと思います。厚志さんも緑さんも合同でということになっていますから、よろしくお願いします。
鈴木:また僕にマイクが回ってきたので、長く話したいと思います。最初に自己紹介の時に、映像を流すという打ち合わせだったと思うんですけど、それを忘れたので……。まずは京丸園という農園がどんな農園なのかわからないと、見ているみなさんはわからないと思います。ニュースで流れた動画がありますので、それを見ていただくと様子がわかるかなと思っています。
(ニュース映像)
みなさん、ありがとうございました。見てもらったようなかたちの農場になります。いろんな人たちに働いてもらっているんですけれども、障がいを持った人たちと出会って、農場にいろんなことが起こってきたんです。
障がいを持った人たちと出会って、27年前に農場に入ってもらったおかげで、当時は家族10人でやっていた農園が、今は100人が働く農園になりました。
障がいを持った人たちが入ってきて、彼らが働けるような現場を作ってきたら、高齢の人たちも働けるようになりました。そして高齢の人たちが働けるようになったら、女性も働きやすくなり、入ってくれるようになって、女性が働きやすくなると、若者たちもまた入ってくるというかたちで、本当に多様な人たちが農場の中に入ってきて、一緒に働けるようになりました。
そういった意味で障がいを持った人たちと出会ったことによって、今の農園ができたということになります。その辺りの話を、うちの総務を担当している女房に振りたいと思いますが、よろしいですか。
星川:はい。お願いします。
鈴木緑:補足をさせていただきます。私たちは家族の農園だったのが、絵本にあるように、山田先生が初めて連れてこられて、いろいろなことが変わっていきました。
初めうまくいっていたわけではありません、こだわりの強い人は自分が納得するまで何度も説明を聞き直してきます。その時はなぜそうなるのかわからず先生に聞いて対応するという繰り返しでした。それが今では、多くの女性や高齢の方々が働きに来てくれています。そして何らかの問題があって学校に行けない生徒さんの実習を受けるようになりました。人たちが農園で働いてもらえるようになってきたというのが、本当にびっくりなところです。
ちょうどさっき映像で見ていただいた芽ネギの差し込みというところが本当に驚いたところだったんです。今日は実物を持ってきたので、ここで見ていただければと思います。いいですか?
星川:お願いします。結婚式以来の共同作業ということなので、じっくり(笑)。
鈴木厚志:先ほどビデオにもあったように、芽ネギの差し込みは職人の仕事で、職人技になります。どんなふうにやったかというと、この緑の部分になるべく触らないように、なおかつすばやく、ここのラインがまっすぐになるように植えるという仕事になるんです。ちょっとお見せします。
ちょんちょんちょんとやって、こんなかたちで、こんなふうにやると、このラインがまっすぐになる。
鈴木緑:もう少し具体的に話してくれるかな?
鈴木厚志:もう一度やると、ちょんちょんちょんとやって、それからまっすぐに植えていくという仕事なんですけれども。これをやっていたら特別支援学校の先生がやってきて、僕に「うちの障がいを持った生徒たちもできる」って言うんですね。
鈴木厚志:僕は「プロで社長の僕がやっている仕事を、障がいを持った子たちができるわけないじゃないか、無理だ」と口には出さなかったんですけど、心の中で思ったんですね。「先生がやって、できたら連れてきてもいいですよ」と言ったら、先生がやった。
そしたらぜんぜんできなくて、不器用な先生だったので、手は震えてしまうし、えごえご(曲がりくねって美しくない状態)になっちゃうし。この緑の部分、野菜の部分もつぶれちゃうということで、結局うまく終わらなかったんですね。
これは難しいということで、その日は帰られたんです。もう二度とその先生は来ないだろうと思ったら、先生が10日ほど経って、学校に落ちてる下敷きを持って「社長、ちょっと見てもらいたいものがある」と言って来られたんです。
「社長、下敷きをここに直角に当てて押し込むと、1回で終わりますよね」と。ここに直角に当てて、こうやると言うのです。これはどう思います? こっちのほうがいいと思います? いいと思う人。会場に100人ぐらいいらっしゃいますけど、みんな今こっちがいいとおっしゃいました。
ごめんなさい。これはひっかけ問題なんですよ。実はこれ、だめなやり方なんですね。なんでかと言うと、僕のプライドが傷つくじゃないですか。これは人としてやっぱりやってはいけないことじゃないかと僕は思うんですが、特別支援学校の先生は、本当にデリカシーがないですね。ちょっと社長に対しての気遣いが欲しかったと思うんですけど。
鈴木緑:(笑)。
鈴木厚志:でもすごいですよね。その時に、僕が気がつかなければいけないことを、なんで特別支援学校の先生が気がつくのかと思ったんです。それは考えてみると、僕が、僕と同じことができる人を採用して、できない人は採用しないという考え方をしている。
でも特別支援学校の先生は、学校に帰ったらその生徒さんたちがいる。障がいを持った子たち、要はできない子たちをどうやったらこの仕事ができるようになるかという発想をたぶんしたと思うんですね。道具があればできるんじゃないかと発想をされたから、こういう作業のやり方を思いついたと思うんですね。
そんな意味で、僕ら農業の現場や仕事の現場は、もっと違う視点を持った人たちに入ってもらえば、もっといろんなことが起こせるんじゃないかということを教わった1つの事例になります。
※『めねぎのうえんのガ・ガ・ガーン!』(文・絵:多屋光孫/合同出版)より
今日はわざわざ東京までこの芽ネギを持ってきた価値があったかというのはちょっと微妙なところもありましたが、絵本には、その時の気づき、驚きみたいな最初のガーンというショックがここに描かれているという話です。
結婚以来久々に共同作業しましたけど。
鈴木緑:ありがとうございます。
鈴木厚志:じゃあ一緒に片付けましょう。すみませんでした(笑)。
星川:久しぶりの共同作業はどうでした?
