2024.10.10
将来は卵1パックの価格が2倍に? 多くの日本人が知らない世界の新潮流、「動物福祉」とは
リンクをコピー
記事をブックマーク
ヨッピー氏(以下、ヨッピー):今回は「それぞれの強み」をテーマにお話をしようかなと思います。順番に振っていくのがいいですかね?
はあちゅう氏(以下、はあちゅう):じゃあ私が。ヨッピーさんの強みって何ですか?
ヨッピー:(笑)。これさっき言ったとおりで、僕がプロ無職を名乗ってるのは、弱者を装うみたいな部分があって、皆さん、同志社大学とか立命館大学とかって、これ世間一般的には高学歴じゃないですか。
で、皆さんは「俺は同志社の学生だから」とか「立命館の学生だぜ!」ってたぶん思ってると思うんですけど、それは僕からしたら完全に間違いでありまして。妬まれるんですよ、皆さんは。同志社の優秀な学生だぞって言ったら。インターネットですぐに炎上ですよ。
「同志社大学の誰々が何かして、わー! ひどいー!」とかって、すごいあるじゃないですか? こんなこと言うとあれですけど、そんなに有名ではない大学の人だったら割とスルーされるのに、同志社とか立命館だと「妬み」が影響しちゃうんですよね。だから皆さんはそのマイナスからスタートしてるということを覚えておいてください。
(会場笑)
ヨッピー:いや、だから僕はプロ無職を名乗りますし、僕のTwitterを普段見ている人がいたらわかるんですけど、ソープランドとかデリバリーヘルスっていう単語めちゃくちゃ使うんですよ。
はあちゅう:本当は「ライター」とか「クリエイター」って言えるのにあえて「プロ無職」ですもんね。ソープランドとか、ヘルスとか……前のほうに留学生っぽい方がいるんですけど、大丈夫ですか?
ヨッピー:大丈夫です、検索してください(笑)。そういうことを言ってると、ヨッピーっていうのはかわいそうなやつだなって思われるじゃないですか。無職だし、しょっちゅう風俗に行くし、42.195キロ背負わされるし、なんてかわいそうなやつだと。たぶんそうなるんですよね。
ちょっと応援してあげたいなって。そういうふうに、弱いほうが逆に強いかなとかは思う。
ヨッピー:僕、インターネットで記事を書き始めたときも、童貞っていうのを前面に押し出したんですよ。
はあちゅう:童貞……? 嘘ですよね?
ヨッピー:いや、本当です。当時、本当に童貞だったんです。
はっちゅう:いくつで卒業したんですか?
ヨッピー:僕が書きだしたの、19歳の時なんで。だから20歳過ぎくらいまで。
(会場笑)
ヨッピー:おれは童貞だ! っていうのを押し出して、童貞がめちゃくちゃ人の悪口を言うんですよ。童貞が言うもんだから、怒るほうもなんか格好悪いじゃないですか。童貞が、童貞のくせに女をめっちゃ語るんですよ。女ってこうなんだよ? って。
はあちゅう:ずるいですよ、だって絶対笑えますもん!
ヨッピー:そうなんですよ。そうすると、当然真正面に来て怒るやついないじゃないですか。「童貞が言ってることだし」ってスルーされるし、ちょっとギャップも生まれるし、そういうブランディングとかは多用してたかなっていう。
はあちゅう:うまいですね。
ヨッピー:うまいんですよ。
(会場笑)
みやけよう氏(以下、みやけ):炎上とかしないんですか?
