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【Re-Communication Challenge】学ぶ楽しさで地域とキャリアを変える(全5記事)

アイデアは“仕事と結びつけて”書き出すと忘れない ふとした発想をビジネスに活かすアウトプットのコツ [1/2]

【3行要約】
・話し方トレーニングサービス「kaeka(カエカ)」を提供する株式会社カエカは、同社代表取締役の千葉佳織氏と、兵庫県芦屋市長の髙島崚輔氏によるトークイベントを開催しました。
・髙島氏は留学時に言語の壁に苦戦し、千葉佳織氏は受験の失敗やテレビ局30社に落選した挫折を経験した経験を率直に語りました。
・両氏は「失敗をネタに変換する思考法」や「日常の疑問を深掘りする習慣」を持つことで、学びを日常に取り入れる具体的方法を提案しています。

前回の記事はこちら

学びとキャリアについて参加者とトーク

司会者:この後もまだお二人のターンは続きます。質疑応答のお時間です。

千葉佳織氏(以下、千葉):はい! お願いします。

司会者:今、実地にいらっしゃるみなさま、そしてオンラインのみなさまも、チャットをいただければ私のほうで拝見します。実地のみなさまに関しては手を挙げていただき、ぜひその場でご質問いただければと思っています。

今回の話を通じて、もう本当にざっくばらんなご質問で大丈夫です。なければどんどん私から質問をしていきますので(笑)。ぜひみなさんの質問もお待ちしています。

(会場挙手)

髙島崚輔氏(以下、髙島):お!

千葉:ありがとうございます。

司会者:ありがとうございます。ぜひ(手は)そのまま。はい、大丈夫ですよ。

失敗や挫折した時はどうしたのか

質問者1:今日は本当にすてきなお話をありがとうございました。

千葉:ありがとうございます。

質問者1:本当に現実味を感じないというか、僕の想像を超えるような世界の話ですごいなと思いながら聞かせてもらいました。

質問なんですけれども、話を聞いていると、僕の人生の想像の中では(お二人の人生は)すごく順調に進んでいるように聞こえてしまって。いわゆる失敗とか挫折という言葉があるじゃないですか。軌道修正しないといけないな、という言葉のほうが合っているかもしれないですけど。そう感じる場面があったのかということと、どういう場面でそう感じたかを教えていただけたらなと思います。

司会者:あ、いいですね。それぞれの失敗や挫折、その時の軌道修正の仕方ですね。ぜひお二人に聞かせていただけると。

髙島:いいですか。

千葉:お願いします。

アメリカ留学時に感じたコミュニケーションの壁

髙島:私はアメリカに行った時が人生で一番大変でした。やっぱり言語が通じないってこんなに大変なのかと思って。特に、1年目にけっこう体調を崩して3週間ぐらい学校に行けなかった時があったんです。(そんな時は)病院に行きますよね? 朝起きて熱を測ったらまず(体温計に)103度って出ているんですよ。

千葉:103度。

髙島:華氏103度。39度何分かな、5分とかだと思うんですけど。「103度!?」みたいな、まず思うじゃないですか。なんとか病院に行ったら、自分の病状を英語で説明しなきゃいけないんですよ。ぜんぜん説明できなくて。「え、でも大丈夫そうやん」みたいな感じになっちゃって、「大丈夫だよ、もう寝たら治るよ。帰り」とか言われて、帰って。

でも本当に熱が出てもうどうしようもないと。また(病院に)行って、みたいなことをけっこう繰り返して。最後に、「もう日本に帰ります」と言ったら薬を出してくれたんですけど(笑)。

千葉:へぇ……。

「なんとかなるな」と思えるようになった

髙島:自分の思いを伝えることがすごく難しくて、めちゃくちゃきついなと。あと、授業もぜんぜんわからなかったみたいなこともあるんですけど、雑談が難しい。

私はハーバード大学のチームでラグビーをやっていたんです。みんな興奮していると、もうわけわからない英語でしゃべってくる。ぜんぜん通じない。ラグビーをやってた方は、いらっしゃいますかね? (私は)スクラムハーフという、最初にパスを出すポジションだったので、こっちも作戦を言わなきゃいけないし、わからないとどうしようもないというポジションだったけど、英語がぜんぜんわからない。だから最初は本当に大変でした。

今、いろんな大変なことがあっても「なんとかなるな」と思っているのは、少なくとも全部、日本語なので。

司会者:(笑)。

髙島:だから、日本語なので自分の思っていることを100パーセント伝えることはできると思えているのはすごく大きいなと思いますね。

千葉:(笑)。

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