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THE GRID:豊間根青地氏インタビュー(全2記事)

「日本人は資料作りに困りすぎ」 豊間根青地氏が語る、AI時代も変わらない資料作成の本質 [1/2]

【3行要約】
・株式会社うねり代表取締役の豊間根青地氏が、これまでのキャリアの歩みを振り返ります。
・「資料作成はスキルの総合格闘技だ」と語る豊間根氏が、その本質と重要性を明かします。
・現場の課題に寄り添い、アウトプットの変化を組織に定着させる独自の「伴走アプローチ」を解説します。

インタビュー動画はWebメディア「Re|vent」にて配信中。ぜひご覧ください。

累計300社以上の人材育成や組織開発をサポート

——まずは自己紹介をお願いします。

豊間根青地氏(以下、豊間根):豊間根青地と申します。もともとは2017年にサントリーホールディングスに入社をして、サプリメントの通信販売などのマーケティングの仕事をしていました。

今で言うX(旧Twitter)にMicrosoftのPowerPointで作ったコンテンツを趣味としていろいろと上げていたら、反響をたくさんいただくようになり、本を出したり、「NewsPicks」や「PIVOT」といったメディアに出していただいたりしました。

そのうちに、「日本人は資料作成に困りすぎだな。これはなんとかしたほうがいいな」と思うようになりました。それでサントリーを辞めて、当時「シリョサク」という社名の会社を作り、今で5期目になります。

この後、少しお話しできればと思うんですけど、2025年の秋に、「うねり」という社名に変更しました。もともとは、その名のとおり資料作成からスタートした会社なんです。けれども今は、資料作成はもちろん、リーダーシップ開発や組織のナレッジマネジメント、インナーブランディングにも手を伸ばしながら、資料(作成)という強みを活かしたサービス展開を模索しています。

——コンサルティングや研修との違いは?

豊間根:もちろん最近はコンサルティング会社と(一口に)言っても、いろいろあります。マッキンゼーやBCG(ボストン・コンサルティング・グループ)のような、いわゆる「ザ・戦略コンサルタント」みたいなところではない会社も多いです。

けれども、やはりコンサルティング会社って基本的には戦略を与えて、「後の実行はやってね」というスタイルだったりします。あるいは完全に巻き取ってしまって、「PMが行うような難しい業務や、抽象度の高いタスクを社員の代わりにやりますよ」というかたちでやってくれたり、方針を示してくれたりはします。けれども、「いなくなったら何もできないよね」というスタイルだったりします。

研修会社は研修会社で、「抽象的なスキルやマインドを開発しました」と言ってくれるんだけど、「これは結局、何ができるようになったのか?」がよくわからない。こういうことがよく起こりがちです。

そんな中で、我々って、ゴールとなるアウトプットの明確な変化にたどり着くまでの道筋を、フローとして組織にインストールするというやり方をしています。それで「コンサルとも研修とも違う、独自のアプローチだよね」とお客さまによく言っていただけることが多いので、そういった表現をしていますね。

——どのような企業を支援していますか?

豊間根:うちのお客さまの業界や職種は、本当に良くも悪くも多岐にわたっています。多いのは製造業や金融ですね。いわゆるメーカーは比較的、人材育成や組織の領域に投資をする体力のあるお客さまがやはり多いです。今まで300社以上にご支援をしてきたんですけれども、6割、7割ぐらいがだいたい従業員1,000名以上の、いわゆるエンタープライズとされるお客さまだったりします。

課題としては、「企画力や思考力の底上げをしたい」「次世代のリーダーを育てたい」「組織全体として取り組んでいる営業スタイルの改革」「AIを使った業務改善」「リーダーを立てて、組織全体の仕事の進め方を丸ごと変えていく」。こういったプロジェクトの伴走をさせていただくことがけっこう多くなっていますね。

Xの投稿が話題を呼び、独立のきっかけに

——コンテンツ発信を始めたきっかけは?

豊間根:学生のころから比較的お勉強はできたんですけど、クラスを盛り上げたい学級委員タイプというか、目立ちたがり屋だったんですよね。

なので就活の時も、最初は「おもろいものが作りたい」と思ってテレビ局に行きたくて、六本木(テレビ朝日)と汐留(日本テレビ)を受けましたが、あえなく撃沈しました。

もうちょっと視野を広げようと思った時に、「やってみなはれ」と「水と生きる」という言葉に惹かれて、(サントリーを受けました)。実はメーカーではサントリーしか受けていなかったんですけれども、サントリーから内定をいただいて、「よっしゃ、行ってみよう」ということで入社しました。

ここで若干話が飛んでしまうんですが、(その後、)「とにかくウケたい。コンテンツを出して多くの人に広がってほしい。喜んでいる顔を見たい」という欲求が爆発して、Xへの投稿がライフワークになっていったんです。

最初はテキストで投稿していたんですけど、「文字より画像のほうがウケやすいんじゃないか?」とだんだん思い始めました。本当はAdobeの「Illustrator」がよかったんだけど、「パワポならタダじゃん」ということで、PowerPointで作った画像を上げ始めたんですよね。

最初は般若心経をカラオケ(の画面風)にしたりしました。みなさんも1度は般若心経をカラオケにしたいなと思ったことがあると思います。(スライドを示して)これはパワポで作っているんですが、「ギャーテー、ギャーテー、ハーラーギャーテー」(の部分が)デュエットになっています。

あとは、目が悪い人にだけ伝わる風景画や「暇じゃないのになぜか暇な時間がある」(ことを図解するスライド)など、しょうもないものをパワポで作っていたら、すごくいろんな方に見ていただくようになりました。特にコロナの時期は自分自身もすごく暇で、世の中の人がスマホをめちゃくちゃ見ていたので、バズりやすかったんですよね。

もともとは画像を作るツールとしてパワポを使っていたんですけど、「これをパワポで作っているの?」と、みんなけっこう驚いていたんです。その反響に気づき始めて、「これはパワポ芸人としてキャラ付けしたらいいんじゃね?」ということでパワポ芸人と名乗るようになりました。

ノウハウなどの発信にも力を入れるようになっていったら、多くの方にフォローしていただいて、いろんなメディアにも呼んでいただくようになったという流れでございます。

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