ヨッピー:僕ね、炎上はたぶん1回もしたことなくて。炎上じゃないけど、1回だけすげえ批判をされたことはあるんです。それは「オリジナルチョコレートを作ろう」っていうテーマがありまして、記事を書いたんですね。その中で材料の板チョコレート買ってくるじゃないですか。で、「合計800円ですけど、万引きしたらタダですよ」って書いたんですよ。
だって、万引きしたらタダじゃないですか(笑)。やっていいかどうかは置いておいてですけど。で、僕は当然やってないですよ? 冗談で書いたんですけど、真に受けた人がそれですごい「万引きは悪いことだろ!」ってすごい言われて。
そりゃわかってますよと(笑)。万引きが悪いのはわかってるけど、面白いかな? って思って書いたのに、それすげえ怒られて。最近、大学生が鼻に醤油入れて、「バカッターだ!」って炎上するじゃないですか。あれの先駆けだったなと思って。
はあちゅう:でも先駆けで言うと私も負けてないんですよ。ヨッピーさんって何歳からネットで書いてましたか?
ヨッピー:19歳だから、15年前ですね。
はあちゅう:じゃあ、ネット歴としてはヨッピーさんのほうが長いですね。
ヨッピー:そうかもしれないですね。
はあちゅう:私は18歳の時にブロガーを始めて、それこそ炎上女王っていうふうにネットで言われたことも、今も言われてるんですけど。炎上のマーケティング本とかにも事例に載ったりして、何回か結構炎上で取り上げられてるんですけど。
私、初めての炎上が「顔出し」なんですよね。2004年のブログを初めて、当時はまだアバターって呼ばれるイラストみたいなやつを載せるのが一般的だったんですけど。
ヨッピー:アメーバピグみたいなね。
はあちゅう:その時に、mixiとかGREEとか、SNSがこれから、発展していくみたいな年だったので、まだまだ一般人が写真を出すっていうことがなくて、写真を出してたら「ブスが顔出して調子のってんじゃねえ!」って大炎上したんですよ(笑)。
ヨッピー:(笑)。
はあちゅう:読者モデルでも、タレントでもない普通の女が自分の顔を出してるっていうことで、普通に「美人だと思ってるんですか?」っていうやつと、「ブスですよね」っていうのと、あとは「ブスじゃなくて普通です」っていうのとか、もうあらゆる方向から……。
あまりにもブスブスって言われるから、自分で「ブスです」っていうことをブログの記事で認めたんですよ。そしたら「あなたみたいな普通の顔の人が、ブスって書くのは、本当のブスに対して失礼だと思う!」って炎上して。
(会場笑)
どこにも味方がないよ、じゃあどうしたらいいんだよ、みたいな状態で。更には別の角度から「あなたみたいな大学生が写真を載せることによって、小学生が自分の顔写真をあげ始めたらどうするんですか? あなたの責任です」っていう感じで、意味がわからないまま大炎上して。
きっかけは本当に自分の顔写真載せてただけなんですけど、ブスっていう単語でものすごくググられることによって、私はGoogleの画像検索でブスで1位になったんですよ。
(会場笑)
はあちゅう:すごい洗礼を受けました。
ヨッピー:はあちゅうさんの、「半径5メートルの野望」って本、是非読んで頂けたら良いんですけど、僕普通に笑いましたもん。ブス、ブス言われすぎてヘコみすぎて、「いや、世の中には私よりもっとブスな人がいるだろう」ってGoogleで「ブス」って調べたら、自分の顔が1番上に出てきた。
(会場笑)
はあちゅう:ブスでトップに出てきてしまった……(笑)。そのほかにもいろいろ、例えばキャバクラに体験入店に行って炎上したりとか、あとは男の人にデートの時にはおごってもらいたいみたいなことを書いて炎上したりとか、その炎上の歴史は数知れずなんですけど、何の話でしたっけ?
ヨッピー:強みの話。
はあちゅう:忘れてました。
みやけ:すごい炎上トークで盛り上がってましたね。
はあちゅう:炎上したことないの?
みやけ:私の場合は、炎上じゃないかも知れないですが、ある流行ったブログで「会社は学校じゃねえんだよ」って分かりますか?
