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強みがなくても大丈夫!99%の人が気づいていない成功の盲点を上場企業創業社長が解説(全2記事)

“自分の強みを活かそう”というキャリア論の誤解 上場企業社長が語る、どこでも重宝される人の条件 [2/2]

「この人がいると必ず仕事が回る」という人材の価値

木下:「やるべきこと」「やりたいこと」「やれること」があります。これはいろんなところで言っていますけども、やるべきことをきっちりやっていかないといけないんだけども、みんなが得意分野をやろうとすると「やりたいこと」と「やること」しかやらなくなってくる。

「やりたいこと」でも「やれること」でもない「やるべきこと」は絶対に浮いちゃうんですね。で、ここをやる人が「この人がいると必ず仕事が回る」というかたちになります。

得意なことに特化している人って、それを得意な人はたくさんいるんですね。なので、よっぽどでなければ突き抜けられないんですよ。でも、さっき言ったように、残った5種類をやっている人ってライバルがいないんですよね。そこそこやるだけで、そこそこトップクラスになる。完全に勝ちパターンなんですね。

また、構造的にあるのが、ほとんどの人が「強みを活かしたい」というのは、結局は「得意なことだけやって楽しくやっていきたい」わけですよ。大半の人がそうなんですね。それによって浮いてしまった仕事をやる人がいなくて、この人はすごく重宝されます。

得意なことをやっている人たち同士が戦っていきながら、その中でトップクラスの人もごく一部出てきます。でも、大半の人は結局はトップクラスになれません。

でも、ほかの人がやらないこと、得意じゃない部分をやっている人は引っ張りだこ状態なんですよ。結局はこの人がいないと仕事が回らないからなんですね。引っ張りだこになるから「誰と組むのがいいかな」と思った時に、結局は強みを活かしている人の中でもトップクラスの人を選びます。

強みを持つトップ層と仕事ができるようになる

木下:誰が一番成功するかというと、例えば強みを活かして磨き倒している職業って、タレントさんとかミュージシャンとか芸能界の人ですよね。完全に自分の強みを活かして進んでいます。

例えばコンサートをします。コンサートをするための会場を押さえたりとか、チケットを刷ったりとか、そういう手配をご自身でやるのは苦手な方が多いです。そういうことを代わりにやってくれて、きちっとできる仕組みにしていきます。そういうことをしている人は周りから引っ張りだこになっていきます。

なのでタレント事務所の社長さん、例えば旧ジャニーズ事務所、STARTO ENTERTAINMENTですね。そこのジャニー(喜多川)さんだったりとか社長さんたちは歌って踊れますか? ぜんぜんそうじゃないですよね。

でも、歌って踊るのが得意な人たちのバックを全部やってあげることによって、結果的に問題はありましたけども成功しましたよね。

そういうふうになってくると、自分自身が強みを活かしていく人と、強みを活かす人をカバーする人は周りから引っ張りだこになっている。だから強みがトップの人だけとやっていけるんですね。

ということは、強みを活かす方向にいく人はトップにならない限り成功することが難しいんですよ。そんなに確率が低いことをやりますかという話なんですね。

私自身は、ある段階からそのあたりに気づいていって、苦手な部分の管理とかを、1人でやっていたので仕方がなしに克服し始めて、「とりあえず最低限は一人前にできるようになろう」みたいなレベル感を目指しました。

弱みを埋めると仕事は一人で回せるようになる

木下:ところが、どうもその苦手部分を克服してからどんどん成果が上がるようになってきたんですね。要は強みだけじゃなくて弱みの部分も、一応カバーしてやるようにしたら、浮く部分がないのでどんどん成果が出るようになっていきました。

それをしばらくやっていて気づいたのが「あれ? 世の中って苦手な部分をやっている人が、あまりいないんだな」と、わかってきたんですね。

多くの人は「強みを伸ばせ」という甘い言葉に騙されていることに気づいておらず、強みを伸ばして弱みに目をつぶっている時点で、1人で仕事を完成させられない人になっているんですよ。仕事の全体像が見えていないみたいな。

私のように強みがそんなに強くなくても弱みを克服すると、一通り自分でできる人間になっていきますので、この状態ってもう完全に無双状態なんですね。途中から「弱みを克服していたら、強みなんてなくてもぜんぜんいいんじゃないかな」って思ってきたんですね。

――そこまでですか?

木下:もう、ぜんぜん。最初は強みを活かすために弱みを隠そうと思ったんだけど、「弱みを隠してるだけで、ぜんぜん普通にいけるな」みたいな感じになりました。

一応、僕の経験値でいくと、どこまでいけるかっていったら、強みがなくても年商100億円ぐらいまではいけるんじゃないかなと思っています。

――それは木下社長のベースの能力値が高すぎるからではないんですか?

木下:もしかしたらちょっとあるかもしれないんですけども、僕の感覚としては僕自身、強みでどうこうっていう感じではなくて。

例えば「社長って何をやっているんですか?」ってよく聞かれるんですよ。「今いるメンバーにできないことをやっています」って言うんですね。だから「社長として、僕はこの強みでやっている」って感じじゃなくて、会社としてやるべきことがある時に、各メンバーがいます。基本的には「強みを活かそうとするな」と教育はしていますけども、放っておくとみんな強みだけで勝負していこうとします。

「やるべきこと」から逆算すると、自分の役割が見えてくる

木下:そうなってくると、さっき言った(仕事の種類)20のうちの5が浮いてくるんですね。で、ここをやるんですね。なのでうちの会社は、「これができるメンバーが出てきたら、僕はそこをやらなくなる」みたいな感じなので、常にやっていることがけっこう変わるんですね。

ここ最近でいくとWebマーケティングを中心にやっていましたけども、以前だったらシステムの責任者とかもやっていましたし、カスタマーの責任者をやっていた時期もあります。

その時のメンバーで、みんなが強みを活かそうとして、誰も強みにしていないところをカバーしている感じ。

――そうなると、自分のスキルとか経験値よりも、常に新しいことをし続けないといけないという印象を受けたんですけども。

木下:新しいことというよりは、一応、僕は自分でやっているので最初から自分でできるわけですよ(笑)。会社が大きくなってくると業務量が増えてくるので、「このあたりはみんなできるんだな」と思ったら「みんなができないここをやっておこうかな」みたいな感じ。

自分の弱みを見つける必要はない

――最初、私は「強みの見つけ方が知りたい」って質問をさせてもらったんですけど、強みってなかなか自分じゃ気づかないのと同様に、弱みも意外と気づかないことがあるかなって思います。どうやって自分の弱みを見つけたらいいですか?

木下:弱みを見つけるんじゃなくて、基本的にはやるべきことベースで考えるんですよ。たぶん、みなさんは自分を基準に考えるんです。自分は何が強みとか、何がやりたい、やれるか。そうではなくて、まずは「仕事としてやるべきこと」をベースに考えます。

ほかの人でできそうなところはほかの人にやってもらって、そうじゃないところをやります。自分が得意か得意じゃないかは関係なくて、それを自分の強みにする必要もないんですよ。

だいたいみんながやりたがらないことって共通しているので、それが普通にできるだけで……もしかしたら「みんながやりたがらないことができる」のが強みかもしれないですけども(笑)。やりたがらないところを普通にできるだけで、めちゃくちゃ重宝されるんですね。

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