PR2025.11.27
数理最適化のエキスパートが断言「AIブームで見落とされがちな重要技術」 1,300社が導入した「演繹的AI」が意思決定を変える
(2025年再掲版)『大野誠一の100年ライフの歩き方』第11回 第2の人生を再設計する!幸せなライフキャリア(=福業)のつくり方(全1記事)
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大野誠一氏(以下、大野):千葉さん、「こんなワークシートで、プライベートの部分の自己分析を進めていくんだよ」というのを、詳しくご紹介いただけるとうれしいです。
千葉智之氏(以下、千葉):実際は3時間半ぐらいの研修の中で、わりとじっくり時間をかけてやるさっきの3ステップを、今日はダイジェストで見せたいと思います。初めにステップ1で本業の分析をします。ぜひ自分の仕事をイメージしながら棚卸しをしていただきたいと思います。

実はここが一番大事で、この後パーソナルビジネスとかいっても、結局本業の「創造レベル」の仕事が一番のベースになります。今までで何が蓄積されているか、棚卸しをするのがすごく大事になってきます。
日本人は「自分なんて大したことしていないよ」という自己肯定感が低い人が多いみたいな話がありますけど、ちゃんと対話をすると、実は創造レベルの種がいっぱいあるとわかったりします。
「具体的にどういうふうにやるの?」という話なんですが、研修の中ではビジネス知識、ビジネススキル、それからビジネスマインドの3つの切り口で具体的に書いていきます。知識というのは、知っているかどうかです。ビジネススキルというのは、知っているだけじゃなくて、実際にできるかどうか。そして最後はマインドです。

例えば僕は1社目は建設会社で、2社目がリクルートでメディア企業なので、知識としては建設業界や美容業界、マネジメントの知識があります。一方で、できることでいくと、マネジメントスキルとか、こういうかたちでしゃべったりすることも多いので、プレゼンテーションのスキル。

あと、いろんな業種に知り合いがいっぱいいてイベントをしたりするので、ネットワーキングスキルみたいなところが具体的なスキルです。
マインドとしては、プラス思考で、セルフスターター、自らモチベートできたり、創造思考でいろいろ作り出すのが好き。みなさんもこの3つの軸で切った時に、今までの20年とか30年のビジネスの経験の棚卸しを、1回じっくり時間をかけてやってみてほしいと思います。 千葉:先ほど言ったように、自分では「当たり前のことだね」と思うことも、他の業種の人たちとシェアとかすると、「これってすごいよね」となります。 僕で言うと、「建設業界と美容業界の知識を両方持っている人って、ほぼ皆無じゃないか」というのがみんなと共有して初めてわかります。次に、先ほどの左上の部分です。創造レベルの仕事のブロックなんですけど、ここではビジネス創造資産をチェックします。 僕らはこれを「プラス40チェック」と呼んでいるんですけど、「課題発見力」「ビジネス構想力」「チーム実行力」という3つと、「ヴィジョンメイク」「心構え」という5つの項目に、それぞれ8つずつの項目を網羅しているものです。 ビジネス創造資産というのは、自分がある仕事を一気通貫で完結させられる力です。要は小さいながらも、もし自分で商いをやるとした時に、「こういう能力があると1人で完結できるよね」と考えて、網羅したのがこの表です。 「自分はこれはできるかも」とセルフチェックで丸を付けていく。見てわかるように、僕のシートは丸があんまり付いていないところと、けっこう付いているところがありますよね。いわゆる自分の得意・不得意といった特徴がわかるワークになっています。 これをやる意味は、自分の得意・不得意がわかるので、今後のキャリア資産を貯める時に、「自分はチーム実行力が少ない。今後会社の中で、ここに丸が付くような仕事や物ってどんなものがあるだろうか?」と考えられる。 目の前の仕事のモチベーションが下がっている人も、「これを見つけるんだ」と見方を変えると、モチベーションの湧き方もぜんぜん変わっています。このビジネス創造資産のチェックは、全部丸が付くようなスーパーマンはいないので、ここで特徴を知って、丸を付けられるように行動したり、得意な人と組むことも考えていけます。 千葉:実際はこの後、今の2つを組み合わせて、自分のビジネス創造資産の棚卸しをぎゅっとしていきます。今日はやりませんが、こんなかたちでこれまでのビジネスの資産を棚卸ししていくのがステップ1になります。 今日はみなさんにぜひ疑似体験をしていただきたいと思います。右側のプライベート分析の部分です。キャリアの研修って、基本的に左のビジネス領域までの場合が多いので、今日はこのプライベート分析をやりたいと思います。 右下の「学び・趣味」の棚卸しをやります。これは大きく2つに分かれていて、まず左側が本業に関わる学びの自己投資ですね。要は直接仕事に必要ではないんだけど、英会話とかプログラミング、今後仕事に役立ちそうだから自主的にやっている学びが左側です。 右側は、仕事とはまったく関係ない、好きでやっている趣味ですね。なんだかんだ言ってずっとやっていることや、自分が好きでやっているものが入っていきます。これは僕の場合なんですけど、左側の本業に関わる学びの部分は、英会話やビジネススクールに行ってみたり、建設会社にいた時に宅建を取ってみたり。あと、読書が好きなので、いろんな本を読んで自己投資をしてみたり。 右側は、学生時代からサッカーやフットサルが好きでずっとやっていたり、トライアスロンをやってみたり、ジョギングは毎朝走るぐらい大好きです。あと、イベントを主催していろんな異業種交流会をやっています。 本は読むだけじゃなくて出すのが夢だったので、プライベートで本を出させてもらったり。子どもが小さい時は、3年間幼稚園のお弁当を作ったりしていた話もここに入ってきます。 みなさんもいろんなことがあると思うんですけど、もっと広げてもらっていいです。例えば子育てや介護も、ここ(右側)に入ってくると思いますし、先ほど原尻さんの言った「歩くのが好き」みたいなレベル感のものでもぜんぜん良いので、ここに思いついたものをとにかく挙げていく。自分の得意・不得意がわかるワーク


仕事に関係ない学びや趣味も大事な要素




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