はあちゅう:サイバーエージェントの人が書いた記事ですね。
みやけ:あれを見た時に私はインドにいて、あれをパロディにして「インドは日本じゃねえんだよ」という記事を書いたんです。そのタイミングが流行り始めた最初の段階だったのもあって地味にバズって、何かアメリカにいる人にまで届いたっていう。
ヨッピー:へえ、すごい。
みやけ:ただそういう炎上とかではなくて、全然健全な数値しか出さないので、最近はすごく炎上が羨ましいなと思って……。
はあちゅう:アクセス数がアップしたっていうことね?
みやけ:そうです。そうそう。炎上って、受けるときどういう感じがするんですか? また話戻しちゃいますが。
ヨッピー:炎上か。なんですかね? 僕、電車の中でiPadでエロ本を読んでる写真を撮ったんですよ。そうすると、向こうから見るとiPad見てるだけなのに、別の角度から見るとガラスにエロ本が写り込んでるんですよ。
そこをアップにすると、エロ本が写ってるのバレるんですよ。バレるから気を付けようっていうのを記事にして作ったつもりだったのが「日本のサラリーマンが電車内でエロ本読んでる」っていって、世界中に発信されたんです。
(会場笑)
ヨッピー:世界中ですよ。
はあちゅう:大誤算でしたか?(笑)
みやけ:日本のサラリーマン代表になっちゃった。
はあちゅう:しかも日本の変態代表みたいな。
ヨッピー:代表みたいになって、ばーっと出たんですけど。その時はちょっと恐かったですけど。
はあちゅう:何か言われました?
ヨッピー:外国人からなんで何を言われているかわからないんですけど、「がんばれ」みたいな。インターネットとか、そういう意味ではどう広まっていくかわかんないですからね。
みやけ:意図せず炎上するというか、広がっちゃうみたいな感じですよね。
ヨッピー:そうですね。まあ炎上しないほうが良いですよ。
みやけ:炎上するとやっぱり、成長すると聞くのですが。
はあちゅう:いや、別に成長はしないから。
(会場笑)
はあちゅう:だいたい成長しない。ただし、打たれ強くなる。こんなに知らない人から、何の理由もなく怒られること。まあ、理由はそれなりにあったりもしますけど。普段なかなか怒られないから。怒られるっていうか、知らない人からけなされることってないので。経験したら強くはなります。
激しい運動をしたら、そのあと筋肉が回復して強くなるじゃん。あれと同じで、1回傷付かないと人はそれ以上にならないんじゃないかっていう……、炎上に関しては。
ヨッピー:悟空が仙豆食べてパワーアップするっていう。
はあちゅう:私は炎上筋がすごい発達してる。すごい。
ヨッピー:(笑)。
はあちゅう:強みの話ですけど、私はずっとブログを書いてて、それが結構強みなんですよね。私はもともとバスケ部なんですけど、ピボットが上手かったんです(笑)。今でもネットでよくピボットしてます。軸足は常にネットとブログにあるんですけど、片足だけで新しいものにチャレンジしてみます。
あ、ピボットって……わかりますか? 軸足は動かさないで、足をいろんなところに動かすんですけど。最初書籍化されたブログっていうのは、「クリスマスまでに彼氏を作るブログ」っていうので、いろんな変顔とかして、電車男みたいなことをやったんですね。
それで、ブログで話題になった女子大生、っていって「ブロガー界」っていう小さな世界でですけど、ちやほやしてもらえて、その後ブログっていうのがどんどんブームになっていったんで、そこで企業のブログの活動のお手伝いをさせていただいたりとか、いろいろしてて。
大学時代は結構ブログに関わってたんで、せっかくだからブログで大学生活のフィナーレを飾りたいなって思って、当時行きたかった世界一周とブログっていうのをくっつけて、タダで世界一周する企画っていうのをブログを使ってやりました。
大学卒業して会社に入ってからもずっとブログをやってたら、ブロガーのおもしろいのがいるらしいよって会社でもネット関係の業務を担当させていただいて。
今はYouTubeだったりとか、いろんな他のメディアにも手を出しているんですけど、結局いろんな活動の中心にはブログとかネットがあるので。ブログっていうか、ネットが、軸足になってるんです。
でもその中でいろいろ見せ方を変えたり、組む人を変えたりしてます。そして継続しているっていうのは強みなのかもしれないなあと思いますね。
ヨッピー:そうですね。みやけさんは?
