【3行要約】
・話し方トレーニングサービス「kaeka(カエカ)」を提供する株式会社カエカは、同社代表取締役の千葉佳織氏と、兵庫県芦屋市長の髙島崚輔氏によるトークイベントを開催しました。
・同イベントでは「一生ものの学ぶ楽しさ」をテーマに、両者が経験した学びや、これまでのキャリアについて語り合います。
・ハーバード大卒から20代で市長となった髙島崚輔氏の背景には 「学ぶことへの純粋な好奇心」がありました。
学び続ける意味や楽しさをめぐる対談
司会者:ゲストにご登場いただきましょう。髙島崚輔さんと、千葉佳織さんのご入場です。まずはそれぞれ自己紹介をしていただきたいです。髙島さんからよろしいですか。
髙島崚輔氏(以下、髙島):はい。芦屋市長の髙島です。よろしくお願いします。
司会者:お願いします。簡単な自己紹介を含めてよろしいですか。
(会場笑)
髙島:自己紹介!?
司会者:みなさん、もう知っていただいてるとは思うんですけど。
髙島:2年前に市長になり、今28歳です。兵庫の方(はいますか)?
(会場挙手)
司会者:けっこういらっしゃっています。
髙島:芦屋の方はいますか? (手が挙がらず)あぁ!
司会者:(笑)。
髙島:未来の芦屋市民の方はけっこういらっしゃいますかね?
私たちは今、教育を一丁目一番地ということで、とにかく教育を大事にしようとまちづくりを進めています。特に学校教育。小学校、中学校、あと幼稚園、保育所、こども園もあるんですけども。子どもの可能性をどう拓くかを一番に考えて、仕事をしています。よろしくお願いします。
司会者:お願いします!
(会場拍手)
話し方トレーニングサービス「kaeka」を提供
司会者:では続いて千葉さん、よろしくお願いします。
千葉佳織氏(以下、千葉):カエカの代表の千葉佳織と言います。私たちはAI診断とトレーナーの指導を掛け合わせた話し方トレーニングというサービスをやっているんですけれども、対象の方は主に社会人が多いです。

経営者の方や管理職の方をイメージされる方も多いと思うんですけど、人事の方、営業職の方、医療従事者の方、士業の方、学校の先生という感じで、本当にいろんな職種の方が「kaeka」に学ぶ機会を求めていただいています。今日は、学びをいかに有意義にするかという話もできたらなと思っています。よろしくお願いします。
司会者:よろしくお願いします。
(会場拍手)
髙島氏は“生粋の学び大好き人間”
髙島:すみません、一番大事な自己紹介を忘れていました。2年前、ここ(kaeka大阪校)にいましてですね。
千葉:そうなんですよね。
髙島:けっこう一緒にやりましたよね?
千葉:はい。ちょうど本当に市長選に出ると決めて、その後いろんな準備をされる中で、ということでしたからね。
髙島:だから2年前の冬? 1月とか2月とか、それぐらいにいろいろとお世話になりました。
千葉:そうなんです。なのでこのイベントが始まったきっかけも、みなさん「どうしてだろう?」と思われた方もいるかなと、(司会者の)森本さんと話していたんですよ。
髙島:私は今まで、大学の授業とかで、例えば「プレゼンをして」と言われることはあったので、スライド付きでしゃべるのはしょっちゅうやっていたんですよ。でも演説はマイク1本じゃないですか。マイク1本で聞いている方みなさんに同じ風景を届ける必要があるんです。これは、めちゃめちゃムズいなと。
「誰か相談に乗ってくれる人はおらんかなぁ」と思った時に、「佳織さんちゃう!?」と思って連絡したということなんです。
司会者:へぇ~。
千葉:私がトレーニングを通してすごく印象的だったのは、髙島さんは(自分が)できていないという様子を見ると、「ああ、楽しい!」とよく言っていました。
司会者:へぇ~。
髙島:あ、本当ですか。
千葉:本当に生粋の学び大好きな人間なんだなと思いましたけども。
髙島:そうですか。確かにそうですね。(自分に)伸びしろがあるってうれしいと思いましたね。
母親が1日50冊の絵本を読み聞かせ
司会者:髙島さんはこれまでどんなことを学んできているのですか?
髙島:私は2023年5月から市長なんですけど、2022年5月まで大学にいたので、そういう意味ではいわゆる学生として勉強するというのはやっていましたね。
司会者:なるほど。いや、事前に髙島さんの記事を拝見した時に、2歳ぐらいからお母さんが1日50冊ぐらいの絵本を読み聞かせていたみたいな。
千葉:すごい。
髙島:それは、2歳より前ですね。
司会者:それは、どういうことなんですか。
髙島:母から後々聞くと、母も眠くなるじゃないですか。寝落ちしている母を(僕が)起こしていたみたいです。
千葉・司会者:えぇ~。
髙島:「50冊、(読み)終わっていない」と。よう付き合ってくれたなと思いますね。
千葉:すごい。じゃあ、その好奇心は2歳ぐらいからあったということですか。
髙島:もっと小さい時からあったんじゃないですかね。弟が3つ下なんですけど、弟が生まれたら逆に(母の)代わりに(僕が絵本を)読んであげていたので。だからそういう意味では、兄弟で、みたいな感じでやっていたんだと思います。