鈴木厚志:ちょっと緊張しましたね。
鈴木緑:(笑)。
鈴木厚志:続いてもう少し、いくつかガガーンというのが、この絵本の中に出てきたということでご紹介をさせていただくと、トレイ洗いの話があります。絵本の中に描かれた重要な話なのですが、僕の農場では、1日1,000枚ぐらいのトレイを洗う仕事があるんです。
洗い物の仕事だったら障がいを持った人ができるだろうということで、特別支援学校の先生に電話をして、「洗い物の仕事があるのでやってみますか」と言ったら、「うちの生徒は得意だからやらせてください」という話になって、1人の生徒がやってきました。
その子にスポンジを渡して、「きれいに洗っておいてね、ちゃんと洗っておいてね」って言った。そうしたら絵本の中にもあったように、1時間かかって結局1枚も洗えていなかったんですね。1時間ずっとそのスポンジでこすりっぱなしだったんです。
※『めねぎのうえんのガ・ガ・ガーン!』(文・絵:多屋光孫/合同出版)より
僕はその子に注意するのは悪いなと思ったので、学校に電話をして特別支援学校の先生にクレームの電話をいれたんです。「先生、すみません。申し訳ないけどうちは福祉施設ではないので、もうちょっと働ける子じゃないと困るんですよ」って言ったんですね。そうしたら先生が「おかしいですね。けっこうできる子なんですけどね」と、話が食い違ったんですね。
鈴木厚志:すると学校の先生が、「ちなみに社長はうちの生徒にどんな作業指示を出されたんですか」って言われたので、「僕はちゃんときれいに洗ってくれって言いましたよ」と言ったんです。そうしたら電話の向こうで何かが切れる音がしたんですね。
何が切れたのかなと思ったら、先生の血管が切れたみたいですね。先生が急に怒りだして「何ですか、それは。まさかそれを作業指示だと思っていないでしょうね!?」と、そこから30分お説教をくらうことになったんです。
先生が言うには、「『ちゃんと洗っとけ』だとか、『ちょっと水をかけといて』だとか、『だいたいこんな感じ』だとか抽象的な言葉を使って作業指示だと思ってるでしょ。だから農家の人たちは困る」と。
「作業指示というのは具体的であること。そして相手にその内容が伝わらなかったら、何の意味もない。それをちゃんとしないで抽象的な言葉だけを言ってその場からいなくなって、仕事ができないっていうのはおかしいでしょ」と言われた。「そんなことをしているから農業が衰退していくんだ」と。
要は作業指示が出せないということは、人に仕事をお願いできないということであり、技術を人に伝えることができないということなんですよと、農業の弱点を僕らは特別支援学校の先生から教わることになります。
鈴木厚志:その先生が、「私が今から言うことを生徒に言ってくれ」と電話越しに言われたんですね。「なんて言えばいいですか」と聞いたら、「『スポンジで5回こすったら次のトレイに移りなさい』と言ってくれ」と言われたんで、僕はその言葉を生徒に伝えました。
生徒さんに、「スポンジで5回こすったら次のトレイに移っていってください」と言ったら、その子は「1、2、3、4、5」と数えて、次のトレイをどんどん洗っていくんですね。先生が電話越しに「どうですか。うちの生徒は仕事をやっていますか」と聞かれたんで、僕は「先生の言ってくれたふうに言ったら数を数えながら、どんどんトレイを洗ってくれていますよ」と言った。
すると先生が僕に言ったのは、「社長、ちょっと考えてもらえませんか」ということだった。「社長はうちの生徒を仕事ができない子だって言いましたよね? でもあなたの伝える言葉、作業指示の伝え方を変えたら働ける子になったじゃないですか。これはどっちの問題なんですかね」と。
その時に、自分たちが働けない子って決めつけてしまったけど、結局自分の伝え方が悪く、伝え方を変えたら働ける子になったという部分があった。
鈴木厚志:これは農業の中で、ちゃんと作業指示が出せるような仕組みを勉強して、自分たちが変わっていかなくちゃいけないと思いました。
福祉の人たちは作業分解や作業指示、人にものを教えるとか伝えることのプロです。だからもっともっと福祉の人たちの知恵を我々が学んで、現場で使えるようになればもっといろんな人たちと組めるようになるんじゃないかということで、農業と福祉の人たちとの連携「農福連携」という言葉が全国に、広まっています。
そういった部分で福祉の力を借りて、農業を変えていけるんだということを、感覚的につかむことができたというのが、本当にガーンと頭を殴られるような出来事でした。
星川:ありがとうございます。
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