みやけ:今のはあちゅうさんの話からも、そのときはブログを中心にやってらっしゃったのが、やっぱり今のようにSNSとかいろんな発信ツールができたときに、そこに意欲を持とうと意識していたのが強いなと思っていて。
その意識×大学生というところもあるので、大学生で発信したりライターと名乗っているだけでも、お仕事としてされている方とは違うと思いますが、でも「大学生でもこういう仕事を任されるんだ」っていう仕事を、ちゃんと頂けることが多くて。
「インタビュアーでこの仕事をやってくれないか?」と直接言われたりとか、会社さんのコーポレートサイトでの社員インタビューを個人的にお願いされることとかも、自分自身がある程度の経験を持って、ライターを謳っていたからこそかと思うんです。
それでなおかつ、SNSとかいろんなもので発信するツールを持っていたから、それはきっと強みで。だからインドにも、抽選で選ばれて行けたんだろうなと思いますね。
はあちゅう:ちゃんと実績は誰かの見えるところに置いていかないと、次の仕事には繋がらないと思うので、そういうふうに大学のうちからやってる人は社会人になってもその強みを生かせると思う。
みやけ:仕事を引っ張ってこれるタイプというのはそういう方なのかなと、日頃お話聞いても思いますね。そこはちゃんと意識して動けたのが、大学生活だったのかなあと。
ヨッピー:大学生って強みだと思ってるんですよね。みやけさんがどうこうっていうわけじゃないですけど、大学生ってやっぱり良いポジションですよね。本当に。
はあちゅう:そうですよね。最強のパスポートみたいなもんですからね。どこに行くにも。
ヨッピー:おっさんとかは、やっぱ大学生とか集めるの好きじゃないですか。おっさんはすぐ大学生を集めようとするんで、そういうところに出る機会は多分、気合さえあればごろごろ転がってるでしょうし。
女子大生の……暇な女子大生っていうブロガーの人がいて、女子大生っていうのフルに使ってるんですけど、全然女子大生じゃないですからね。
はあちゅう:そうですね(笑)。元女子大生ですもんね(笑)。
ヨッピー:もうとっくに卒業してるやつも、まだ女子大生っていう肩書きを使いたがるぐらいに、大学生っていうのは強いと思います。
2024.11.13
週3日働いて年収2,000万稼ぐ元印刷屋のおじさん 好きなことだけして楽に稼ぐ3つのパターン
2024.11.11
自分の「本質的な才能」が見つかる一番簡単な質問 他者から「すごい」と思われても意外と気づかないのが才能
2024.11.13
“退職者が出た時の会社の対応”を従業員は見ている 離職防止策の前に見つめ直したい、部下との向き合い方
2024.11.12
自分の人生にプラスに働く「イライラ」は才能 自分の強みや才能につながる“良いイライラ”を見分けるポイント
2023.03.21
民間宇宙開発で高まる「飛行機とロケットの衝突」の危機...どうやって回避する?
2024.11.11
気づいたら借金、倒産して身ぐるみを剥がされる経営者 起業に「立派な動機」を求められる恐ろしさ
2024.11.11
「退職代行」を使われた管理職の本音と葛藤 メディアで話題、利用者が右肩上がり…企業が置かれている現状とは
2024.11.18
20名の会社でGoogleの採用を真似するのはもったいない 人手不足の時代における「脱能力主義」のヒント
2024.11.12
先週まで元気だったのに、突然辞める「びっくり退職」 退職代行サービスの影響も?上司と部下の“すれ違い”が起きる原因
2024.11.14
よってたかってハイリスクのビジネスモデルに仕立て上げるステークホルダー 「社会的理由」が求められる時代の起業戦略